テラーノベル
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俺の心臓の音聞いてよ、と掴まれた手が勇斗の胸板にあてられる。
確かにドクドクと波打つ鼓動はいつもより早足だ。
「ふ、ふふ…ドッキドキじゃん」
「仁人があまりにも可愛すぎて。」
「……素直な俺のがいい?」
「いつものツンな仁ちゃんも大好きよ。照れちゃう仁人も怒る仁人も素直な仁人も、ぜーんぶ好き。」
優しく甘く告げられるその言葉にじわりと体温があがる。
「…そう。」
「本当に大好き、ありのままの仁人を愛してる。」
ぎゅうっと抱き締められる。
勇斗は上から覆いかぶさってるから重くて少し苦しいが、それ以上に心地よくて俺もぎゅっと抱き締め返す。
「…俺も、好き。」
ポソリと言ってみる。
2人きりの時はできるだけ言葉にしようとは思うものの、やはり恥ずかしさと勇斗から貰う言葉に負けて俺からの気持ちがちゃんと伝えられてない気がする。
でも、なんだか今日はいつもよりも素直に伝えられそう。
「勇斗、好き…だいすき。誰よりも。」
俺がそう言うと勇斗は嬉しそうに笑い、またキスの雨を降らせてくる。
段々と深くなる口付け。
勇斗の舌が口の中に侵入し、歯列をなぞるように動き、ぞくりとする。
楽屋の時は一方的に口内を好き放題されるがままだったが、ここ家だから、俺も勇斗に応えるように舌を絡め濃厚なキスをする。
「ンン、…は、…っ…ぁ」
貪り合うようなキスに呼吸が間に合わなくなってきて、わずかな苦しさを感じ勇斗の肩を軽く押す。
唇が離れ、俺と勇斗の間につぅっと銀の糸が繋がった。ぷつりとそれが切れた瞬間、低く囁くような声で名前を呼ばれる。
「…じんと」
欲に濡れた、熱の籠った瞳。
「は、…やば…」
あまりにも色気が強すぎる。
「…寝室行こうか」
「ん、」
手をとって身体を起こされる。
そのまま繋いだ手をひかれ、寝室までの短い道のりを進む。
ぼんやりと、テレビつけっぱなしだなぁ…なんて思ったけど、そんな思考はすぐに過ぎ去ってしまう。
絡まる指が熱を持ち熱い。
ふわふわした心地だ。
辿り着いた寝室、ベッドに腰掛けるとそっとキスをされそのまま優しく押し倒される。
俺の上に勇斗が跨がって見下ろされる。
熱の籠ったままのその瞳に見つめられ、じわじわと体温があがっていく。
キスも2ヶ月してなかったくらいだからね、こんなことするのはもっと久しぶりなわけで。
ただでさえ、いつまでたっても慣れないのに、まるで初めての時のように俺の心臓は早鐘を打っている。
「は、はやと…なんか、恥ずかしい…」
そんなに見ないで、そう小さくこぼして目を逸らす。手は無意識にシーツをぎゅっと握ってしまっていたみたいだ。
………俺は生娘かよ。
脳内でセルフツッコミをしてしまうくらい、自分でも初な反応だとは思うけど、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「……はぁ」
勇斗が溜め息をついて、大きな手で俺の頬をするっと撫でる。
外していた目線を戻し勇斗をみやると、先ほどよりも更に熱を帯びた瞳で真顔で俺を見つめていた。
「はやと…?」
「……手加減できなくなりそう」
吐き捨てるようにそう呟いたかと思うと、噛みつかれるようなキスが降りかかってきた。
よくわかんないが、何かが勇斗に刺さったらしい。
「んっ、…ッ…ぁ…」
口内を勇斗の舌が暴れ回っている。
ぢゅる、という卑猥な湿った音と時折漏れる声だけが響く。
溢れそうになる唾液をこくりと喉の奥に送るが口の端から垂れいく。
散々貪り尽くされたあと酸欠でぐったりしながら荒くなった息を整えようとしていると、服の裾から勇斗の手がそろりと侵入してきた。服を押し上げながら、お腹から胸の方にすーっと撫で上げられる。
「アッ……!!」
擽ったさにビクリと身体が揺れ、上擦った声が出た。
「ちょ、…んっ…くすぐった、ぁ…」
「…擽ったいだけ?」
「ぅ、ん」
「じゃあ、ここは?」
そう言いながら、俺の胸の飾りを触る。
「ンァ…ッ!!」
前はなにも感じなかったそこは、勇斗によって感じるようにされてしまった部分で、久しぶりであっても勇斗の手で触られたら甘い痺れが走ってしまう。
