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あてんしょん!
※オリ主出てきます
※作者は豆腐メンタルです
※誤字脱字たまにあります
※原作改変します、してます
※解釈違いと地雷の気配を感じたら即ブラウザバック推奨です。
※キャラ崩壊の可能性(大いに)あり
※無断転載したら吊し上げます。晒し上げるのでなく吊し上げます。
大丈夫ですね?それでは、どうぞ!
風の音以外何も聞こえなくなるほど大きな音で吹きすさぶ風、バケツどころかプールの水をぐるりと丸ごとひっくり返したかのような土砂降りの大雨、音にならないような音を立てて荒れ狂う海。
魔法界全域は今、近年稀に見ない大嵐に見舞われていた。
イーストンやヴァルキス、セント・アルズといった学校は寮制でありながらも大事を取り、嵐が過ぎ去るまで休校。
マーチェット通りの店も店を閉め、立ち並ぶ家々も戸をぴったり閉じて守りの魔法を幾重にもかけていた。
それは空に浮かぶマゴル城も同様。
マーカス一家も嵐が過ぎ去るまでは城の中、、、かと思われたが。
「最高の台風日和!!そこに空があったら!もう飛ぶしかない!目指すは竜巻!!さあ行くぞ!!!!」
「目指すなそんなとこ!!!」
「外に出ないなんてもったいない!」
「なんで!?台風来てんだっての!」
「楽しそうだな!!僕も行く!」
「兄貴!!兄貴はもうちょっと悩むとかしろよ!即決とか!!!おかしいだろ!!なあ!!!」
この場はまさにカオス極まっていた。
言うまでもなく原因、、、というか元凶はフラン。
フランはあろうことか先ほど発生した竜巻に突っ込むなどというトチ狂った計画を実行しようとし、それにマーカス一家を巻き込もうとしているのだった。
「竜巻警報はな!!竜巻に警戒しろって意味なんだよ!!!竜巻があるから突っ込んでこいって意味じゃない!!!」
シリルが必死に叫ぶ。
「え、でも竜巻だよ?」
「竜巻だよ?じゃねーよ!!竜巻だからだよアホ!!!!」
デリザスタも思いっきり叫んで窓の外を指す。タイミングよく窓の外に大きな雷が落ちた。
「竜巻とか突っ込む他ないだろ!!!」
黄緑色の目をこれでもかと輝かせてフランも叫び返す。
「他あるわ!!突っ込まないって選択肢があんだよ!!」
「ない!」
「あれよ馬鹿!!!」
シリルとデリザスタでは全くツッコミが追いつかない。圧倒的にツッコミ役が不足している。
まあツッコミ役が増えたとてフランの暴走は絶対に止まらないが。
急募ストッパー。
「私は嫌だ!!!絶対に逝かないからな!!!」
もはや半泣き状態でシリルが叫ぶ。
シリルはアダムが亡くなった翌日フランに[[rb:連れられて > 引っ張り出されて]]嵐の中空を飛んだがそれとこれとでは度合が違いすぎた。
ちょっと流石のシリル・マーカスも命の危機を感じている。
「お父様、なにか漢字表記がおかしいような気がするんだが、、、私も遠慮したい」
「私もやめておきます」
「僕は行く!」
「オレっちは行かない!!」
「お前は来い」
「っんでだよ!!!」
ファーミンがデリザスタを掴んでフランの車に乗せる。
拒否権?そんなもん今頃竜巻に飛ばされて世界の果てだよ。
「ねえなんでお前いっつもオレらの予想の斜め上どころか遥か上を飛んでくんの!!??」
「そこに空があるから!!!」
「絶対違う!!!!」
「タイヤよし!エンジンよし!アクセルよし!ハンドルよし!愛車よし!後部座席よし!助手席よし!私よし!レッツ・ゴー!!!!」
「ゴー!!!!」
「ブレーキを確認しろーーーーーーッ!!」
ファーミンの愉しげな声とデリザスタの悲鳴とともに空色の旧型車は鈍色の空へ消えていった。
「、、、生きて帰ってこれると思います?」
ドゥウムが呟く。
「、、、、、、、、、、、実はな、あの走る凶器、水中でも走れるんだ」
壊れた外壁を直しつつ、シリルはまだ自分たちが学生だった昔、フランがウォールバーグを(無理矢理)連れて凪いだ海に飛び込んだことを死んだ目で思い出して言った。
「、、、、なんでもありじゃないですか」
なにか色々察したドゥウムは今頃悲鳴を上げているであろうデリザスタを思考の外に追いやり、鈍色の空を見る。
本来であれば暗闇しか見ることの叶わなかったはずのその目はしっかりと荒れた空を見留めていた。
何故、など聞くまでもない。
フランとエピデムの作った魔道具である。
魔法でコンタクトレンズとやらを作成し、コンタクトレンズを媒体として視覚を拓いた。
ただそれだけのことだと彼らはこともなげに言っていたが、それを聞いた父とその友人は頭を抱えていた。
「、、、、、まあ、死にはしないか」
フランの行動に9割方悪意がないことを幼少期から振り回されてきた経験からよくよく知っているドゥウムは最後にもう一度曇り空を一瞥して自室へ戻っていった。
