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どうも!runaです!
ノベルは初めてですし、何も分からないと言っても過言では無いですが、頑張ります!
最近ワンピースにハマりまして
(ハマるものが多くてすみません(இдஇ`。))
ニコ・ロビンにハマったんですよ!!
ウォーターセブンとエニエスロビーがもうヤバいです(語彙力)
⚠︎︎注意⚠︎︎
ここはニコ・ロビン主役、愛され小説です!
苦手な方はバックお願いします!(>人<;)
口調がまだまだ掴めてません!!
色んなキャラを出せたらな〜と思います!
↑↑↑
でも良い方のみご観覧お願いします!
では、どうぞ!
(この話は、エニエスロビー編が終わり、
ブルックの編が終わった後の物語です。)
【夜中】
ブルック
「よほほほーよーホホーホー」
夜中の皆が既に就寝している時間帯。
新たに麦わらの一味として加入したブルックは、ビンクスの酒の鼻歌を歌っていた。
普段は持ち歩いているヴァイオリンを弾かないのは、骨である自分を迎え入れてくれた、仲間を起こさないよう、せめてもの気遣いなのだろう。
ブルック
「今日は寝つけませんね…」
1人呟く。
そう、ブルックは別に今日の不寝番という訳ではなく、ただただ寝られず船内をウロウロしていただけだった。
キッチンで水を飲んだり、舵を取るところへ行って船の進む先をみたり…
そしてブルックは何故か明かりの付いている展望台を見上げ、目を細めた。
目はないはずなのに。
ブルック
「そういえば…今日の不寝番はロビンさんでしたね…」
思い出したように呟き、このまま1人で船内をウロウロするのにも飽きてきたブルックはロビンのいる展望台へと向かった。
展望台に着くと、ロビンは本…というか、何かのノートを見ていた。
本にしては薄く、メモ帳のような物にも見えたが、それがなんなのかは分からない。
ブルック
「こんばんは。ロビンさん。」
ロビン
「あら音楽家さん、寝つけなかったの?」
ロビンの視線はノートに向けたまま、器用にブルックへ返答した。
ブルックは少し気になった。
ロビンの反応に対してではなく、今、ノートを見ているロビンの雰囲気が少し、しんみりしているというか、暗いというか…
元々、明るい雰囲気というよりダークな雰囲気なロビンだが、いつもより暗いというか、沈んでいるように感じられた。
その正体が、ブルックは気になって仕方がなかった。
ブルック
「何を読んでいるんですか?」
ロビン
「古代文字や、ポーネグリフに関することをまとめたノートよ。」
ロビンの返答にブルックは少しだけ納得した。
暗い雰囲気の正体は分からなかったが、謎のよく分からない文字ばかりが書かれたノートをチラリと見て、ブルックはそれか何なのかわからなかったからだ。
この世で、唯一…古代文字を読み取り、ポーネグリフを完璧に解読することの出来るロビンにとって、これはとても大事なものなのだろうと、ブルックは直感した。
ブルック
「もしやお邪魔してしまいましたか?」
ロビン
「平気よ。ちょうどキリのいいところまでは読めたもの。」
そう言ってロビンはノートに栞を挟み、顔をあげた。
今夜は満月で、月明かりは普段よりも強い。
夜の海は空を遮る明かりが何も無いからか、陸で見るよりも細かく、小さなものもハッキリとみることができる。
そんな月や星々の明かりに照らされたロビンは、この世の何よりも美しく見えた。
ロビン
「私の顔に何かついているかしら?」
ロビンから発せられた言葉は、少し肌寒い風に乗ってブルックの耳に届いた。
肌も耳も無いはずなのに。
ブルックは思わず視線を逸らし、再び空の星々を見上げた。
目もないはずなのに。
ブルック
「失礼しました。ロビンさんと星々がとても美しく重なって見えたもので。ヨホホホホ」
ロビン
「あら、お口が上手いこと。ふふっ」
特に意味の無い談笑。
しかし、ロビンの暗い雰囲気は治らないままだった。
