テラーノベル
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〖名前〗
駄作許して……
俺はこの名前が大っ嫌いだった
〖女の子になりたいんですかーw?〗
〖かわいそーw〗
散々言われて聞き飽きた
好きでつけてもらったんじゃないのに
家族だって
母「適当に決まってるじゃない」
「威風はちゃんと意味があるわよ」
ヨシヨシ
青「んへへッありがとッ…!」
母「あーw!思い出したわ、!何も無い人だから無人ってつけたのよーw!」
父「1歳差でこんなに身長に差があるのはやっぱり才能の違いなんだろうなw」
母「ほんっと威風だけで良かったわ…」
「産まなきゃ良かった……」
俺はそこで確信した
俺は死んで消えるべきなんだって
何も無い脳で分かった
空っぽのあるだけの頭で
桃「産まれてこないのが正解だったんだねッ」
青「いや、それは…」
桃「もういいよお兄ちゃん…そんなの疾っくの昔から知ってたから…」
青「ないこッ…」
桃「俺がお兄ちゃんの弟でごめんねッ”…」ポロッ
青「ないこッ……!!」
桃「うるさいッ”!!」ポロポロ
青「……!?」ポロッ
母「何するのよッ!!」
父「早く出ていけッ”!!」
桃「お父さんもお母さんもお兄ちゃんばっかりッ”!!お兄ちゃんなんかッ”…」
青「ないこッ”!!」
桃「ッ”…!!」ポロポロ
ガチャッ
タッタッタッ
桃「はぁッ…はぁッ…」
逃げないとッ逃げないとッ!!
桃「ッ”…」ポロッ
ゴテッ…
桃「うッ”…ひぐッ”…」ポロポロ
どうして?どうしてこんなに上手くいかないのッ
お兄ちゃんは上手くいっているのに
理不尽だよッ…こんなのッ…
おかしいよッ…
タラァッ(血)
立って逃げないとッ
スッ…(立つ
タッタッタッ!!
母「はぁッ…やっと出ていってくれて精々したわ〜w」
父「失敗作もいなくなったし今日はご馳走だなッ…w」
青「あ……ぁ…ッ」ポロポロ
ないこがッ…
なのにお父さんもお母さんも知らないフリだ
母「それより威風大丈夫?」
青「ッ”…」ポロポロ
父「威風…?」
青「うるさいッ”!!」
「なんでッ”なんで俺ばっか優先するのッ”…ないこも家族なんにッ”!!」
「おかしいやろこんなのッ”!!ないこが家出してッ”…精々したってなんなんッ”…?失敗作ってなんなんッ”…?同じ人間なんにッ”…!!ないこの気持ちも考えてやッ”!!」ポロポロ
母「威風ッ……?」
青「俺はないこを追いかけてくるッ”…」
「じゃあなッ”」
ガチャッ
タッタッタッ!!
ないこッないこはどこやッ
おらへんッ
桃「……!?」
タッタッタッ
青「……!!」ポロポロ
「待ってやッ”!!」ポロポロ
ダメだッお兄ちゃんを泣かせちゃったッ
怒られるッ…
ごめんなさいッごめんなさいッ…
グラッ
バタッ
桃「ッ……?」
あれ?倒れた…のかなッ
貧血かなッリスカもさっきして放置だし
青「大丈夫かッ!?」
桃「ぁ……」
心配しないでよッ
どうでもいいんだからッ
死にたいんだから
また俺が下になっちゃうじゃん…
父「お前ッ”!!威風に触んなッ”…!!」
母「早くどっかに行きなさいッ”!!これ以上威風と私達に関わんないで!!」
桃「生きててッ”…ごめんなさいッ”……」
フラッ
タッタッタッ
青「待ってやッ”!!」
タッタッタッ!!
