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「もっと俺を愛して欲しい、俺だけを見て」
俺は誰もいない教室でそう呟きながら糸成先輩を押し倒した。
ガタッ
そのまま馬乗りになり手に持っていた包丁で糸成先輩の頬をなぞった。恐怖で怯えるその顔に俺は興奮が抑えきれなかった。
「糸成先輩♡」
俺と糸成先輩は付き合っている…でも、足りない。もっと、もっともっともっと俺で先輩を埋めつくしたい。俺だけの先輩にしたい。俺は満面の笑みを浮かべながら包丁を振りかざした。
「っ、七央やめっ…」
ザクッ
床一面に血が飛び散った。包丁を床に置き先輩の目玉をほじくり出した。吸い込まれそうな深い瞳。その目玉を夕日に照らしながら俺は言った。
「これで俺だけを見てくれますね」