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物語の中にいるお嬢様って厳かで可愛い。
そんなキラキラした空間は小さな頃から私の心を掴んできた。
けれど…私は物語に出てくるお嬢様みたいにキラキラしていて純粋で可愛らしくもない。
なぜなら……
『んっ、ぁ♡』
人一倍性欲が強いからだ。
ほぼ毎日自慰をし、ひどい時には1日に3回もシてしまう。
憧れた純粋とは遠く離れてしまったのである。
『ふーっ♡ふーっ…♡ぅ、みんなにバレてないよね?』
ドアを開け、人がいないことを確認しベッドに横になった。
『はぁーっ…こんなの、他の執事にバレたらやばい…』
私の周りには、18人と1匹の執事がいる。
もちろん執事達にバレたら私の人生はそこでTheENDだ。
特に…ミヤジには、バレたくない。
だって私の担当執事だし…一番引かれそうだし…。
『とりあえず寝よ』
疲れなのか、溶けるように眠れた。
次の日の夜。
なかなか眠れないため、ミヤジのところに足を進めた。
地下の執事室につき、ドアノブに触れようとしたその時。
ぐちゅぐちゅと水音が聞こえた。
すぐに私はそれがナニカを察してしまっていた。
間違いない。ミヤジも…自慰をしている。
「ふっ、ぁ♡んん♡」
普段絶対に聞かないミヤジの甘い声に身体が疼いてしまう。
そのまま、ドアの隙間から覗いていると
「ふうっ…♡すまない主様♡出すよっ♡」
私をオカズにして果てていた。
(え、うそ…ミヤジが、私のことを…)
色々と情報量が多すぎて、頭がおかしくなっていると、ミヤジの足音が聞こえた。
(こっちくる…)
当然隠れられる場所もなく焦っていると、今の私にとっては絶望的なドアを開ける音が聞こえ、中から驚いた顔のミヤジが出てきた。
「あ、主様?」
『ぁ…その…』
しばらく沈黙が続いた後、先にミヤジが口を開いた。
「…部屋に入るかい? 」
私は黙って頷き、部屋に入った。
出したばかりの雄の匂いが鼻腔をくすぐる。
その香りだけで興奮してしまう。
「ごめんね、主様…こんな姿を晒してしまって」
下を向いており、罪悪感を抱えた表情をしていた。
『大丈夫だよ、それに…私も…』
これ以上は恥ずかしくて言えなかったけど、ミヤジは何となく察してくれたようだ。
「ふふっ、そうか。主様も同じなんだね」
安心した顔を見せてくれて私はホッとした。
やっぱり、いつもの優しいミヤジがいい。
…だが、先程のミヤジの自慰で私の性欲もMAXになっていた。
濡れているモノが張り付いていて気持ち悪い。
『みゃ、みやじ…♡』
まるで、媚薬を飲んだように身体が火照っていた。
…媚薬を飲んだことがないから分からないけど。
「主様…?もしかして…」
優しいミヤジは背中をよしよしとさすってくれる。
欲しいモノもくれずに。
それがとてももどかしくて、仕方なく自分で処理することにした。
『ぁっ♡あ♡んぅ…♡』
ミヤジに見られてるけど、早く気持ちよくなりたいから恥ずかしさなんて忘れてしまった。
「…主様、ごめんね。私もシていいかな?」
下を見ると、ミヤジのモノがスラックスの布を持ち上げていた。
その事実に気づいただけで興奮する。
『いいよ、ミヤジ。いっしょに…シよ?』
それから私たちは向き合って自慰の見せ合いっこをしていた。
『ミヤジっ♡そこ、ぶるぶるしてる♡かわいい♡』
「主、っ♡さまこそ…ナカがビショビショだよ♡ずっとイってるのではないのかい?」
こんな見せ合いっこだけでも気持ちいいのに、私はそれ以上を求めてしまう。
あの大きなミヤジのモノが私のナカに入ってきたら……。
『あ♡んんぅっ♡』
それを想像しただけでイってしまった。
「おや、?主様…私のえっちな妄想で、んっ♡イってしまったのかい?」
『ち、ちがうっ!』
そう言っても、イったばかりのナカは愛液でトロトロ。
隠せられるわけがない。
「全く…可愛い子だね。愛おしいよ」
ぎゅっと優しく抱きしめてくれた。
大きなミヤジに抱きしめられると安心する。
それと、抱きしめられたことでミヤジの自慰をしている音が近くで聞こえる。
『ミヤジ、っ♡そろそろ、イっちゃう? 』
音が激しくなっているのを私は聞き逃さなかった。
ついでに言うと、私も限界だ。
「主様…♡ふふっ、一緒にイこうか♡」
あったかいものをかけられる。
そんな私を見て、ミヤジのモノはまた大きくなっていった。
『ね、ミヤジ…舐めて、いい?』
一瞬驚いた表情を見せながらも、舐めろと言わんばかりに大きくなったモノを差し出してきた。
先っぽを口に含むと、少しだけミヤジの声が漏れた。
