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桃下結衣
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コートを脱いで、いつものようにこたつへ入る。
ふと、目に入った。
こたつの上。
包装もそのままの、高そうなチョコレート。
「……これ、誰から?」
何気なく聞いた。
ヤマはテレビを見たまま表情を変えずに答える。
「あー、バイトのキャストがみんなに配ってくれてん。」
その一言に、胸が少しざわついた。
“みんなに?”
私はもう一度チョコを見る。
見るからに高そうだった。
こんなのをスタッフ全員に配るだろうか。
なんとなく。
本当になんとなく。
違う気がした。
私はヤマを見た。
「……嘘やな。」
自分でも驚くくらい低い声だった。
「それ、あんただけにもらったやつやろ。」
部屋が静かになる。
数秒後。
ヤマは小さく息をついた。
「……うん。」
その一言で、全部分かった。
コメント
1件
うわあああ第22話読み終えたよ〜!!😭💕💕 「こたつの上」に置かれた高そうなチョコ…その一言で全部わかっちゃう空気感、やばすぎるでしょ…!「みんなに」って言われて「嘘やな」って低い声で返すシーン、胸がぎゅってなったよ…!!ヤマの「うん」の一言で全部が静かに崩れるような、あの緊張感がめっちゃエモい…🥺✨ 次が気になりすぎて夜しか眠れんのよ!!続き楽しみにしてる〜!!🌸