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「君の努力が足りないんだよ!少しぐらい頭を使ったらどうなんだ、誰のおかげで食っていけてると思っているんだ、わるかったな!お手伝いさんを雇えるぐらい稼ぎが無くて!」
「そんな事一言も言ってないわ」
彼は怒ってベッドルームに行ってしまい、私は泣きながら割れた花瓶をかたずけた
そのまま涙は止まらず、私は深夜営業のコインランドリーに行って、彼のシャツを洗い乾燥機にかけた
シャツ一枚ごときで口論しているのが信じられなかった
しかしここで考えた、問題の本質はシャツや私が家事が、出来ない事だけではなさそうだ、どんなに私が頑張って彼に尽くしても、彼は満足することはないような気がしていた
まるで私の愛情をザルに入れてザーザー底から流しているように
そこで以前に言われた父の言葉が頭によぎる
あいつはお前の財産目当てだ・・・・
私の実家からお金がもらえないから?たしかに彼に兄から買ってもらえた車を与えたら、数ヶ月は夫婦仲はそれはよかった・・・・
いいえ!違うわ!父の言う事なんか信じちゃダメ!
私は首を横に振った
彼は付き合う時にどんな家庭に生まれようと、私は私だと言ってくれた
彼は仕事のストレスにさらされているのよ、もっと私に愛情深く支えてほしいと願っているだけなのよ
私は帰ってベットで寝ている彼に抱き着いた
「ごめんなさい・・・私・・・もっと頑張るから・・・」
彼は抱きしめ返してくれた
「俺のほうこそ悪かった、一度に多くを要求しすぎたよ、あんまり君が家の事が出来ないものだから、でもそういう風に育てられたのは君のせいじゃない、普通の家庭では妻はみんな出来ることだから、これから俺が教えてやるから、少しでもまともな妻になれるように頑張ろう」
彼はそう言って温かい腕を私に回してくれた、許してもらえたことで私はポロポロ涙をこぼした
仲直りのセックスはいつもより彼は優しくしてはくれたものの、相変わらず痛みは酷くて
それでも私は感じているフリをした、そして当たり前のように翌日不正出血をした