一方────
「竜巻が消えたので!!台風に突っ込みます!!!」
「のでじゃねぇよアホ!馬鹿!」
こちらはやはりカオス。
消滅してしまった竜巻に一安心したデリザスタと逆に残念がったファーミン。
そんな彼らの耳の聞こえてきたのはどちらの意味でも予想外の言葉。
先ほど発生した2つ目の台風に突っ込むという。台風に突っ込むとはこれいかに。
「ナイス!!飛ばせ!!!」
ぱっと顔を輝かせ、ファーミンが言う。
「流石ァ!ノリいいね最高!レッツ台風ダイブチャレンジぃ!!」
死に急ぐにも程がある。
フランとファーミンはお互い示し合わせもせず横を向き、綺麗な音でハイタッチを決めた。
「馬鹿だよお前!!本当に馬鹿!!オレら殺す気!?死ぬ死ぬ流石にオレっちも死ぬ!!!」
「死なない死なない死ななきゃ安い!飛べ飛べ空へ!」
「たけぇよバカ!!!!」
後部座席のデリザスタは本気で死を覚悟した。
今この車から降りるのはおそらく簡単だ。窓でもなんでも破壊してしまえばいいだろう。
だがしかし、その後は?下は轟音を立てて荒れ狂う海である。落ちれば命の保証はない。
このまま乗っていても台風。降りれば荒れ狂う海。
積みゲーにも程があった。
ちなみにこの車、デリザスタは知らないが外部内部共にオリハルコン並みかそれ以上の強度を誇る。
もうお前車って名称返上しろ。
台風ごときで傷つくはずもないが、それと同時にアスカロンでは到底割れない。積みゲーどころか始まる前に終わっている。南無三。
「神様ホトケ様お父様ァァァ!!!!!!」
信じてもいない神とフランに最近教えてもらった異国のホトケとやら、そしてついでのように今はいない父親に縋ったデリザスタは、、、あっさり気絶した。
「おーい、おーきろー、デーリーザースター」
目を覚ましたデリザスタが初めに目にしたのは兄ファーミンの顔。そして目に痛いほど真っ青な空だった。
「、、、オレっち、生きてる、、、?」
横を見れば明るい草原と花畑。
デリザスタは天国かと一瞬錯覚した。
「生きてる生きてる」
にっと笑って答えたのはフラン。
「え、ここ、、、どこ?」
起き上がって問えばフランとファーミンは顔を見合わせて笑うと口を揃えて言った。
「「台風の目!!」」
「ウッソだろおい!!!」
頭を抱えたデリザスタはそのままぱたりと気絶した。
彼らがようやくマゴル城に帰宅できたのはその日の深夜。
再び台風から飛び出て少々海に潜る羽目になったあと、渋るファーミンをどうにかこうにか宥めてようやく帰り着いた。
デリザスタは過労を訴えていい。
「楽しかった!今度は皆で行こう!」
満面の笑みで言ったフランに、シリルはそうだなとしか答えられなかった。
フランは激怒、、、というほどでもないがそれなりにキレた。
必ず、かの毒親を愛車で吹き飛ばしてやらねばならぬと決意した、、、ときにはすでに彼女の目の前で当の毒親が吹き飛んでいたのだが。
その間約3分。メロスもびっくりな脅威のスピード解決である。
3分前────
授業前ということもあり、教室に集まっていたレアン寮の3年達。
その中でワース・マドルが[[rb:七魔牙 > マギア・ルプス]]の面々数人を前に、かの毒親の悪口をこれでもかと吐いていたときのことだった。
「子供を大事にしない親は吹き飛んでどうぞ!」
不意に明るい声が響き、ワースの上に影がかかった。
そこには、
「だろ?、、、え、誰?」
にっこりいい笑顔のフランがいた。
「こんにちは!」
「、、、、こんにちは」
律儀に挨拶を返すワース。
「母さんを助けてくれた元新覚者様、、、?」
「はいアベル・ウォーカーくんお久しぶり!様付けはいらないかな!」
「フラン・ニッカニーツさん、、、?」
「えーっと、ワース・マドルくん!突然ですが親御さんをぶっ飛ばさせてもらいますね!」
「、、、、、、、なんて??????」
流石の秀才ワース・マドルもちょっとわけが分からなかった。
正確に言うなら、フランの言葉を理解はした。しかしその言葉を脳が受け付けていない。
「私、ちょうど吹っ飛ばせる口実を持っているので、今すぐにでもぶっ飛ばしに行けますから、、、えーっっと、つまりー、、、行ってきまーーーーーーーーーーーす!!!!」
「「「「は??????」」」」
なんでヴァルキス校非常勤講師がイーストンにいるのか、とか。
なんでワースのことを知ってたのか、とか。
なんで他人の親を吹っ飛ばすとか言うんだ、とか。
なんでぶっ飛ばす口実なんてもの持ってるのか、とか。
そんな疑問が浮かんでは消えて、それでも口から出てくることはない。
作画崩壊した顔で瞬いて、さっきまでのは夢だったのかと考えることをやめた彼ら。
それが夢ではないとわかったのはその日の夕方だった。
────────
「、、、なんだ?」
何やら騒がしいとアベルが言う。
