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來音@
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🌷ティアの就職
ティアはデータ入力の仕事を続け、職業訓練は安定したので、ミリアの支援を受けながら就職活動に励んでいる。
ティアは27歳になっていた。
面接では、なかなか採用されなかったが、ミリアに手伝ってもらって、とても良い感じの履歴書が作成できるようになっていた。
ティアの症状は妄想を現実だと思ってしまう精神疾患だということも、今はその症状が治まっていることもつつみ隠さず書き、障がい者雇用で就職先を探し続けた。
そしてついにティアは特例子会社で清掃の仕事をすることに決まったのだった。
最低賃金が保障されていて、今までの職業訓練の額とは比べものにならない程たくさんの金額もらえる。
ティアは、こんなに自分の力でお金を稼いだのは初めての体験だった。
「普通の金額、お給料が保障されて良かったわね、ティア、もう自宅に帰ってもいいかも知れない」
ミリアは言った。
「わたしが母と一緒に暮らすと、また空想に逃げるかも知れません、母は賢いので言葉がきついのです、どうかわたしをこのままこの施設にいさせて下さい」
ティアは、また母に口うるさく教育されたら、逃げてしまうかも知れないと思うのだった。
「わたしはティアがそうしたいのならかまわないわ、確かに何かあってもこの施設にいたほうが安全ね」
ミリアはそう言ってくれた。
「はい、これからもよろしくお願いします先生」
ティアはようやく安心した。
(もうここがわたしの家、障がい者年金で住めるのだから)
ティアはこれ以上両親や弟に迷惑をかけたくなかった。
コメント
3件
いやあ…ティアがついに自分の力でお金を稼ぐところまで来たんですね。障がい者雇用で清掃の仕事、しかも「自分の力で稼ぐのが初めて」という一文にぐっときました。それと、母親の言葉のきつさを恐れて施設に残る決断をしたのも、すごくリアルで胸が詰まりました。「安全な場所」として施設を選べたのは大きいですね。ティアの一歩一歩が丁寧に描かれていて、本当に応援したくなりました🌷