しかしブルックは迷っていた。
この一味に入って間もない自分が、こんなことを聞いてもいいのだろうか。
ブルックはロビンについて、この一味で1番色々な意味で複雑な人だという認識だったため、尚更。
ロビン
「何か聞きたいことでもあるのではなくて?」
まるで見透かされているかのようなロビンの発言に、ブルックは観念したかのように思いを告げようとした。
ブルックは普段の明るく、陽気な雰囲気ではなく、少し真剣でロビンを真っ直ぐ見つめた。
ブルック
「ロビンさん、何かお辛いことでもありましたか?」
するとロビンは目を見開いた。
ブルックが言うと思わなかったのか、そもそもそんなことを聞かれると思わなかったのかは分からないが、ロビンは少し諦めたような笑みを浮かべ、未だにロビンを真っ直ぐ見つめているブルックへ、真っ直ぐ視線を返した。
ロビン
「あなたはそういうものに敏感なのね」
ブルック
「ヨホホホホ。伊達に長生きしてませんからね」
ブルックは笑った。
そんな様子を見てロビンは言葉を続けた。
ロビン
「あなたに気付かれたのなら、他のみんなも気づくかしら」
ロビンの言葉は問いかけなのか、独り言なのか微妙だったが、ブルックはそれを問いかけだと捉えた。
何故かはブルック本人も分からない。
捉え方は人それぞれと言えばそれまでで、その決断に理由なんてなかったのだ。
ブルックがただそう捉えたかったのかもしれない。
ブルック
「えぇ、気づいたかもしれませんね。皆さんは私よりも長い時間をロビンさんと共にしていますから。」
ロビン
「そうね。こんなに長く1つの船に留まっているなんて初めてだもの。 」
そう言ってロビンは胸の内を少し明かした。
ロビンの過去は壮絶だ。
エニエスロビーで、麦わらの一味はロビンの過去を少し知ったが、それはロビンの壮絶な過去の1割でしか無かった。
ロビンの生まれ育った街が火の海となり、ロビン自身もバスターコールの火の海へ向かわされ、その事をきっかけに8歳で指名手配書が出された、ということだけ。
それからのロビンの生活や、思い、出来事などはまだ知らないのだ。
つまり、他のメンバーは知らない過去を、入りたてのブルックは少しだけ、知ったことになる。
ロビンはそのまま言葉を続けた。
ロビン
「何度も、色んな船に乗っては裏切って、逃亡する。これの繰り返しだったわ。」
ロビンの諦めたような笑みは治らず、普段はミステリアスな瞳ですら、今は光が写っていないように見えた。
ブルックは何を言うでもなく、ただロビンの話が途切れるのを待っていた。
それを、分かっているのかいないのか、ロビンは続けた。
ロビン
「長く乗船しても、情が芽生えるだけ、いずれ裏切られるのにそんなの必要無いと思っていたもの。 」
ロビンにとって、この世界の…この世にいる全ての人間が敵に見えたのだろう。
村や街に行っても、ロビンの存在がバレれば村人も海軍も、世界政府も遠慮なくロビンを捉えようと躍起になるのだ。
情なんて邪魔になるだけ、というのはロビン自身を守るものだった。
この世は利用し、利用されるのが世の理であることを、幼い頃からロビンは人に、世界に突きつけられていた。
ブルック
「ヨホホホホ。今は違うのですか? 」
ロビン
「…そうね。」
ブルックの質問に、ロビンは少しの間をあけ短く答えた。
認めたくないけれど認めざるを得ないのか、認めたいけど認めたくないのか。
それはロビンにしか分からないが、結果的にロビンは認めたのだ。
ロビン
「今は、それを感じられて嬉しいし、みんなにも与えたいと思ってしまうわ。」
ブルックは思わず言葉を発しそうになった。
それならば、何故…
______何故貴方の心は、沈んでいるのか。
咄嗟に言葉を飲み込んだブルックはロビンを向いたまま、言葉を発しなかった。
ロビンの続きを待っているのだろう。
それを理解したのか、ロビンは言葉を続けた。
ロビン
「…でもね、時々今でも恐ろしくなるの。」
ブルック
「恐ろしい?」
ブルックは思わず聞き返した。
