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私はイデア・マチルダ
先日、ウォルバーグ校長と世界を共に変えようという契約を結びました。
なので、今から本屋に向かい試験対策本を買おうと思います。
カランカラン🔔
「いらっしゃい」
『試験対策本ってある?』
「あるよ。ほれ」
『ありがとう』
「それにしても試験対策本なんて買ってどうするんだ?
お前さんは優秀なんだろ?本なんて買わなくても行けるんじゃないのか?」
『入るだけじゃダメ。私は本気でトップを狙いに行く』
「そうか、じゃあこれも持っていけ 」
「お菓子だよ、勉強には糖分だろ?」
『そっか、ありがとう』
『(さて、何から始めようか)』
『(今すぐにでも、勉強に取り掛かりたいが、家のこともある。やはり、先に…)』
(ドンッ)
「痛ってぇ!」
「おいおい、肩を痛めちまっただろ! 」
「ご、ごごご、ごめんなさい!」
「謝って済むわけねぇだろ??」
「(この人、めっちゃいかついじゃん!泣)」
『(どうして、誰も止めないの?
こいつら、やっぱり最低だな)』
『ちょっと、やめなよ 』
「あ”? 」
「うるせぇ!雑魚は引っ込んでろ!」
『リフォルスタン』
「ガハッ!」
『あんた、私が誰かわからないの? 』
「よく知ってるさ、マチルダ家の出来損ないだろ?顔にアザが出なかったもんな(笑)」
『ふーん、よく知ってんじゃん。
言っておくけど、私はアザがなかったけど、魔法が使えないわけじゃないから』
『じゃあね 』
「あ、あのありがとうございます!! 」
「僕は、フィン・エイムズって言います!」
『私は、って言わなくても分かるか』
『あんな奴なんかに、ひよってたらダメだよ 』
「はい! 」
「それって、試験対策ですか?しかもイーストンの!」
『まぁね、ちょっと事情があって…』
「僕も受けるんで、一緒に頑張りましょう! 」
『あ、うん。頑張ってね』
『(普通にいい子だなぁ)』
『じゃあ、またね』
「またねー」