廊下に人だかりができていた。
「神覚者様が直々にお出でになったとか」
アビスがそれに答え、横にいたワースは誰が来た?と人垣の方を仰ぎ見て、、、。
「げ」
そこにいたのが兄、オーター・マドルだったことに気づき、顔を強張らせた。
そしてすぐさまUターン。
「ワース」
しかしオーターのほうもワースに気づき、袖をつかむ。
「なんだよ」
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」
しばらく口ごもり、廊下を見渡し、メガネを押し上げ、ため息をついてワースの両肩に手を置いたオーターは静かに言った。
「フラン・ニッカニーt「オーケーわかった聞く」
フラン、の時点で嫌な予感しかしない。賢いワースは何も聞かずにアベルとアビス達と別れ、オーターの話を聞くことにした。
「、、、今朝魔法局に乗り込んできた」
「行動力凄。フットワーク軽すぎじゃね???」
「それで神覚者ではない方のマドルを出せと言うから出したら出した瞬間轢いた」
「どうなってんのあの人。法律無視じゃん」
「あの人の前で法が役に立つとでも?」
「悟ってる、、、」
「殺人強盗窃盗、、、等をして一般人に危害を加えることはありませんがあの人の中で悪となればどんな者も皆一様に固有魔法の餌食ですから」
朝方。
イーストンを飛び出したフランは魔法局へと一直線で向かい、そして───
「呼ばれてないけど飛び出てこんにちは!!!お手軽☆毒親吹き飛ばしデリバリー!!フラン・ニッカニーツでーーーーーす!!」
「「「「「は?????」」」」」
魔法局の窓ガラスと壁を粉々に破壊し、ダイナミックお邪魔しますをぶちかました。
「フランさん!!??」
ちょうどそこにはライオとオーターが。
「砂の神杖じゃないほうのマドルいます?」
瞬時に壁を直しつつフランは聞く。
「え???」
「、、、、、えーっと、、、あ、いた」
「「え???」」
2人が疑問符を浮かべた瞬間。
フランは廊下側の壁を破壊し、ちょうどそこにいた父・マドルを轢いた。
「フランさん!?!?!?!?!?!?」
ライオが悲鳴をあげるがフランはどこ吹く風。
何が起こったかいまいち理解していないままによろよろ立ち上がった父・マドルを再度吹き飛ばし、今度こそ理解して戦闘の構えを取った父・マドルを今度は車で追い回し始めた。
件の被害者()はぼろぼろ、魔法局の外壁内壁もぼろぼろ、ライオの心臓はバックバク。
オーバーキルにも程があった。
なるほどカオス。いいぞもっとやれ。
オーターはフランを咎めることも父親を庇うこともせず無表情を貼り付けソファでコーヒーを飲む瞬間の姿勢のまま固まっていたが、彼の脳内ではクラッカーや紙吹雪、金銀のテープがとんでもない量飛び交い、なんかもうメチャクチャな騒ぎが行われていた。
ついにチピチピチャパチャパと猫ミーム達がオーターの脳内を踊り狂い始めたところでフランがやっと父・マドルを吹き飛ばすのをやめたため、オーターの頭の中のカオス空間も霧散した。
「誰がここまでやれと言ったんです!!??」
「誰も言ってないけど、、、私がやりたかったから、、、つい」
「ついじゃねーんですけど!?」
「、、、、、、、、、、そうはならんやろ」
事の顛末を聞いたワースは蚊の鳴くようなちっっっっっちゃい声で呟いた。
「なっとるやろがい」
ワースと同じようにぼそっと呟くオーター。
2人はぱっと顔を見合わせ、お互い微かに笑った。
2人がわずかに心の距離を縮めている一方で、フランは彼らと父親の物理的距離を遠くしようとしていた。
全員フランの車にぶち込んでみた☆
[chapter:副題
スピード狂と愉快な()仲間たち]
尚愉快なのは当のスピード狂だけの模様
────────
マッシュ・バーンデッド
フィン・エイムズ
ランス・クラウン
ドット・バレット
マッシュ「風が直接あばばばばばばばばばばば」
フィン「ねえフランさん!!これ前は屋根なかった!?ねえ僕の見間違い!!??」
フラン「よく覚えてたねフィン!!屋根は取った!!」
フィン「取った!!??」
フラン「せっかくの晴天なのに!!閉鎖空間で飛ぶとかつまんないでしょ!!!!」
フィン「つまります!!!」
ドット「ニッカニーツ先生!???ねえこれオレら死なない!?てかそっち崖!!ちょ、ちょ、マジで思いとどまって!!??」
ランス「ああああああ安心しろニッカニーツ先生の固有魔法は空を飛べるからっ」
ドット「なあスカシ!スカシピアス!ランス!?ランスさん!!??それ根本的な解決になってないこと気づいてるか!??」
フラン「雲の上までレッツ・ゴー!!!」
(全力で振り回されるが、連れて行かれる場所の景色はもれなく綺麗)
レモン・アーヴィン
レモン「フラン先生今日も楽しそうですね〜」
(まだ一回も乗ったことがないよ!よかったね!)
