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#キャラ崩壊注意
調査船『極光丸』が厚い流氷を割り進んだ先に現れたのは人類のいかなる常識をも拒絶する絶景だった
po記者「すっご…これが南極大陸」
手すりに掴まりながらポッキーは息を呑んだ
首から下げた一眼レフカメラのファインダー越しに見えるのはどこまでも続く純白の氷原
そしてその遥か彼方天を衝くようにそびえ立つ漆黒の巨大な山脈だ
太陽の光を浴びて白銀に輝く頂の美しさと
人を寄せ付けない圧倒的な死の気配
それらが奇妙に同居する異様な存在感に
ポッキーのシャッターを切る指が思わず止まる
no登山家「見惚れてる暇はないぞ、ポッキーここからが本番だ」
背後から声をかけたのは大型のバックパックを軽々と背負ったのばまんだった
重厚な防寒着に身を包み背中には昨日ネフライトに「ねふらいと」とマジックで名前を書かれたあのピッケルが括り付けられている
その目は登山家としてすでに完全に引き締まっていた
no登山家「ヘリの準備ができた一気に第二キャンプ――標高六、〇〇〇メートル地点まで飛びそこからアタックを開始する…ふうはや天候はどうだ?」
fu調査員「今のところは安定してますのばまんさん」
ふうはやがタブレットの画面を見せながら歩み寄ってきた
眼鏡のレンズが南極の冷気でわずかに白く曇っている
fu調査員「でも、山頂付近の気圧配置が異常に不安定でデータ上見たこともないような局所的なブリザードが発生する可能性があります十分に警戒してください」
ak医者「地質データだけじゃなくて、天気予報まで完璧なんだねさすがふうはやくん」
医療用キットの最終チェックを終えたあきぴよが感心したように防寒グローブの手を叩いた
ak医者「まぁ何があっても僕が全員の体調管理はきっちり見てるから高山病の兆候が出たら容赦なく下山させるからね」
nf教授「いやぁ、あきぴよが医者だと本当に心強いねぇ! これなら俺の世紀の大発見も安全に持ち帰れそうだ」
ネフライトがいつもの明るいトーンで笑いながら最後にヘリへと乗り込んできた
モコモコのダウンジャケットの中で、彼の懐には昨夜からずっとあの『奇妙な石の破片』が重く沈んでいる
教授としての彼の視線は山の頂ではなくその深層に眠る「禁忌」へと向けられていた
no登山家「よし、全員揃ったな」
のばまんがヘリのハッチを閉めパイロットに合図を送る
no登山家「ぽみそしる登山隊出発する!」
激しい爆音を上げヘリがゆっくりと極光丸の甲板を離れていく眼下に広がる真っ白な大地が見る見るうちに小さくなっていった
◇
ヘリを見送り五人が臨時の大型テントに荷物を下ろした頃には山の空気は完全に一変していた
ヒュウウウウと不気味な風の音がテントの布地を激しく震わせるふうはやの予言通り視界を急激に奪うホワイトアウト――猛烈なブリザードが彼らをクローズドサークルへと閉じ込め始めていた
だが彼らを襲った真の絶望は自然の猛威ではなかった
no登山家「――おい、ちょっと待て」
テントの奥、物資の影を確認していたばまんの声が異様な低さで響いた
いつもの頼れるリーダーの声ではない何らかの「決定的な異常」に直面した時の喉が張り付いたような声
ak医者「のばまんさん、どうしたんですか?」
あきぴよが近づきそしてその場に凍りついた
物資の影に横たわっていたのは先遣隊として先に山に入っていた第六のメンバーの遺体だった
その頭部は無残に破壊され真っ白な防寒着が赤黒く染まっている
ak医者「な…これ、事故じゃない誰かに後ろから殴られてる…!」
検死を始めたあきぴよの指先が激しく震えだした
po記者「そんな…嘘だろ? ここには俺たちしかいないはずじゃ」
ポッキーがカメラを構えることも忘れ一歩後ずさる
ふうはやは無言でタブレットを胸に抱え込み
ネフライトの口元からいつもの笑みがふっと消えた
テントの外では全てをかき消すようなブリザードの___
閉じ込められた狭い空間の中で五人はお互いの顔を見合わせた
昨日まで笑い合っていた大好きな仲間たち
けれど今全員の脳裏に、昨夜受け取った秘密の封筒の文字が冷たく浮かび上がっていた
(犯人はこの中にいる――)
ゴリと音を立てて誰かの胸の奥で疑心暗鬼の牙が剥き出しになる
コメント
1件
やばばばばばっ!! この展開、キタキタキタ――!!😭💕 冒頭の漆黒の山脈と絶景の描写からもう鳥肌立ったのに、まさかのクローズドサークル&裏切り者フラグ!? 先遣隊の遺体描写が生々しすぎて、読んでるこっちまで凍りついたよ…ネフライト先生の石の破片も気になるし、ふうはやの天気予報も意味深すぎる!! 次の話、マジで待ちきれないんだけど!!🔥