ロビンはそんなこと気にしていないのか、少し悩む素振りをしてから、続けた。
ロビン
「悪魔の子と呼ばれ、世界中から狙われている私が、こんなに幸福でいいのか。これまで数えられないほどの裏切りを、〇しをしてきた私が、生きていることが罪と言われた私がこんな感情を貰っていいのか。」
ブルック
「ロビンさん…」
ロビン
「嬉しいし、ありがたいのよ?でも、どこか申し訳なくて、いつか裏切られるのではないか、いつか私のせいで最悪の展開を巻き起こしてしまうのではないか…って、恐ろしいの。そう思うと、上手く受け取れないの。」
ロビンは珍しくよく喋った。
お酒を飲んでいる訳でも、自白剤か何か、変なものを食べたり飲んだした訳でもないのにこれまでのミステリアスでセクシーなロビンしか知らないブルックは余計に驚いた。
しかし、ブルックは同時に嬉しくもあった。
何故かは分からないが、入ったばかりのブルックにロビンは打ち明けてくれたのだ。
出会いは普通とは言えず、骨であり、1度タヒんでいるブルックに。
ブルック
「ロビンさんはお優しいのですね。お一つ聞いても?」
ロビン
「何かしら。」
ブルック
「何故、その話を私にしてくださったのですか?」
ブルックはロビンを見つめたまま聞いた。
ロビン自身も何故かは分からないのか、少し驚いていた。
何かブルックに感じるものがあったのかとも思ったが、ブルックとロビンは真反対だ。
ロビンは裏切りを繰り返し、船を取っかえ引っ変えしていた。
ブルックは船の仲間を信じ、タヒんだ2度目の生ですら船に留まっていた。
ロビン
「…なぜ、でしょうね。分からないわ。」
ロビンは自分に呆れるかのように言った。
ブルックは更に驚いた。
ロビンは博識であり、知識に長けている。
そのため、何でもとは言わずとも、ある程度のことは言語化できると思っていた。
ロビンの意外な一面かとブルックは思ったがそれは至って普通のことなのだとブルックは思った。
信じることが出来なかったロビンには、初めてのことだったので、普通だった。
誰も、初めてのことを言語で説明するなんて大抵は無理なのである。
実際、麦わらの一味の歳上はロビンだったのが、フランキーとブルックの加入によって、ロビンに歳上が出来たのだ。
過去のこともおり、頼ることの出来なかったロビンにとって、歳上というだけで無意識に頼ってしまいたいという思いが出てしまったのだ。
それが今回の結果だろう。
ブルック
「そうですか。ヨホホホホ。」
ロビン
「あら、嬉しそうね?」
先程から、ブルックは何やら機嫌がいい。
ロビンには何故か分からなかったが、ブルックは何故自分がこんなに上機嫌なのか、説明できるようだ。
ブルック
「ロビンさんが、私に自分のことを語ってくれたのが嬉しいのです。入って間もない私に。」
ブルックがそう言うと、ロビンから諦めたような笑みが消え、「何それ。」というような呆れた笑みが浮かんできた。
ナミのように「あはは。」と笑う訳でもなく、ルフィのように「にしし。」と笑う訳でもない控えめで、ミステリアスなロビンらしい「ふふっ」というような笑みだったが、ブルックはそれがとても嬉しかった。
ロビンの笑みに釣られてブルックは「ヨホホホホホホ」と笑った。
ロビン
「ごめんなさいね、音楽家さん。突然、しんみりとした会話をしてしまって。」
ブルック
「いえ、むしろありがとうございます。そんな話を私にして頂いて。」
謝ったはずなのに、感謝の言葉が返ってきたのがおかしかったのか、ロビンは再び「ふふっ」と笑った。
いつの間にかロビンの暗い雰囲気は少し消え去っていた。
まだ少し残っているのは、不安に思うことが解決した訳ではないからだろう。
辺りを見渡すと、漆黒の闇の中、輝き光を放っていた月や星々は、登り始めた太陽によって隠されていた。
空も、海も明るいオレンジ色に染まっていき下からはバタンという扉の音が聞こえた。
ロビン
「あら…話していたらもう日が昇っていたのね。」
ブルック
