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#ご本人様には関係ありません
「いいんだけど、まぁいいんだけどさぁ」
ホテルの元貴の部屋に集まった僕たちだったけど、さっきからブツブツ若井がうるさい。
まぁその原因は自分たちなので仕方ないのだけど···。
「いいならいいじゃん」
「いやいいのよ、けど2人のリンクコーデっていうかカップルコーデに俺を巻き込むな!」
大阪入りした僕たちは元貴の提案コーディネートで揃えた、つもりだった。
まぁ揃ってはいたけど若井の中では3人お揃い♡というより僕&元貴+おまけ、的に感じたらしい。
「よくないんじゃんー、寂しいだろうから入れてあげたのにさ」
「俺だけちょっと違うのよ!しかもなにあのハートみたいなのして写真撮られて!···まぁいいけど、いいけどもう元貴からの服の指定は聞かない」
「若井のケチー、さすがに2人だけあれじゃ匂わせが過ぎるかなって。まぁ俺はいいのよ?堂々と付き合ってます、で。けどりょうちゃんがさぁ」
僕の方をちらりと元貴は見て、にやっと口角を上げた。
いたずらなその表情にドキッとしてしまい、だめだめと首を振った。
「それは、だめ。今は···今は、言えないよ···」
「わかってる。大丈夫、俺はいつまでも待つよ。でも、これくらいはいいでしょ?」
「もとき···」
「俺はさ」
椅子から立ち上がり、ベッドに座っていた僕の前に立つとポンポンと頭を撫でられた。
「いつでも、どこでもりょうちゃんは俺のだって言いたくて仕方ないの。だーってこんなに可愛いし?かっこいいし?抜けてるし?」
「それは言わないで」
「大切なものには名前書いておかないとね、誰かに取られちゃったら大変でしょ?だから本当はあれもこれもお揃いにして、どこでもいちゃいちゃして見えるところに印をつけてね」
ちゅ、と首元にキスをされる。
流石に見えるところには···というか跡はつけないよう気をつけてくれているけど、本当はつけてしまいたいってことで、言えないけど思わずどこでもどうぞ、と差し出してしまいたくなる。
「じゃあ僕も元貴に名前書いておきたい」
「ふふ、どこでも···」
「ほんとにぃ?ふふ···」
元貴の顔が近づいてキスしてくれる、と顔を少し上げた瞬間に椅子がガタガタと大きな音を立てた。
あ、若井がいること忘れてた。
「うぉーい!!!やめろっ!俺まだいるから!」
「なに、まだ居たの」
「ごめん、忘れてた···」
「うぉい!もういいです、帰るから好きにして···」
荷物を持ってさっさと帰る若井が僕たちを軽く睨む。
「2人が付き合ってるって公表したら俺マジでありとあらゆること喋るからね!いちゃいちゃいっつも俺の前でしてることもこっそりバレないと思ってる手繋いでることも元貴がヤキモチ焼きまくってるのもりょうちゃんがたまに惚気てくるのもぜーんぶ!もう、それで本とかにして売る。だから···それまで今みたいに仲良くしててよ」
「···ありがとう、若井」
「···ありがとね」
バタン、とドアが閉まり改めて僕は元貴にキスをした。
「あいつ、やっぱりいいヤツだな」
「だね···」
「ということで···せっかくだし、若井の期待に答えて仲良くしよっか?ね、りょーちゃん♡」
元貴の黒い瞳がギラリ、と光る。
うそでしょ···ライブ、数日後に控えてますけど···。
「いや、えと、そのぉ···」
「公表出来ないからね?その分···しっかり身体に刻みつけとこうかなぁって、俺のだって♡」
「ぁっ、だ、だめぇ···!」
次の日、いててと腰を押さえる僕とめちゃくちゃご機嫌な元貴を見て若井に「マジでいい加減にしろ」と大きくため息をつかれることになった。
コメント
9件
あの写真は可愛すぎました🫠
💙の書いた本、私買います🙋笑