pm.13:00
tn side
「マイクラ日常ーー!!」
「「いぇーーーーい!!」」
トントンの号令で始まった撮影。
1、2回で終わる予定の、MODを使った世界の撮影だった。
「いやこれちょっと大変やな。半日かかるぞ」
1時からの撮影は、既に4時まで回っており、メンバーからは疲れが滲み出ていた。
(せっかくの休日なのに、ゾムと一緒に居れてへん!)
若干イラついてきたトントンの操作はガサツになってきた。
コトリ、と音がして見ると、ゾムが唇に手を当て
「しー」っとしながらコーヒーを置いてくれた。
(やばい、可愛い)
思考停止したトントンは隣に立つゾムの腰を掴んで抱き寄せる。
「…っ!ちょ、とんとん?」
小声で話しかけるその声に、可愛いの一言しか出てこない。
疲れ果てたトントンはそのままゾムに抱きついていた。
shp side
トントンさんの音声からなんか聞こえるんやけど?
「……トントンさーん?なんか動き止まってますけど大丈夫ですか?」
「ん?あぁ、大丈夫やで。どしたん?」
「なんやトントンも疲れてきたんかぁ?」
コネシマさんの茶化す声が聞こえるが、いやそうじゃないだろ。
明らかに誰かの声聞こえたやん!
どうやら俺しか気がついてないようだ。
なんだか凄く色っぽい声だったような気がする………
トントンさんに限って彼女とかはないだろうし
ショッピは空耳だ、と思い込むことにして、作業を再開した。
ci side
なんかショッピが言ってたけど、トントンが止まってたのってなんでやろ。
………なんか、声が聞こえてきたし、誰か居るんかな
あとでショッピに聞いてみよ
zm side
手で口を抑えて、抱きつかれたままの腰を動かして離れようとする。
その間にもトントンは俺の服の中に手を入れて触ってくる。
「…っん、んン」
生理的な涙が出てきて、トントンを睨みつける。
マイクをミュートにしたトントンは優しく、悪どく微笑んで「ごめんごめん」と言った。
「トントン!撮影中やのにこんなんしたらだめや!」
「はいはい。気をつけるねゾムさん」
あ、これ全然反省してないやつだ。この状態のトントンは全く使えなくなるからな。
そろそろ撮影終わらせるか……
「トントン、トントン。もうそろそろ撮影終わらせたら?」
トントンの頭を撫でながら言ってみると、素直に頷き、画面に顔を向けた。
夜もこんなに素直だったらいいのになぁー
なんて叶わない願いを浮かべつつ、トントン達は撮影終了したらしい。
「強引に終わらせてきたわ」
「…wwなんて言ったん?」
「え?疲れたからもうやめにしようやって」
「草。めちゃくちゃ強引やな」
じゃあ、、、と言ってトントンはゾムを持ち上げた。
「今日疲れたから溜まってんねん。付き合ってや。ゾム」
腕の中で見上げたトントンがかっこよくて、顔が赤くなる。
「……う、ん」
きっと耳まで赤くなっているだろう。
いや、イケメンなトントンが悪いんだ。トントンのせいや!!
なんだかムカついて方ゾムは少しもの抵抗に、トントンの頬に口付けをした。
「…お前ばっかりが、優位になるなよ」
顔を背けて言ったゾムは、ご存知の通り耳まで真っ赤だ。
トントンはゾムの可愛さに思わず叫びたくなるが、グッと堪えてベットへと急いだ。
tn side
ゾムを俺の膝の上に座らせて、わざとらしく体に触れてみた。
「んッ…///やめろってば!」
顔を真っ赤にして目には涙を溜めている。
「かわいいなぁ〜ゾムぅ」
「そんな分かりやすくニタニタすんな!」
ゾムは身を捩りなが抵抗するも、与えられる快楽に身体はビクビクと反応している。
「んっ、、あっ!とんとっ!も、やめっ」
身体の力が抜けたのか、ゾムはベットの上にへたり込む。
「…ゾム」
名前を呼びながらゾムの服を脱がしていく。
ベットに行く前の威勢はなんだったのか。ゾムは既にへろへろで、俺の顔を見ては目を逸らしている。
「ゾム。なんで顔逸らすん?」
「……やって、とんとんが、男前だか、ら……////」
「そか」
「ひゃ……/////あっ!んっ…///」
可愛い事を言ってゾムに思い切り突く。
腰を逸らして快楽から逃れようとするその姿でさえ愛おしい。
「んっ~♡んんっ…///」
「ぞーむ♡」
人差し指でゾムの涙滲む目元を拭えば、その手に擦り寄ってくる。
ふわふわとした髪の頭を撫でつつ、動きを激しくする。
「い、いっちゃ、う…っ、とんと、……あっ」
「イッてええよ?」
耳元で囁いたら、ゾムは一層高い声で鳴き、絶頂する。
透き通るような白い肌に括れた腰。肌からはゾムのいい香りがして思わず顔を埋める。
絶頂した際に跳ね上がった腰の下に手を入れて持ち上げる。上がった足をトントンの身体に絡めてきたゾムひキュンと胸が鳴る。
「…あ、ん、、とんと、キスしてや……//」
優しく口付けをし、ゾムが柔らかに微笑む。
「…二回戦目、イけるよな?」
自分でも分かるくらい悪どい笑みを浮かべたあと、トントンは激しい口付けをする。
「…んむ//、、んっ♡んぁっ」
苦しそ、幸せそうに啄むゾムに加虐心が湧き上がる。
「ゾム、愛してる」
「ん、俺もあいしてる」
一瞬離れた口付けの合間に交わされる愛の囁きが愛おしい。
激しく抱き合いながら夜を過ごしていった。
ci shp side
「…なんか強引に終わったな」
撮影終了後、チーノとショッピは雑談をしていた。
「…なーチーノ。トントンさんって誰かと住んでるんかな?」
「いやそれ俺も思った。なんか人居そうな動きやんな?」
うーむ。と二人して考え込む。
まさか、あの童帝で女っ気のないトントンが同棲しているのか?
「…今度、聞いてみるか?」
「せやなぁ、でも気まずくない?」
「……やっぱり大先生やコネシマさん当たりに先に聞いた方がいいかもな」
撮影中にいきなりミュートになったあの時間が気になる。前々からこんなことはあったのだが、最近は更に多くなっている気がする。
「あっ!そういや明日飲み会あるやん!!珍しく勢揃いだって喜んでたやつ!」
「あーー。そか、もう明日か。ありがとチーノ。俺忘れかけてたわw」
楽しみやなぁ、と明日に胸を高鳴らす二人であった。
コメント
2件
やべぇ…くっそ好き
天才を見つけてしまった,,,,,。 続き見てきます!