テラーノベル
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「目黒、これ…」
目黒はソレを差し出して…
見える様に蓋を開ける
中に入っていたのはペアリングで
渡辺は、驚きを隠せない
「えっ…いつの間に…」
ソレを受け取って…夢中で見つめて、ニッコリ笑う
「でも、これ…。俺の指のサイズ…」
渡辺の指のサイズを目黒は知らない
「ソレは、コレを使いました」
徐に、ポケットから赤いリボンを取り出して
それを薬指に巻いてみる
「あぁこれ、ピッタリだ!」
「寝ている翔太君の指に、これを巻き付けて…。大きさ測って、店に持って行った///」
してやったりの顔をして、こちらを見ながら微笑んでいる
「俺、全然気付かなかった…」
「翔太君、グッスリだったからね」
ニコニコ笑う目黒に対し
【起こしてくれよ】と不満げな顔
「それ貸して」
渡辺から小箱を受け取って
小さい方のリングを外す
「翔太君…」
真剣な顔をした目黒が
渡辺の手を取り、薬指に指輪をはめる
「翔太君…愛してる。来年から、しばらく会えなくなっちゃうけど…。これを見て、毎回…俺の事想い出してくれたら嬉しいな///」
「そんなの、ずっと想ってるよ…」
渡辺は、左手をギュッと抱き締めて
涙を流してそう告げる
そして
「あぁ!駄目!」
目黒が、もう一つの指輪を箱から外し
自分ではめようとしたので…慌てて止める
「何で、自分でするんだよ…」
泣きながら、ひったくる様にソレを奪い
「これは…俺が目黒に着ける!」
そう意気込んで、手を取った
緊張して手が震える
先程の目黒の様にスマートに…
意識すればする程、緊張してきて
指輪を持つ手がプルプル揺れた
「………」
それを目黒は茶化す事なく、ただ静かに待っていて
「目黒だって、この指輪見たら…俺の事思い出してくれよ///俺、意外と嫉妬深いんだからな…///」
目黒が目を丸くして、贈られた言葉に驚いている
「何だよ///俺が、目黒を想っちゃ悪いのか?///悪いけど…お前の想いに勝つ自信、今の俺は凄くあるから…」
「何言ってるの?俺の方が絶対、好きだし…」
2人は、お互い自分の方が想っていると…競い始める
「違う!絶対…俺の方が…」
ずっと目黒に会いたくて、やさぐれていた自分が上に決まってる…
言い足りないと、口を開くと
「んっ…めぐ…っ…!///」
再び唇を奪われ、グッと強く抱き寄せられて…
胸を掴んで、それに応える
繰り返される熱い口付け…
角度を変えたり舌を入れたり
今まで会えなかった、2人の時間の隙間を埋めるかの様に…
それは何度も繰り返される
「俺は絶対、今よりもっと良い男になって…。翔太君の所に、帰って来るから…///」
「分かった。俺も、絶対負けない。目黒より良い男になって、今度は目黒を焦らせてやる…///」
「楽しみにしてるね///」
「お前もな///」
笑い合って見つめ合う
その後、再び顔が近付いて…
キスされるかと思いきや
「キスだけじゃ、足りないかも…///」
耳元で…ニヤリと笑って、そう言われた
【完】
コメント
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誘導の仕方が上手いですねぇ〜😳