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ドイツ視点
朝日が降り注ぐ。
その光を見ながら朝ごはんを作る。
そして一緒に同居している奴らを起こす。
そんな変わりない毎日。
🇯🇵「、、、おはようございます、」
そんなふうに眠そうな日本が一階へ降りてくる。
きっと今日も夜中に帰ってきてそのまま寝たのだろう。
🇩🇪「あぁ、おはよう。少し待っててくれ。すぐ朝ごはんを作る」
🇯🇵「ありがとうございます。ドイツさん」
いつも通りの会話をしながら卵を焼く。
今日はエッグサンドにした。
理由は特にない。
気づいたら日本はいなくなっていた。
これもいつも通り。
みんなを起こしに行ってくれたのだろう。
日本はいつも空気を読む。
そんな日本に憧れていたり、いなかったり。
そうして。
🇬🇧「おはようございます」
🇨🇦「おっはよ〜!」
🇫🇷「、、、」
3人が降りてくる。
イギリスは少し前から紅茶を自分の部屋で飲んでいて、カナダはさっき起きた。
フランスは、、徹夜で絵を描いていたのだと考える。
そんなことを考えていると、2階から大きな音と声が聞こえてくる。
🇯🇵「いい加減起きてください!」
🇺🇸「やだ、!日本Chanの願いでも聞かないぜ!後5時間!睡眠!」
🇯🇵「ほんと起きてください?!」
ドタドタと音がいつも通り聞こえる。
いつも通り。
でもなぜだろう。
こんなにもこの日常が壊されると思ってしまうのだろう。
不安で手が震える。
🇩🇪「?!、、ッた」
やってしまった。
痛みから離れるために包丁を離す。
カランカランという音がした後に反射した光が俺の目を貫く。
落としてしまった。
すぐに拾わなければ。
取ろうとした瞬間誰かの手が掠め取る。
🇮🇹「も〜!ドイツ!大丈夫なんね?」
いつも通り彼がいた。
ひょろながの体型で、頭には麦わら帽のような帽子を被り、首にはスカーフを巻いている。
そして手には血がついている包丁。
🇮🇹「危なっかしいんね〜。おーい?本当に大丈夫なんね?」
🇩🇪「あぁ、、大丈夫だ」
そうは言ったが、とても痛い。
🇮🇹「ちょっと見せてほしいんね」
そうやって手を掴まれた。
強行突破か。
🇮🇹「うわぁ、、痛そうなんね、、」
そう言いながらアルコールをしてくれる。
🇩🇪「、、、」
🇮🇹「終わったんね!」
そう言いながらニコニコしている。
🇩🇪「、、、ありがとう」
そう言って料理は戻る。
と言っても盛り付けるだけ。
みんなへ適量を分ける。
そしてダイニングテーブルへ置いて、まだ下に来ていないアメリカと、日本を呼びに行く。
階段を一段一段のぼる。
そしてアメリカの部屋の前にたちドアノブをひねる。
🇩🇪「おい。お前ら遅い、、ぞ」
扉を開けた瞬間急に胸ぐらを掴まれた。
、、、は?
急なことで頭が回らないが、一生懸命周りを観察した。
怒りを覚えるアメリカ。
俺を見たことでびっくりと、不安と、疑心で顔が歪んでいる日本。
荒れた部屋。
そしてその床には通話中のスマホが置いてある。
名前は、ロシア。
🇺🇸「おい、!聞いているのか?!」
その言葉で我に帰る。
🇩🇪「、、、どうして胸ぐらを掴んでいるんだ」
🇺🇸「そんなの、、ッ、お前が俺らの悪口をXで書いていたからだろう?!」
🇩🇪「、、、は?」
そのことを聞いた俺はすぐXをひらいた。
そして俺の投稿一覧を見る。
そこには何も悪口が書かれていない。
🇩🇪「書いてねぇよ!逆になんで書いてるって思ったんだ?」
🇺🇸「ロシアが教えてくれたんだ、!お前が俺らのことが嫌いだって!」
🇩🇪「そんなことない?!」
🇯🇵「もうやめて!」
その言葉で我に帰る。
🇯🇵「私も、、ドイツさんはやってないと思います、」
🇺🇸「なんでだ?」
🇯🇵「それは、、、ッないですけど、、」
🇺🇸「それじゃあだめだ」
🇯🇵「でもやったっていう証拠もないじゃないですか。Xが乗っ取られたっていう可能性もあるし、、」
🇺🇸「、、、ッ」
アメリカが苦い顔をする。
この言葉に反論するものがなかったのだろう。
そしてアメリカは大きな音を立てながら部屋を出て行った。
そうしてこの事件は幕を閉じた。
next木曜日