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皆信じてやれよ!千冬は絶対そんな事やらないよ!
1コメ!千冬を疑うなよ!!!!
あぁ 、最近の俺はおかしい 。
嗚呼。そうだ。お前はおかしい。でもお前よりも他の奴らはもっとおかしい。
こうやって、俺の中にはもう1人の俺がいた。
いつも話しかけてくる。正直迷惑で、消えて欲しい。
なんでそんなことを言うんだ兄弟。俺はお前を手助けしてやってるんだ。
そんなことしてない。いつも、いつも、
余計なことばかり言うじゃないか。何がしたいのか分からないし。
そうか。そうか。とりあえず、お前の友達が呼んでるぜ。
「千冬、どうしたの?さっきからずっとぼーっとしてて、大丈夫??」
「大丈夫 、」
好感度を上げたいだけなんだ。別にお前のことなんて心配なんてしてない。
うるさい。黙って。
「千冬最近体調悪いの?いつもぼんやりしてるから、
何かあるんなら相談くらいしてよな??」
「あ、うん。」
くだらない。相談したところで迷惑そうな顔をしながらきいてるじゃないか。
うるさい。武道はそんな顔してない。
「千冬、なにか、右目の瞳が揺れてるよ?どうしたの、これ。」
彼は俺の頬を触って、瞳を見つめた。
こうやってさり気ないことで心臓がどきどきするのは気の所為だ。違う。そういうことじゃない。
絶対違う。
「顔赤いよ?大丈夫?」
「だっ、大丈夫だから、!」
俺は彼の手を退けさせた。心臓が持たない。
「ごめん、心配で、」
「俺もごめん、大丈夫だから、」
「お前1回倒れてるから、また無理するんじゃないかって、」
「ばーか。そんなすぐに倒れねぇわ。」
「倒れてるくせに。」
「うっせ。」
「千冬ぅ。ちょっとこい。」
遠くから呼んだのは馴染みのある場地さん。
俺は駆け足で彼の元に走った。
「どうしました?場地さっ((」
彼はいきなり俺を抱きしめた。
「んばっ!?ど、どーしたんすか、!?
場地さ、」
「 好 き だ 。 」
その言葉を理解出来ずにいて、
「い、いきなりどうしたんすか、」
困惑するばかりの俺に彼は「そうだよな 、」と呟いた。
俺は彼の背中を摩り、彼の心配をした。
しかし彼は、その後何も言わず、俺を離さなかった。
「あの 、、場地さん、、視線が、、
それに、、もうそろそろ集会が始まりますよ、?」
あと2分だ。みんなも集まり始めている。
それでも離そうとはしなかった。
「ね、ねぇ、場地さ、」
彼の重心が傾き、俺の方に体重を乗せ始めた、
「ば、場地さん!?」
彼は膝が床について、俺にもたれかかった。
「え 、場地さん、、?どーしたんすか、」
彼の背中をさすっていた手がぬれていた。
「え 、、場地さん、?場地さん!?!?」
俺はその手を見ると、赤く、濡れていた。
「誰かっ !?!?誰か!!!!助けてくださいっ!!!誰か!!!」
俺は周りのひとに助けを求めたが、誰も見なかった、
なんで、どうして、壱番隊の隊長が死にそうなのに。
なんで誰も動かない!?
「何事だ。千冬!もう集会は始まっ((」
「助けてください!!!たす、けっ、
助けてくださいっ!!場地さんが!!」
「どーした、?何があった!?」
彼を地面に倒して、止血を始めた、
俺は、何をしたらいいかわからなくて、
「どいてろ千冬!!あとは任せてお前は、自分のこと優先にしろ!!」
「場地さんが、、場地さ、死んじゃ、場地さんが、」
「武道!!!千冬を離れさせろ!!!」
「はいっ、!」
「嫌だ、!!!場地さっ、場地さ、!!」
たけみちは俺を離れさせようと引っ張ったが、
俺は場地さんという親友を失うのが嫌で、
失いたくなくて、パニックになっていた。
「ッッ 、三ツ谷、千冬を、」
「……分かった、」
三ツ谷くんと武道は俺を無理矢理離れさせた。
俺はベンチに座らせてもらい、三ツ谷くんはずっと背中をさすってくれていた。
「あ゛あ゛ぁぁぁぁ、ゴホッゴホッ 、ぐすっ、」
俺は泣くばかりで、武道も、三ツ谷くんも、
みんなも、状況が把握できない状況に陥った。
しばらくして、救急車が到着し、場地さんは搬送された。
そして、なんとか俺は集会に端っこで参加した。
隣には三ツ谷くんと武道が寄り添ってくれた。
「今先程、場地が搬送された!!
殺人未遂と考えられる!!!
………ナイフで刺されたんだ 。」
その言葉で集会はザワザワと騒ぎ始めた。
そんな中で、「松野がやったんじゃねぇの?」
そんな言葉が出てきた。その言葉で、
「確かに 、一番近くて、刺しやすいのはあるけど、
あんなに尊敬していたのに??」
「なんかあったんじゃねぇの、」
「そういえば、最近場地さんといるところ見た事なかったな。花垣ばかりだ。」
「それで喧嘩??」
「かもな。有り得るのは松野くらいだろう?」
「敵の奇襲なんて、最近敵とか居ないし、腹いせとか、」
「まさか笑」
「だってあいつ、壱番隊荒らすことあったろ。
急に殴りかかってきたし、金魚の糞が。」
そんな声が聞こえてきて、俺は耳を塞ぎたくなった。
俺じゃない、俺なわけいだろ、?俺じゃないと叫びたかった。
嗚呼。お前じゃないさ。大丈夫。あいつは勝手に死んだんだ。
でも、声が詰まって、その言葉は出なかった。
泣くことしか出来ない俺が、悔しいのか、辛いのか、もうなんなのか分からない気持ちが俺をぐちゃぐちゃにした。
そんなこと言う声も聞こえてこなくて、俺がどれほど信用されていないかが分かる。
みんな俺が、犯人だと思ってるって訳か、?
息 が 詰 ま る 。