主要登場人物一覧
大石慶敬(23)…4代目主人公 国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
豊島敦也(23)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
新屋智輝(23)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
甲賀彪馬(24)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
大野義也(30)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
日野悠矢(32)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
村島陽斗(28)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 操縦士
勝村有人(35)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 操縦士
海野崇(40)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班副班長
浦渼祐輝(59)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班班長
北海遼(38)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊長
河内慶六(49)…国家保安庁特殊空衛団長
睦月陸(46)…国家保安庁特殊空衛団管理官
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「今日は派手に飲み明かそう」
「昇進を祝してかんぱーい」
都内のある小料理屋では、貸切で国保幹部らによる飲み会が行われていた。
矢田派の決起集会でも使われたこの小料理屋は、遡ること、警衛隊時代から親交がある小料理屋で、現国保長官矢田の愛人が店主を努めている。
そんな大盛り上がり中の小料理屋の前に数台の黒塗りの車両が止まった。
「よし、お前らわかってるな?速やかにやるぞ。」
「了解」
「各自それぞれの配置につけ」
スーツを着た男達は一斉に散らばっていった。
1時間後………
小料理屋からスーツを着た幹部達が出てきた。
「うまい料理ありがとう。またくるわ」
「はい、またぜひお待ちしております」
そう言うと女将は軽く頭を下げた。
その時だった、覆面にスーツを着た一人の男が上空に向け拳銃を撃った。
「我々、反戦派、これより貴様らの処刑を下す」
男が叫ぶと後ろから次々と覆面にスーツを着た男達が出てきた。
「お、お前ら何者だ?」
「こんな事していいとでも思っているのか?」
「知るかよ。俺らはお前らを殺すように命令されてるだけなんでね。」
そう言うと一人の男は目の前にいた幹部の腹部に向け二発銃を撃った。
そして倒れ込んだ幹部を立たせると首元に刃先を切り込ませた。
「さぁーて、さっさとやっちゃうか笑笑」
翌朝
小料理屋の前は警察車両が取り囲んでおりかなり騒然としていた。
「そうか。成功したか」
「はい。報酬は?」
昨夜、幹部らを殺した男達を目の前に矢田は笑みを浮かべながら煙草を咥えた。
「報酬?何のことだ?」
「はい?いやですから、報酬の1億を。私たちはその報酬のために昨日やりました。見ず知らずの人間を殺して。」
「口答えすんのか?お前ら前科者だろ?人殺しとか朝飯前なんじゃねーの?」
そう言うと矢田は椅子から立ち上がった。
「さっさと目の前から消えてくれ。これはお前らが勝手に仕組んだ事だ。それか何だ?俺が命令した証拠でもあんのか?」
「そ、それは」
「ねぇーよな?笑笑お前らそんな頭賢くねーもんな?笑笑 さっさと消えろよ」
そう言うと矢田は吸っていた煙草を灰皿に捨てコーヒーを口に入れた。
「ちょっと待ってください。話が違いますよ」
「うるせーんだよ」
そう言うと矢田は持っていた拳銃で男の後頭部に撃ち込んだ。
仲間が目の前で殺された男達はただ立ち尽くすことしかできなかった。
「もう用はねーんだよ。」
そう言うと矢田はそのまま男達に発砲し殺した。
その日の夜
北海は、欠伸をしながら第二本部庁舎を出た。
「今日は疲れたなー。早く寝ないとー」
そう呟きながら北海が手元のスマホに目をやった時だった、数台の車が北海の進路を邪魔するようにして停車した。
「あ?」
北海がつぶやくと車から男達が出てきた。
「幕僚監部の者だ。北海遼。お前に殺人指示の罪で身柄拘束請求が警察庁からきている。よってお前を身柄拘束する。時間午後11時30分」
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