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「お〜?今度は女かぁ」
「ほんとだ女だ〜ゲヒヒヒ」
鬼、だ____
人間とは言い難い形相をして
なにせよ角がありそして____
私なんかより2回り?くらい大きくて____
思わず、
怖くて
怖くて
その場にしゃがみこむ
腰が抜けてしまった____
『ッ…………ひぃ』
言葉に無い言葉が出る……
怖い。
怖い____
ジリジリと
2体の鬼たちは私に近づき
鬼「お〜上等な若い女なんか久方ぶりだ」
鬼2「そうだなぁ兄者ゲヒヒヒ……」
なに……?
鬼が2人しゃべってる……?
鬼「さぁまずは女の体を舐め回すのが先かなぁ?
それともさっさと殺しちまってから……」
逃げないと……
鬼2「殺しちまったら恐怖に満ちた声が聞けねぇぞ兄者ぁ」
腰が抜けてしまっているので、
這うように……
ゆっくりゆっくり、進む……
鬼「ほう、確かにそうだ……」
そう、聞こえた時だった。
バッ
目の前に
鬼が____
グイツ
と長い爪の手で
顎を持たれる
鬼「ほう?いい面の女だ……」
『離せ……っ!』
必死で睨み
殴りかかろうとする____
が、
ドンッ
背中に
また鈍痛が____
鬼2「威勢もいい……ゲヒヒ」
上から乗られたようだ____
もう、だめなのか……?
クシャ
髪を乱暴に後ろから引っ張られ
カラン
さねみさんが買ってくれた____
簪が____
『あっ……』
思わず手を伸ばす____
バリッ
え……?
鬼「こんなもん邪魔だ」
鬼のひとりが大切な簪を踏みつける____
大切な大切な____
鬼2「どうしましょう、兄者?ゲヒヒ」
鬼「ふん、まず服を剥ごうか、邪魔だ」
もう____
私このまま____
そう思った時だった____
「やめろ!!!!!!」
鬼「いってぇ!?」
鬼の1人に石が当たる。
誰?!
視線の先には____
『パパ!?』