レイン・エイムズ
マックス・ランド
フラン「レインくん!ちょっと遠くまで行こう!」
レイン「いや、単位、、、」
フラン「今日は公欠ー」
レイン「、、、(悟)、、、なにで行くんです」
フラン「え?私の愛車」
レイン「、、、、(諦)」
マックス「レイン、魔法局から手がm、、、ニッカニーツ先生!?」
フラン「あっちょうどいいね!マックスくんも行こう!」
マックス「えっ、あの、手紙、、、」
フラン「えー、、、これレインくんじゃなくてもできるじゃん?シリルに丸投げしよ?」
レイン、マックス「「だめでは!?」」
フラン「いやこれシリルから魔法局に貸し出してる魔法道具のリストだし、、、シリルが確認したほうが早い」
レイン「なるほど、、、?」
フラン「っていうわけで行くぞ!!!!」
マックス「スピード緩めで!」
フラン「鋭意努力する!!」
レイン「それ無理なやつでは、、、」
(息抜きと称して連れて行かれる。マックスは巻き込まれることが多い。息抜きと言うだけあって大抵は落ち着いた場所に行く(そこに着くまでの過程は全然落ち着いてない))
────────
アベル・ウォーカー
アビス・レイザー
アベル「、、、逃げてもいいと思うかい、アビス」
アビス「逃げられないと思いますアベル様」
フラン「何ごちゃごちゃ言ってるの、魔法不全の人との交流会だよ?」
アベル「はい、監督生が主体となって動いているんですよね」
フラン「そう。レインくんが生徒に説明、マーガレットちゃんが会場の管理、アベルくんは魔法不全の人たちに説明、、、今まではこういうのなかったんだけど、まさかマッシュがシリルの息子でイーストン入るとは思わなかったもんだから、、、うん、これからは学生のうちから交流しておくべきだってウォールバーグも言ったしね!」
アベル「、、、、、、、先生の固有魔法で行かなくても」
フラン「私の車が一番速い!!!!」
アベル「たしかにそうですけど!」
フラン「覚悟は良いか!超特急出発進行!!」
アベル、アビス「「ア゜」」
(魔法不全者との交流会で乗ったのが二度目。無事気絶した)
ワース・マドル
シュエン・ゲツク
フラン「着いたよ!起きて!」
ワース「、、、、、、、、ここは」
シュエン「、、、海の中」
ワース「、、、、、、、、、なにがどうしてこうなった、、、」
シュエン「レポート終わってないとか言うからじゃないか、よりによってニッカニーツ先生の前で」
ワース「これは本当不可抗力だろ、今までレポート忘れたこととかなかったのに、、、」
フラン「二人とも何か言った?」
ワース、シュエン「「いえなにも」」
フラン「海中生物とかあんま見ないでしょ、レポートにちょうどいいよ〜」
シュエン「助かったことには変わりないし、とりあえずレポート書いたら?」
ワース「、、、、、そうする」
(フランの近くでうっかり明日提出のレポート終わってなかった、なんて言ったものだからなしくずし的に海中生物のレポート書くことになって車で海にダイブ)
マイロ・ジェーニアス
オロル・アンドリュー
アンサー・シンリ
フラン「飛べーーーーーーーッ=͟͟͞͞( `∀’ )!!」
マイロ「・・・Ω\ζ°)チーン」
アンサー「この車に乗ると、、、必ず意識が飛bチ───(´-ω-`)───ン」
オロル「周知の事実です、、(×﹏×)」
(何度乗っても気絶)
ラブ・キュート
フラン「ラブちゃーん、ちょっとドライブ行こー」
ラブ「このあとクラスで集まんないといけないの!」
フラン「おっけー。、、、あっワースくん!オーター誘って海中散歩行こう!」
ワース「、、、、、、、、、、、、、、、、、マタコンドデ」
フラン「えー、、、残念、じゃあファーミン誘お!」
(噂を色々聞いているので常に何かと理由をつけて全力で回避中(でも仲が悪いわけではない))
────────
マーガレット・マカロン
フラン「マーガレットちゃん!」
マーガレット「あら、フラン先生、今日はなんの御用?」
フラン「ウォールバーグに禁書返してもらいに。あ、ソフィナちゃんのじゃなくて私のね」
マーガレット「そうなの」
フラン「てか昨日師匠のお墓行ってきたんだけど、マーガレットちゃんはどこか行きたいとことかない?連れて行ってあげるよ」
マーガレット「私はそれより先生のお師匠さんの話が聞きたいかしら」
フラン「いいよ」
(一回乗って軽く意識が飛んだので二度目がないようにうまく躱す)
カルパッチョ・ローヤン
フラン「おーい、生きてるー?」
カルパッチョ「・・・」
フラン「、、、うん、気絶してるね」
