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シオドール殿下の刑を聞いた瞬間、体が自然と動き、駆け出していた。
バァンッ!
わたしは皇帝の間の重厚な扉に体ごとぶつかり、勢いよく開ける。
すると扉が内側に開いた。
「エンドリュー皇帝!」
「ご無礼をお許し下さい!」
「今すぐ公開処刑をお考え直し頂き、シオドール殿下の御命をどうか御救い願えませんでしょうか!?」
必死に訴えるとシオドール殿下と目が合う。
両目を見開き、動揺を隠せない、全てを悟ったかのような表情をしていた。
その表情を見た直後、わたしの脳裏を前世の記憶が駆け巡る。
1年B組の教室の窓から見える外の雪。
カーテンがふわりとドレスのように浮かび上がり、
両膝を突いて崩れ落ちて**********
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