車で雑談しているとあっという間に我々国の軍基地に着いた
gr「今日はいないやつもいるが、早速紹介するぞ!」
そう言った後、迷うことも後ろを振り向くこともなくどんどん奥に進んで行った
ut「僕も先行ってるわ会議室やしな」
そう言って大先生も行ってしまった
この場にはゾムさんと俺だけ
「今日は誰がおるんですか?」
いない奴がいると言っているのでそこまで多くは無いのだろう
いくらなんでも大人数相手では緊張するというものだ
zm「えっと、ロボロとトントン、それからコネシマ、シャオロンだけ…あっあとエーミール」
完全に1人忘れられていたような反応をするゾムさん
なんか知らんけどその人可哀想やな
zm「まぁ、大丈夫やから俺らもはよ行こ!」
そう言ってこちらを気にかけながらゾムさんも先を歩き出した
俺もそれに続くように足を進めた
会議室と書かれたプレートが掛かっている扉の前でゾムさんが止まった
恐らく、目的地なのだろう
zm「俺が先入るし、呼んだら来てな」
そう言ってノックもせずに入っていった
こういうのを見ていると、a国でのゾムさんはやっぱり嘘なんだなと改めて自覚した
だって、彼は自室以外は必ずノックし、上官相手は敬語で模範そのものだった
思考に耽っていれば俺を呼ぶ声が聞こえた
…でもまぁ、全てが嘘ではなかったから
再会した時、話した時、笑った時、どうしてもチラついたあの時の貴方との生活
扉に手を掛け思いっきり開ける
すると、色とりどりな目がこちらを見ていた
嘲笑ってやろう、ゾムさんの隣は俺なんだと
「今日から仲間になりましたショッピです」
思いっ切りの笑顔を向けて一言
「力になれるか分かりませんが、微力ながらも軍に尽くしたいと思います」
すると辺りはざわめき出した
俺に自己紹介をする者、模擬戦に誘う者
様々だが聞こえないフリをしてゾムさんを見る
少し驚いた顔をしていた
当然だろう
だって
『今日から仲間になりましたゾムです』
『力になれるか分かりませんが、微力ながらも軍に尽くしたいと思います』
これはa国でのゾムさんの挨拶なのだから
周りはそれに気づいていない
こんなことも分からんとか、やっぱりゾムさんの相棒は俺や
誰にも伝わらないかもしれない
でも、それでいい
ゾムさんに伝われば、俺が分かれば
この行動にも意味がある
各々の自己紹介も終わったようで、早速模擬戦の誘いを受けた
理由は単純、うるさかったから
無視してたらキャンキャンずっと言ってるし
何この人、犬か?
それはそうと模擬戦…手合わせはトラゾーさんと以来
久々に戦えることに喜びはある
俺と、ゾムさん、コネシマさん、シャオロンさんは訓練場に行く事になった
グルッペンさんも行きたがったけど、トントンさんに止められていた
その他の人も用事があるらしく、このメンバーになった
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