(気絶は痛みではないので毎回秒で気絶する。が、どうにか気絶しない方法を模索するべく努力はしてる)
────────
ドミナ・マーカス
レヴィ・ローズクォーツ
シャルル・コンティーニ
ガルフ・ガルガロン
ケニー・クラーク
マルコム・カーティス
ドミナ「もしもし、あっお父様!!なにかご用ですか!」
シリル『逃げなさいドミナ』
ドミナ「え?」
シリル『フランの機嫌が最高に良い。たった今とんでもないスピードでマゴル城から飛び出ていった。そこらの有象無象があのドライブの餌食になろうが何とも思わないが、、、ドミナは逃げなさい』
ドミナ「、、、、、、、、、、、、、、レヴィ」
レヴィ「あードミナ、どうしたぁ?」
ドミナ「、、、、、、逃げよう!今すぐ!!!」
レヴィ「は?」
ドミナ「フランが来る!」
レヴィ「、、、、、今日って」
マルコム「ニッカニーツ先生は今日は休みのはずですから、、、えー、、、はい、巻き込まれますね」
ケニー「車が来る前に逃げよう」
ガルフ「、、、、、わ、笑えねー、、、」
フラン「ヤッホー!!!大空ドライブの時間ですよ!!」
ドミナ「手遅れでしたお父様ァ!!」
シャルル「あああああ安心しろこんなこともあろうかとママに酔い止めをもらっている!」
レヴィ「酔うんじゃなくて気絶すんだよなァ!!」
(寮の談話室の窓をぶち破って入ってこられる。時々巻き込まれた他生徒の心臓が止まるw)
ロヴィ・ローズクォーツ
レヴィ「マジであの教師ヤベーよ!」
ロヴィ「そうか、大変だったね」
レヴィ「だからあの固有魔法、絶対に乗るなよ!?いやオレのときもそうだし結局押し切られるか、、、?てかそもそもどうやったら止まるんだあの人、、、つかブレーキどこやったんだ、、、?逆にあの人を止めるんじゃなくて固有魔法を止めれば、、、いや止まるわけねーな、、そういやあの固有魔法何で出来てるんだ、、、?」
ロヴィ「おーい、レヴィー?」
(まだ一回も乗ったことがないよ!良かったね!)
────────
ライオ・グランツ
アギト・タイロン
レナトス・リボル
カルド・ゲヘナ
ライオ「無理、無理無理無理ですフランさん!!」
フラン「無理とか言うな男前!!!」
アギト「これもマゾヒスティック道、、、」
レナトス「呑気に言ってんじゃねーよ!!!」
カルド「こればかりはハチミツをチャージしても無理、、、」
フラン「やればできる!死ななきゃなんだってできる!!」
カルド「あっ酔った、、、」
(気絶は1回目以降しにくくなるが車酔いが酷い)
オーター・マドル
アレックス・エリオット
アレックス「ちょ、待ってくださいニッカニーツさん!?ニッカニーツさんってば!!!」
フラン「待てない待てない敵は待っちゃくれないよ!!!」
オーター「・・・」
アレックス「それは知ってますけれど!!!何も貴女の固有魔法で行かなくても!!!普通に箒で」
フラン「私の車と箒!どっちが速いと思う!?」
アレックス「ニッカニーツさんの車!!」
フラン「はい大当たり!ってことはもうアクセル踏むしかないよね!!」
(アクセルのフラン、慣れのアレックス、諦めのオーター)
ツララ・ヘイルストーン
フラン「あっツララちゃん!見てこれ海中で見つけた!」
ツララ「ニッカニーツさん。これは、、、?寒い、、、」
フラン「あ、やっぱり寒い?うーん、ツララちゃんの固有魔法を阻害しなくて且つツララちゃんが暖まる魔法具作らない?」
(研究職のためドライブに誘われる確率よりフランが出先で見つけた面白そうなものを研究することが多い)
ソフィナ・ブリビア
フラン「あっちょうどいいところに!しばらく仕事休むんだけど一緒に弾丸旅行行かない!?」
ソフィナ「すみません、行けないです」
フラン「そっか、、、じゃあ何か買ってきてほしいものとかある?お土産にするよ」
ソフィナ「行き先に禁書があれば回収を頼んでも、、、?」
フラン「それをお土産とは言わないかな!」
(NOと言えるソフィナさん。因みに後日禁書はなかったからと海中写真が送られてきた)
────────
シリル・マーカス
ドゥウム・マーカス
ファーミン・マーカス
フラン「ハロー!私と空中ドライブしよう!」
ファーミン「、、、フラン?今夜中、、、」
フラン「え、夜中も夜中、草木も眠る丑三つ時だけど」
ファーミン「ウシミツドキって何、、てか眠いんだけど僕、、、」
フラン「めっちゃ綺麗な満月なんだよ、今日。シリル達叩き起こしてお月見しよう」
ファーミン「、、、兄者を叩き起こす?」
フラン「シリルも叩き起こすよ」
ファーミン「、、、、、、行く」
フラン「あ、眠気とんだ?」
ファーミン「うん。だからお父様と兄者の眠気も吹き飛ばす」