青「ないこッ”!!危ないッ”!!」
ギュッ
桃「お兄ちゃんッ”…痛かったらごめんねッ”」
クルッ
ドンッ(引き離す)
青「ないこッ”!!」
ドシャンッ
その瞬間ないこがクレーン車の下敷きになった
青「ないこッ”…!!今助けたるからなッ”!!」
桃「もう…いいよッ……」
「俺は死にたいんだもんッ」ニコッ
青「いややッ”…俺が死なせんッ”…」
桃「お兄ちゃんッ…押した時大丈夫だった?」
青「そんなんどうでもええからッ”!!」ウルッ
桃「泣か……ないで…よッ」ニコッ
「ごふッ”…」
青「後ちょっとで救急車来るからッ耐えてや!!」
桃「無理……っぽいな〜…w」
ギュッ(手
青「ッ”…」ポロポロ
あははッ……やっぱりお兄ちゃんには
綺麗な月が似合うな〜…
人間ってほんまに死がわかるんだ…
桃「生きてね……」
青「ないこッ!!」
もう…いいや
じゃあね……
カクッ
青「ないこッ?」
桃「……」
青「ないこッ…?返事してやッ…」
「嘘やろッ…?なぁッ…ッなぁッ”!!」ポロッ
「起きてやッ”!!起きてやぁッ”!!」ポロポロ
桃「……」
数時間後
気づいた時にはもう病院やった
青「ッ”…俺より先に逝かんといてやッ…たった一人の大切な弟なんやからッ”…」
桃「んッ”……」パチッ
青「ないこッ”…!?」ポロッ
桃「ぁ……怪我してない……?」
青「ッ”…」ポロポロッ
ギュッ
青「なんで俺ばっか優先するんッ」ポロポロッ
桃「俺は何も無い人……だからかな」
青「ないこはなんも無い人なんかやないッ」
「ないこには才能があるッ」
桃「嘘ッ…でしょ…」
青「こんな状況で嘘ついとると思うん?」
桃「ッ”…」
「俺、才能があるのッ?」
青「そう言いよるやんッ…」
桃「ッ”…ひぐッ”…」ポロッ
青「安心しーや…ここには俺とないこしかおらんからさッ…泣いてええで」
桃「ッ”…うわぁぁぁあんッ”!!」ポロポロ
「俺ッ”誰かに認めてもらいたかったッ”」
「愛してほしかったッ”…!!」ポロポロ
「だけどッ”…だけどぉッ”!!愛され方も分かんなくなってたよッ”!!なのにッ”……」
「なのにッ”いふ兄はッ”お兄ちゃんはッ”お父さんやお母さんから愛されててッ”…でもッ”」
「俺のことは愛してくれてッ”…」
「そんなお兄ちゃんがッ”…羨ましくてッ”」
「大嫌いなんかッ”言ってッ”」
「ごめんなさいッ”」ポロポロ
青「……大嫌いってないこから言われて確かに傷ついたし辛くもなった」
桃「じゃあなんでッ”」ポロポロ
青「やけどッ」
ギュゥッ
青「何があってもッないこはッこの世界にたった一人の大切な弟なんよッ…」
「やからッ…居なくなるとかッ…死ぬとかッ」
「産まれて来なければよかったなんてッ」
「言うなやッ…」ポロッ
桃「ッ”…ありがとうッ”…」ニコッ
カクッ
青「もぅッ…何回心配させんねんッバカないこッ」ポロポロ
後日
ガチャッ
母「威風ッ!!どこ行ってたのよッ!!」
父「心配したんだぞ!?」
母「こんなやつの相手なんかしてッ…」
スッ…(殴ろうとする)
桃「ッ…」
青「……」
(桃の前に立つ)
ボコッ
青「いッ”…」
母「威風ッ!?大丈夫ッ!?」
青「ッ”…」
「俺のッ”」
父「あ?」
青「俺のたった一人の大切な弟に触んなッ”!!」
母「な、なんですって!?」
「無人ッ!!威風に何したのよッ!!」
桃「ッ”……」
青「俺はないこに何もされとらんッ”!!」
「ってことで、後は警察さん、よろ〜」
スタスタスタッ
桃「じゃあねッ」
タッタッタッ……
あの日
俺の父親と母親は逮捕された
俺らは成人済みだったため
ふたりで暮らすことにした
その日とはちがって
ないこも笑顔になり
今は幸せに暮らしています
𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸
イラスト部屋作ろうかなって考えてます🤫
またね〜ッ!!
コメント
2件
(›’ᾥ’ ‹ )ヴゥ゙ゥ゙こんな顔で泣くの我慢してる… ちょっとそのクソジジイとクソババアクレーン車の下敷きにしよ あとイラスト部屋作るのさんせーい!!
駄作なんて事ないですよ!? 神ですよ!?ほんっとなんで自分の作品を駄作なんて言うんでしょう(´Д`)