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手を伸ばして私のパンティーを勢いよくずらし、荒い吐息は耳にひっきりなしにかかる
硬くて大きな勃起した彼のモノが脈を打って太ももに感じる
不意に柚彦君の全体重を感じ、自分が組み敷かれているのを自覚した
彼の重みで私の体はベッドのマットレスに沈んでいる、乱暴に彼の足で私の足を割られた、急に柚彦君が見知らぬ他人のように思えた
欲情に我を忘れている彼には、私の突然の変化は伝わらなかった
途端に私はうろたえた、まるで霧を縫って差し込む光のように、恐怖が体を切り裂いた
「いやっっっ!」
私は両手を彼の胸に当てて勢いよく突き飛ばした
「やめて!お願い!柚彦君!いやなの! 」
その言葉が彼に届くのに一瞬の間があった
私は恐れおののき、やめてと言ってもやめられなくて無理やりに脚を割って入られてしまうのではないかと飛び起きて、ベッドの隅にシーツで体を覆って逃げ込んだ、手がどうしようもなくブルブル震える
しかし・・・あっけにとられた彼は、凍り付いたようにその場にじっとしていた
彼の表情には情欲の痕跡は残ってはいたものの、まなざしはいつもの彼に戻っていた、そして私の顔を覗き込んで言った
「どうしたの?痛かった?」
「ああ・・・・ごめんなさいダメなの・・・どうしても出来ないの・・・ 」
彼は「ふぅ~・・」っと低いうめき声を出し仰向けに寝転び片手で目を覆った
私は自責の念がこみ上げ、涙が後から後から溢れてきた
「ごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・・柚彦君・・・ 」
とうとう私はせきを切って泣き出した
「いや・・・いいんだよ・・・泣かないで・・・よし・・・落ち着いてきたぞ 」
彼は身を起こし私の髪を撫でた
「君が止めてと言えば僕はやめると約束しただろう?だから泣かなくていいんだよ、君は何も悪くはないんだから」
そういって優しく慰めてくれても、彼が傷ついたのが私にはわかっていた
肉体面のみならず、自分がまだ彼を信じきっていないという証拠だった
こんな状態が続けば、いつかは彼に嫌われるようになるだろう
「心配しなくてもいいよ・・・今日は疲れただろう?それじゃ僕は帰るから一人でゆっくりして」
何事もなかったかのように、彼はベッドを降り、しばらくポポの相手をすると
「また明日ね」
と彼は私にキスして部屋を出て行った
私はどうすることもかける言葉もないままベッドの上から動けなくなり
ドアが閉まると体をまるくしてむせび泣いた
辛い・・・・・・
どうして私はこんな風なんだろう・・・
どうして私は柚彦君のしたいように
させてあげれないのだろう
そのほうがずっと簡単なのに俊哉と違って
あんな苦痛をこうむるはずは絶対ないと
わかっているのに
痛くないように彼は細心の注意を
払ってくれていたのに
「どうぞ続けて」
と・・・
どうしてもその言葉が言えなかった
彼にのしかかられた時荒い息が耳にかかった時
ひきつるように恐怖心が体を貫きどうしても
我慢が出来ずじっとしていられなかった・・・・・
きっと彼はあきれたわ・・・・
絶対別れられる・・・・・
こんなに好きなのに・・・
私はいつまでも泣き続けた