「ここ、好きでしょ?」
「ゃあっ、ぁ…ンン、…」
自身の口から漏れる甘ったるい声に恥ずかしくなり手で口を塞ぎ、声が漏れないようにすると、それを見た勇斗が俺の両手を掴み頭の上で固定してしまう。
「だーめ、声聞きたい」
「や、…こ、んな、…声…ゃだっ」
「やだじゃないの」
勇斗は空いてる方の手と口で、俺を攻めたててくる。
「ンぁ…ゃ!…舐めないで…ん…ッぁ」
勇斗の手によって弄られたり、舐められたり、キスをされたり、まだ上半身しか触られてないのに俺のモノはすっかり熱をもちズボンを押し上げている。
むずむずとして脚を擦り合わせて熱をやり過ごそうとする。
勇斗はそんな俺をみてふと小さく微笑み俺の手を掴んでた手を離し素早くズボンとパンツを一緒に下ろしたかと思うと、俺のそれを大きな手で握り込む。
「ひ、ぁッ!」
急な強い刺激に、一段と上擦った声がもれる。
「……じんと、かわい」
「ヒッ…ん…ぅ、…あアッ!」
先走りで濡れたそれをしごかれ、ぬちゃぬちゃと卑猥な音が響き、羞恥心が刺激される。
「や、ぁっあ…まって、ぅあっ、」
久しぶりだからなのか、勇斗に触られてるからなのか、早々に達してしまいそう。
「…ね、…ぁ、やば…っンア…」
「イきそう?」
「んっ、んっ…、」
勇斗の言葉にこくこくと頷く
「いーよ、1回だそっか?」
その言葉とともに扱く手が早まり一気に絶頂にもってかれる。
「ぁッ…、…ん、~~ッッ!!」
吐き出された白濁がお腹にかかる。
勇斗はその白濁を掬い指に絡め、くたりとしている俺の後ろに手を伸ばした。
「ひぅっ」
ごつごつとした指がぷつりと入れられる。
俺を傷付けないよう、ゆっくり優しくではあるが本来出口の筈のそこに何かを入れられるのは違和感がすごい。
「じんと、力抜いて」
「ん…っ、ぅ…」
久しぶりの異物感に力を抜ききれない俺に勇斗が優しくキスをする。
ちゅっちゅっとリップ音を立てながら顔中にキスをし、唇をはむはむと啄まれ力が抜けていく、その隙に勇斗の指が奥まで入れられる。
俺のイイトコロを熟知してる勇斗は的確に俺に快感を与えていく。
指を抜いたり刺したり擦ったり、強い快感に声を抑えることもできず俺はただ喘ぐことしかできない。
「ひぁんっ…ぁっあ…んやぁ…!…ッ」
「きもちぃ?」
「ぁッ…ぅ、ンン…きもち、…ぃ」
いつの間にか増やされた指がバラバラと動く。
後で俺が辛くないように、たくさん解してくれるんだけど、それが逆に辛いくらいの快感に頭が真っ白になっていく。
指じゃ物足りなくて、早く勇斗を感じたくて、俺は勇斗に縋る。
「ぁ、はやと…ッ、はやとぉ…んぁ、あ」
「なぁに、じんと?」
「も、…ぃいからぁ…はぁアッ…」
「っ…でも…しっかり、解かさないと」
「ゃっ、アッん、はやく、はやとが…ぁッ、ほしい…の、…ンゥ…」
理性がまともに働いていれば言わないような台詞を吐き出し、勇斗を見つめる。
「おまッッ…煽るなよ」
勇斗は何かを堪えるように青筋を立てながら、俺のナカから指を一気に抜く。
「ンァぁッ?!」
「……はっ、明日のお前を思ってやり過ぎないようにしてんのに…ッ、」
そんなことを言いながら自身の反り勃つそれに薄いゴムを纏わせ、ぴたりと後ろに充ててくる。
早く欲しくて俺は勇斗に手を伸ばし首に手を回す。
「ね…はやく…ちょーだい…?」
「ッ、だから、…煽るな…ッ!」
ぐっと先っぽが入ってくる。
指とは比べ物にならない質量に息が詰まる。
「ぁ、」
「キッツ…」
ゆっくりと勇斗のそれが入ってくる。
「ん、ふぁ…ぜんぶ、はいった…ぁ」
「…は、…やば、あっつ…」
そのまま、しばらく動くことはせず、ただ抱き合う。
あぁ、幸せだ。
コメント
2件
わぁ、めちゃくちゃ好きです😭
うわー、もうこの2人の空気感がたまらないですね…!仁人が少しずつ素直になって「好き」を伝えられるようになった成長と、勇斗の「ありのままの仁人を愛してる」って言葉がすごく沁みました。久しぶりだからこそのお互いの熱量とか、照れながらも求め合う感じが丁寧に描かれていて、読んでいて幸せな気持ちになりました。次の展開も気になります!
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