フラン「よしその意気だ行くぞ」
数分後、、、
シリル「目覚めたら高所ってこれなんてドッキリだ?」
ファーミン「お父様と兄者を叩き起こすよりこっそり車に運んで起きたときにビビってもらおうドッキリ」
フラン「お早いおめざめで」
シリル「さてはお前、相当ふざけてるな?」
フラン、ファーミン「「深夜テンション」」
シリル「お前たちの深夜テンションほど怖いものはないな、、、で、今回は何だ」
フラン「それは」
ドゥウム「、、、、、ここは」
フラン「はいおはよーー!まあ今深夜だけどね!」
ドゥウム「フランさん、、、?ファーミン、、、?お父様、、、?」
ファーミン「フランが月見するって言うから」
シリル「ようやく理解できたけれど、、、それを言わずに私たちを拉致る意味はあったかい???」
フラン、ファーミン「「そっちのほうが面白いじゃん」」
ドゥウム「似た者同士、、、」
フラン「はいはい今はそんなことどうでもいいよ!ほら車の屋根上がって!お月見だよ!!」
(フランの前世由来の行事によく付き合わされる。大抵車を使った脳筋戦法()で開催されるので日々ビビり散らかしてる(ファーミンは除く))
エピデム・マーカス
エピデム「、、、、、ハッ」
フラン「おはよー」
エピデム「、、、気絶していましたか?」
フラン「大体5分くらいね」
エピデム「先ほど車にぶつかったのはなんでしたか?それのせいで気絶したのだと思うのですが、、、」
フラン「どっかの鉱山からすっ飛んできた鉱石?」
エピデム「ここらへんで一番近い鉱山、、、え、まさか、、、え、ありえない、、、オリハルコン、、、当たって、、、無傷、、、、、、無傷!?」
フラン「うわっびっくりした!急に叫ばないで!?」
エピデム「嘘でしょう!?」
(車の硬度がオリハルコンを超えることに驚くエピデムがいる)
デリザスタ・マーカス
デリザスタ「なあお前!!お前さぁ!!!一回考え直そうぜ!?これが空飛べるとかオレっちちょっと信じたくないの!!!」
フラン「信じろ信じろ事実だから!!」
デリザスタ「ただの鉄の塊じゃん!飛ぶまでもなく落ちるじゃん!?ねえお前ここが空の上のマゴル城だって気づいてる!?」
フラン「何十年ここ来てると思ってる!ここが一番空に近い!!」
デリザスタ「お前いくつなの!?オレっち同い年くらいだと思ってたんだけど!?」
フラン「キミたちのこと赤ちゃんの頃からよく知ってる100歳超えた婆さんだよ!!!!」
デリザスタ「お父様のイカれた同級生ってもしかしなくてもお前!?」
フラン「わあシリルってば私のことイカれた判定してんの!?自覚はあった!!」
デリザスタ「あんのかよ!!直せ!!」
フラン「嫌だねこの私が一番私だ!!!さあ飛ぶぞ!!ワン・ツー・スリー!!!」
デリザスタ「ぎゃああああああああああ!!」
(ビックリマークが乱舞。悲鳴も乱舞。南無南無)
セル・ウォー(セル・マーカス)
フラン「はじめまして!私はフラン・ニッカニーツ!セル・ウォーくんだね!シリルのところに連れて行ってあげる!」
セル「え」
デリザスタ「お前がお父様の遠い親戚?」
セル「ひ、は、はい」
フラン「怖がらせるんじゃありません!」
デリザスタ「怖がらせてないし〜、、、てかこいつドミナと同い年?ちっせー!」
フラン「ハイハイ後でマゴル城帰ったらお話しして。とりあえず手っ取り早く私の愛車d」
デリザスタ「待ったストップオレっちたまにはアルキタイナーーー」
フラン「途中から見事にカタコトじゃん」
セル「あ、あの、、、?」
フラン「あ、ごめんねー。じゃあマゴル城の近くまでは歩こう。近くなったら私の車でね?」
デリザスタ「うげ、、、。まーとりあえずよろしくな〜」
セル「は、はい!」
(マッシュと同じ年齢。車で上昇したとき魂が一瞬風と共に去りぬということになったかもしれない(戻ってきてるからヨシ))
────────
アダム・ジョブズ
ウォールバーグ・バイガン
フラン「水中走行ちゃれんじぃ!」
ウォールバーグ「やめろ!!無理!無理!こんな鉄の塊!一回沈んだらもう戻ってこれない!!!」
フラン「行けるいけるやればできる!!」
ウォールバーグ「絶対無理!!!先生も何か言ってください!!??」
アダム「、、、行けるだろ( ̄ー ̄)bグッ!(^_-)-☆」
ウォールバーグ「嘘でしょ!?」
フラン「レッツ・ゴー!!!!!!」
(察せ)
メリアドール・エイミー
オチョア・デール
メリアドール「あっ、遠慮しておきますね。代わりにオチョアをどうぞ」
オチョア「無理です師匠!!!」