「えぇ、サンジさんが朝食の準備をするようですね。」
ロビンの言葉に、2人で空を見上げた。
ブルックの言葉に、2人で下を見た。
真反対の過去を持つ2人だが、今、している行動は同じだ。
過去は所詮過去であり、何より大事なのは、今後悔をせずに生きること。
過去を悔やみ、過去に苦しみ、過去を振り返ることは大事ではあるが、今には敵わない。
ブルックはそのことを知っていた。
ロビンよりも長生きだからか、はたまた何か違う理由があるのか。
ブルック
「おや、皆さんが起きてきましたね。」
ロビン
「そうね。静かだったのが嘘のように賑やかになったわ。ふふっ 」
ロビンは下を見て、女神のような微笑みをしていた。
ブルックはロビンの未来が、明るく、幸せな出来事で溢れていることを願った。
そのためには、協力者が必要なことも。
ブルックは展望台を降りた。
ロビン
「降りるの?」
ブルック
「えぇ、早く皆さんにロビンさんの思いを伝えなければいけませんから。」
ロビン
「あら、意地悪だこと。」
ロビンは少し不機嫌そうに言った。
ブルックは「ヨホホホホ」と言いながら言葉を続けた。
ブルック
「ロビンさんは誰かを頼ることが苦手なようですからね。」
そのままブルックは降りて行った。
ロビンは痛いところを突かれたのか、何も言わなかった。
この後、先程ブルックに言ったことをメンバーが知れば、「まーたそんなこと考えてんのか!」と言われてしまうのだろう、とロビンは覚悟した。
しかし、考えれば考えるほど止まらなくなるのがロビンなのだ。
過去に起きてしまったこと、やってしまったことは変えられないのだから。
ロビン
「せめて逃げようかしら。」
とロビンは自分の能力で花を咲かせた。
正確には腕をはやし、展望台のさらに上である麦わらの一味を表した髑髏マークの旗を結んでいる柱に移動した。
腕を椅子のようにして、ロビンはそこに座った。
案の定、下の方が何やらバタバタと音を立てている。
ルフィ
「ロビーーン!!まぁたオメーはそんなこと考えてたのかーー!!」
予想通りの言葉が大声で返ってきて、思わず「うふふっ」と笑った。
展望台を見ると、ルフィだけじゃなく、ナミもゾロもサンジもウソップもチョッパーもフランキーもブルックもそこにいた。
私がここに逃げているのに驚いたのか、何人かは慌てている。
しかし、ルフィはそんなこと気にもせず、柱に手を伸ばし、体ごとやってきた。
ルフィ
「ロビン!!また嘘ついたり離れようとしたら許さねぇぞ!そんなことしても何回だって連れ戻してやるからな!!そんなことしても無駄だぞ!」
ルフィはそう言って言いたいことを真っ正面から言ってくる。
それが心地いいような、申し訳ないような、曖昧な感じだ。
ロビンはそんな自分に対して、ここまでくると重症ね…と自分に呆れ始めた。
ロビン
「あらあら、どこにも逃げられないのね。」
ルフィ
「そうだ!一生捕まえてやる!!にっしっし」
聞く人によれば告白にも聞こえるルフィのそれは、ロビンの心をすっと溶け込んでいく。
ルフィが嬉しそうに笑うと、ロビンも「ふふっ」と笑った。
ルフィ
「よし!さっさと飯食おうぜ!!」
ロビン
「えぇ、船長さん。」
そう言ってルフィは先に降りて行った。
正確には飛び降りて行った。
ロビンは空を見上げた。
オレンジではなく、水色へと染まった空と、月よりも、星々よりも輝いている太陽を。
ロビンは自分自身に、この心も、いつかこの空のように晴れる時が来るのだろうか?と問いかけた。
当然誰からも、自分からも返事は返ってこない。
ルフィ
「ロビーン!早くしろよーー!!」
という船長の声は返ってきたけれど。
runaです!ここまでお疲れ様でした!
小説って大体どれぐらいの文字数なんでしょ
う…今もう既に6,700文字なんですが…
まぁチャットノベルじゃないのでタップじゃないのがまだ救い、ですかね?
指も痛くならないし…
って、長々とすみません(>_<)
では、また続きでお会いしましょう!
おつruna⸜(*´꒳`*)⸝