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基本、
「」→セリフ(通常)
“”→強調
『』→セリフ(電話やテレパシー)
〈〉→書面の文字(本やメール等)
〔〕→心の声
()→補足・よみがな
です!
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冥府──それは、亡者が集う場所。“あの世”と言うと分かりやすいかもしれない。
ここには十人の王がいる。それぞれ名を、秦広王、初江王、宋帝王、五官王、閻魔王、変成王、泰山王、平等王、都市王、五道転輪王という。この十人の王を合わせて“十王”という。
この十王の仕事は、亡者を裁き、亡者の行く先を決めること。生前に悪い行いをした亡者は地獄に、善い行いをした亡者は極楽浄土に行くこととなる。
冥府は地獄の亡者の悲痛な叫び声が聞こえるものの、基本平和である。逆に叫び声が心地よく感じるくらいだと、ある人は語る。
が、20年ほど前にこの冥府にやって来た神々が、冥府に波乱を呼ぶこととなる。
「──キャァァ!?」
「誰か、医者を……っ!」
女は叫び、男は“彼”を助けるために走る。
王座に座る少年は、目を見開きながら“彼”を見る。
「これで……、これで、信じてもらえるでしょうか。」
“彼”が見上げた先には──
「 泰山王“様”」
泰山王も少年も、あまりにも突然の出来事に驚き、“彼”の問いに答えることができない。
「では、次……は足で……すかね」
彼の言葉に流石に慌てた泰山王は、
「……お、お待ちく、ください!」
声が裏返りながらも、叫ぶ。
「そ、そこまでし、してしまったら! ──いくら貴方が神であろうと、出血多量で死んでしまいます!
おやめく、ください!し、信じます!信じますから!」
「……では、姫君は──」
「えぇ、我がむ、息子にお、お任せください」
それを聞いて安心したのか、“彼”は後ろへと倒れた。
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初っ端からまあまあシリアス。
神様キャラは銀髪とか白髪とかが多め。多分僕のフェチなだけ。
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青年
何故か傷だらけの青年。神様だというが、詳細は不明。
“姫君”に関するある目的を果たすために、20年ほど前に冥府へとやって来る。