メリアドール「ちょうど買ってきてほしいものもありましたし、、、少し買い物を頼みます」
フラン「おっけー!何買ってくれば良い?」
メリアドール「とりあえず───と────ですかね」
フラン「了解!行くよ!!」
オチョア「ししょーーーーーーー!」
(オチョアが犠牲になる)
絶対にツッコミを追いつかせないフラン・ニッカニーツ
·今日も今日とて超絶ハイテンション。
·ツッコミが飛んでくる前にすでに次のボケを繰り出すため、ツッコミが追いつかない。
·尚、一連のスピード狂事件においてフランに悪意は9割9分ない模様。
·子供を大事にしない親は地雷。
·台風の目ダイブから帰るとき何かにぶつかって海に落ちたが水中でも走れるため問題なかった。(問題あったのはデリザスタ)
·数多のフラグと人を物理的にふっ飛ばし、今日も楽しく生きている。
全ての元凶、車
·お前は絶対禁忌魔法。
·とりあえずお前は車っていう固有名詞を返上しろ。
·空色で塗られてる(が時々フランが変えたり誰かが勝手に色を変えたりしてるため高確率で色が違う)。
ツッコミが追いつかなさすぎてついに諦めはじめたシリル・マーカス
·100年経ってようやく諦めはじめた(が大抵脊髄反射でツッコむ)。
·のど飴常備。
·竜巻に突っ込もうとする馬鹿がいるとは思わなかった。
·ファーミンがフランに似てきた気がして戦々恐々。デリザスタには後でのど飴あげた。
魔法で補えば目が見えるドゥウム・マーカス
·ツッコミは放棄。ボケは放置。だってツッコんでもフランはやるし、フランがやると言ったら絶対やるので言っても無駄。
·目が見える魔道具はコンタクトレンズを媒体にして水晶体になんたらかんたら、、、エピデムとフランがいたからできた芸当。
·車の原理が未だによくわかっていない。うっかり昔カラドボルグを車の上に落としてしまったが壊れなかったし傷一つつかなかった。恐怖。
超特急ドライブにハマり始めたファーミン・マーカス
·楽しい。
·父親よりフランに懐いている。
·今のところフランのドライブを一番楽しんでいる。
·台風ダイブの後、海に落ちたとき海中の景色が結構綺麗でしばらく見てた。また行きたいらしい。
·デリザスタがいると色々叫んでくれるから楽しい(他の兄弟は諦めてるか声量が足りないらしい)
魔道具開発が楽しいお年頃のエピデム・マーカス
·兄の目が見えるようになって嬉しい。
·それはそれとしてやはりツッコミは放棄、ボケは放置。でも結局悲鳴は上げる。
·私ではツッコミ役は荷が重いのでデリザスタとお父様で頑張ってください。
圧倒的被害者兼ツッコミ役のデリザスタ・マーカス
·ごめんよデリザスタ、、、ツッコミ役が必要だったんだ、、、(私と読者様のために)犠牲になってくれ、、、
·喉が痛い。寿命も縮んでる気がする。
·比較的兄弟の中ではまともなため結局ツッコミ役を担う羽目になる。
·因みに台風の目から飛び出たときバランス崩して海に落っこちたので気絶した。
どうあがいてもフランと鉢合わせるドミナ・マーカス
·だってヴァルキスだもん、、、
·逃げたいが逃げられないので時々レヴィを盾にする。
·校内で破壊音が鳴り響くと「あっフランさんだ」ってなって無言でUターンする。
·危機回避(フラン特効)能力がアップした。
学生時代にフランと海に潜る羽目になったウォールバーグ・バイガン
·本当に死ぬかと思ったと彼は語る、、、。
·フランの固有魔法を禁忌魔法指定するのはまだ諦めてない。
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イノゼロ闇堕ちif(原作if)
イノゼロ闇堕ちif(原作if)
「貴方このまま突っ込む気ですか!?」
「致し方ないね!世界がかかってんだ!総員覚悟は良いか!?腹ァくくれ!!」
「良くねぇぇぇぇ!!!!」
「ぎゃああああああああ!!!」
「あああああああ!!!!」
「キツイキツイキツイキツイ!!!」
「ねえこれ何で空飛べてるの!??鉄の塊じゃん!!!」
「内臓浮いてるぅぅぅぅぅ!!!」
「あーーっちょ、気絶するな!!起きろ!!!」
「もう怖いもんなんてないんだよ!!!」
「オレはありますよ怖いもん!貴女の頭の中が一番怖い!オーター気絶してるし!!」
「神覚者が聞いて泣くわ!」
「これもう神覚者関係無い!!!」
「さぁアクセルを踏み込め私!!時間は有限!ブレーキなんて踏んでられねーッ!」
高い高い大空にハイテンションな叫び声と悲鳴が響く。
声の元は旧型の車。
ぎゃあぎゃあと騒がしいその車を運転するのはベージュ色の髪をハーフアップに纏めた黄緑色の目をした女。
