テラーノベル
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ふう「…本当に、ここに救いって」
ふう「ある…のかな、」
資料を見ながら私はまた同じ事を呟く
こことは違って人間界は複雑だ
その中でハカは生きてる私とは違う
ふう「…そろそろ、行こ」
ふう「戻る頃には起きてるはず、」
しばらくして
そう言って私はハカのいる病室に戻る
ふう「…ハカ」
ハカ「あ!、ふう!」
ハカが元気よく私の名前を呼び動こうとするが
それを私は止めた
ふう「ハカ…、動いちゃだめ」
ふう「傷、ひらいちゃう」
ハカ「あー、そっかぁ、ごめんごめん」
この時ハカは何を思ってたんだろう
こんなヘラヘラしててどんなに辛いだろう
どんなに泣きたいだろう、そう思って私は
ハカのいるベットを見るが泣き跡は残ってない
目も赤くなっていない
私はそれが不思議で仕方がなかった
今思えば簡単な事だそれさえ枯れ果てたんだ
ふう「…ねぇ、ハカ?」
ハカ「んー?なぁにふうー?」
私は聞こうとした何故泣かないのか
何故嫌な顔ひとつ見せないのか
私の事をどう思うのか
だけど
ふう「…ごめん、なんでもないや」
ふう「あ、欲しいのある?」
ふう「やりたい事とか」
聞けない、今は今だけでも忘れて
欲しかったから、私は誤魔化すようにハカに聞く
ハカ「…」
ハカは何かを察したかのように
少し黙り込んでから
ハカ「んー、お外、お外でぇ、お空見たい!」
やっぱりハカは明るく答える
とても眩しい、なんでなんだろう
なんでそういつも明るく何にも
なかったかのように話すの…?
私には、分からないよ
ふう「…わかった、車椅子出してくるね」
そう答えてから、人間になってから
車椅子を取りに行く
看護師さんには、意外とすぐに話が通った
どうやらこの事が起こったのは
初めてでは ないらしい
ふう「ハカ?」
ふう「戻ったよ」
ふう「お外、行こ」
ハカ「うんっ!!!」
やっぱりこの子はいつでも明るい
なんでそんなに明るくできるの…さ
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