今度は、裏スジの方を舐めてみる。
「あるじ、さま♡そこは…ダメだよ」
どうやらミヤジは裏スジが弱いらしい。
重点的にそこを責めるともっと甘い声が漏れる。
「んっ、ふぅ…♡…ごめんね、っ主様♡」
そう言うと、私の頭を掴んで奥の方まで突っ込ませてきた。
『お”っ♡ん”ん”っ、ふ”ぅ♡んぐ♡』
私の口をオナホのようにして扱くミヤジ。
喉奥まで満たされて苦しくても幸せ。
「気持ちいいよ♡主様♡っ、ん♡すまない、抜くよ」
その言葉を聞いて、何故かミヤジの腰を抱きしめた。
「主、様?…ダメだよ、ちゃんと外で出すから」
『いゃ』
「主様」
『ゃーあ』
わがままなのは分かってる。
でも、欲しい。
ミヤジの温もりを感じたい。
「…仕方ないね、口に出すからしっかり受け止めなさい♡」
そう言い、また激しく腰を振った。
苦しい。離したい。でも、幸せだから離さない。
「んっ、出るっ♡」
苦くてあたたかいのが口に入る。
それがミヤジが出したものだと思うと、本能的に飲んでしまっていた。
『ごひしょーはま…♡』
「よしよし、えらいね」
ミヤジの大きな手で撫でられる。
一定のテンポで撫でられて、頭がふわふわしてくる。
『んー…みやじ、もっとしたい』
そう言うと、ミヤジは嬉しそうに微笑みながら私をぎゅっと抱きしめた。
「主様…嬉しいよ。ありがとう」
私を仰向けにさせ、大きくなったモノをあてがわれる。すると、 ゆっくりとミヤジのモノが入ってきた。
『ん”っ…んんっ…♡』
「く、っ…だいじょうぶ、かい?」
やっぱり、ミヤジのモノは大きくて苦しいけどそれ以上に幸せ。
だから、大丈夫。
『みや、じ…♡うご、いて?』
一瞬、驚いたように目を見開いたが、頬にキスをしてゆっくり動いてくれた。
「主様…♡可愛いよ♡」
そんな一言だけでも嬉しくて、腟内を締めてしまう。
「っ、く♡」
締める度にミヤジの口から甘い声が漏れる。
『みやじ、っ♡すき♡だぁいすき♡』
その言葉を口にした途端、ミヤジの動きが止まった。
『ミヤジ?ど、どうした…の?』
すると、急に深いキスをしてきた。
『んむっ♡』
深すぎて、口の端から唾液が垂れる。
それを丁寧に舐めとるミヤジ。
『ど、どうしたのミヤジ…』
「…ごめんね、主様。もう、我慢が効かないようだ♡」
その瞬間、最奥に何かが当たる感じがした。
『…お”っ♡ぉ…”?んぇ”?』
最初はよく分からなくてフリーズしていると、突然激しく動き始めた。
『ん”や”ぁ”っ♡なに”っ?どうし”た”の?みや、じっ、ぅ”♡』
大きいミヤジのモノはすぐ私の最奥に当たり、開けろと言わんばかりにノックする。
「可愛い…♡可愛いよ♡主様♡こんなに大きな私のモノをしっかり咥えこんで…♡えらいね。いい子だよ♡」
チュッ、チュッと軽いキスをしながら下はバチュバチュと行為を激しくする。
『は、ぁっ”…♡い”ぐぅっ♡』
ミヤジのモノを挿れられてから、甘イキしっぱなしだったのに、激しくなってからは深イキもしてしまう。
意識がトびそう。
けれど、トんだってミヤジのノックと歯型を付けられるほど首元に噛みつかれるせいでちゃんとこちらに戻ってこさせる。
優しくて王子様みたいなミヤジも中身はやっぱり、獣だったようだ。
「ん”っ、主様、っ♡出すよ♡子宮でちゃんと受け止めるんだよ♡」
そして、より一層行為が激しくなった。
『お”っ♡おふ”っ♡いぐ♡い”くぅぅ♡』
「ん”、っ出るっ♡俺ので、っ孕めっ!」
常識の範囲外の量が私の腟内を駆け抜けた。
『ぉ”っ、ほぉ”っ…♡』
「…抜くよ、主様」
抜く感覚さえも気持ちよくて、少しイってしまった。
「すまないね、こんなことに付き合わせてしまって…」
申し訳なさそうに目を逸らす。
それを見た私は無意識に、ミヤジの胸元へ飛びこんだ。
「え、?主、様?」
『大丈夫。私も、うれしかった』
少し恥ずかしかったけど、これでミヤジも安心出来るだろう。
と思った時、ミヤジの腕が私に伸び、抱きしめたあとミヤジの膝に私の頭を乗せた。いわゆる膝枕だ。
『ミヤジ…?』
「ありがとう。主様、そう言ってくれて」
優しく微笑むミヤジの姿に私も安心した。
すると、私のおでこにキスをしてこう言った。
「私も好きだよ…いや、これじゃ足りないな。主様、愛してるよ」
物語の中の王子様のようなセリフ。
そのセリフを大好きなミヤジが言っている。
これ以上幸せなことなんて世界のどこに行ったってないだろう。
『…ありがとう、ミヤジ』
微笑むとミヤジも微笑む。
この日はとっても幸せな日になった。
少なくとも、ミヤジにとって私は可愛い可愛い“お嬢様”なのかもしれない。