ご存知フラン・ニッカニーツである。
見た目に反してやけに広い車内ではフランが連れてきた神覚者やイーストンの生徒数名が悲鳴を上げている。
彼らが目指すは空に浮く禍々しい城、マゴル城。
なにがどうしてこうなった────
気絶しかけの死んだ魚の目で車に揺られる彼らは皆一様にそう思っていた。
こんな事になったのはおよそ3日前にまで遡る、、、。
3日前、イーストン空中廊下────
「シリル・マーカスはどこだ」
バリン!ガシャンッ
窓ガラスが無残に砕け、そこから一人の女性が飛び込んできた。
「ヒェッ、だ、誰!?」
フィン・エイムズが驚きながら聞く。
「私はフラン・ニッカニーツ。ウォールバーグを出せ。シリルに会わせろ殺しに行く」
しっかりと自己紹介をしつつも、女、、、フランは怒りが収まらない様子で周囲を見渡す。
「殺すって言っちゃってる!言っちゃってるよこの人!怖い!!」
流石ツッコミ役。
こんなときでもツッコミは欠かさない()。
「、、、あー、、、うん、君たちには何もしないよ、シリルさえぶっころs、、、ぶっ飛ばせればそれでいいから」
明らかに怯えたフィンを見て、怖がられていることを自覚したフランは少し語気を弱めて両手を上に上げる。
「えっと、私先生呼んできます!」
レモンがそう言って離れ、数分後。
「フラン、、、。久しぶりじゃな」
少しよろめきながらウォールバーグが現れた。
「ウォールバーグ久しぶり!何だどうした顔半分。新手のおしゃれ?ンなわけないな、似合わんから治したげる。ところでシリルはどこ?あの師匠の墓ぶっ壊したドアホは!かけてて良かった監視魔法ってね!!!!」
ウォールバーグの頭に何やら怪しげな液体を容赦なくバシャバシャかぶせつつ立て板に水どころか断崖絶壁に激流のごとく一気に言いきったフランは苛立ち紛れにその液体の瓶を床に叩きつけた。
「、、、イノセント・ゼロの名を聞いておらんか?」
「は?イノセント、、、?まさかあのアホ厨二病再燃した?轢く?轢こう、轢くしかない」
ぱっと車が現れ、フランが乗り込もうとしたためウォールバーグは慌てて止めた。
いくら敵とは言えかつての学友。
轢かれるのをみすみす見過ごすわけにはいかない。
そして友人が殺人犯になるのを見過ごすわけにもいかなかった。
まあ墓荒らし、、、うん、怒るところそこか〜、、、とは思ったが。
なんてことがあった。
そして。
フランはウォールバーグや神覚者達のもとで修行を終えたマッシュ・バーンデッド含む4人、マギアルプスのうち上位3人、オルカ寮の2名等々を有無も言わせず愛車にぶち込み。
全体重をかけるかのようにアクセルを思いっきり踏み込み車を発進させ、、、
冒頭に戻るのである。
「無邪気な淵源がなんぼのもんじゃい!シリル・マーカス!!首をよこせ!!」
そんな声とともにマゴル城の壁が見事に破壊された。
ダイナミックお邪魔しますにも程がある。
誰が車乗ったまま壁破壊してくると思うんだ。
というかそもそもあの壁めちゃくちゃ硬かったはずだったんだけどな!?
「ゑ」
臨戦態勢に入った兄弟のうち、次男と三男と四男が車で吹き飛ばされ、長男は六男と戦闘を始めている。
別ルートで着いたらしいメリアドールに、何故か全快しているウォールバーグ、神覚者、イーストンの生徒までもが勢揃い。
もうわけがわからない。
どうしてこうなった。
あたまいたい。
魔法って言葉じゃ片付かない。
イノセント・ゼロ、、、もといシリル・マーカスは思った。
そうだこいつ、常識という常識が全く通じねーんだった、と。
強いて言うなら常識を根本から破壊したうえで塵も残らないように粉微塵にするやつだった、と。
「言い訳は、、、」
「聞くわきゃないだろ覚悟しろや」
瞳孔カッ開きでブチギレているフランを前にシリル・マーカスは静かに死を覚悟した。
──────────────────────
フラン・ニッカニーツ
·教師ではない。神覚者にもなってない。
·何をするでもなく世界中回ってた。
·アダムの墓に念の為かけてた監視魔法に誰かが引っかかったので見たらかつての友人が墓荒らししててブチギレ。
·突撃お前が墓荒らし
イノセント・ゼロ
·同期がキレてて死を覚悟。
·流石に死ぬ。たとえ死ななくても死ぬまで追いかけてくる。
·そうだよお前ってそういうやつだったよな(諦め)!
その他
·怪我を回復してもらったり無理やり()連れてこられたりしてマゴル城に特攻。
·ウォールバーグとメリアドール以外全員この人誰?ってなってる。が、イノセント・ゼロは倒さなきゃいけないのでとりあえずその疑問は飲み込んだ。