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私には、好きな人がいます。

名前は知りません。でも、彼はお友達と思われる子から『███』と呼ばれていました。

███君に助けてもらったあの日からずっと、私は叶うはずもない恋をしているのです。








某日、⬛︎時⬛︎分WISE仮本部にて。

「こんにちは、あるいはこんばんはエージェント〈黎明〉」

私は今日、鋼鉄の淑女こと、管理官に呼び出されてWISE仮本部に来ていた。

「管理官、今回はどのような用件で?」

質素なソファに腰掛け、足を組んでいる管理官に問う。

「“ガーデン”」

管理官は一言、ガーデンと呟いた。

意味がわからず眉を顰める。

「ガーデン?庭園がどうしたんですか?」

そう聞くと、管理官は知らないのか、と驚いたように目を見開いた。

「ガーデン…東国の暗殺組織ですよね。」

不意に、後ろから声が降ってきた。

振り向くと、そこには涼しい顔をした超一流スパイの黄昏さんがいた。

「こんにちは、あるいはこんばんはエージェント〈黄昏〉」

いつもの決まり文句を口にすると、管理官は私に向き直った。

「エージェント黄昏の言う通り、ガーデンとは東国の暗殺組織だ。」

管理官の言葉に耳を傾けながら自販機で買ったペットボトルを取り出す。

中身の匂いを嗅ぎ、口に含んでみる。

何も問題はないようだったので、そのまま飲み込もうとした。

「_今日からエージェント黎明には、ガーデンの殺し屋として働いてもらう」

「ぶふっ」

驚きすぎて飲みこみ寸前の冷えた紅茶が口から飛び出した。

ゲホゲホと咳き込む私を他所に淡々と管理官は続ける。

「ガーデンは我々にとって脅威なのか、否かを調査してきてくれ」

私には、管理官…上からの命令に逆らうほどの権力(度胸)は持ち合わせていないので、仕方なく、二つ返事で了承した。

ただ風が吹くのを待ってた。

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