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同じものを食べて、同じ曲を聞いて、同じことをする生活が続いた。

凸さんに会わない生活は、苦しいようで、凸さんの心配する顔を見なくて済むのにちょっとほっとした。

…死んだら、俺の葬式がされて、お墓で土と一緒に眠るのかな。

そういうのも、悪くない気がした。

でも…さようならは言いたくない。

…特効薬、見つけたんだ。

だから叶わない俺の夢で取り繕った日記帳は、ゴミ箱に捨てた。


………………早く、明るい気持ちになれない。

想像が、うるさい。俺の吐き気がする想像なんて捨てたい。

相当、俺は病んじゃってるみたい。心の奥がぐるぐるする。

独り言を言ってみようかなと思ったけど、■■■■としか言葉に出なかった。


俺はちっちゃな頃から変わり者のフリをしてる。ひねくれちゃってるんだよ。

…なんて、言ってみたら凸さんは「そうだね」って言うのかな。それとも「そうじゃない」って言ってくれるのかな。

…………………………もう、いいよ

一生孤独で、大丈夫だもんね…

ちっちゃな頃から良い人生って、胸張って言えてたっけ…?覚えてないや

最近常に気持ち悪い気がする。さっきだって嫌なものを消すように吐いたものを捨てた。

今日もくすりのんでねよう。


……………楽に、生きたい。

でもそれは駄目だ。願っちゃだめなんだ。

…………もう何も考えずに、踊れば、なんとかなるんじゃない…?…何変なこと考えてるんだろ。

またくすりのまなきゃかな



薬を飲んで、寝て、また起きる。

……………………………………なんかもうどうでもいいや

一度その考えが浮かんでしまえば、もう止まれない。

縄を天井に括りつける。

………………………できた、これって上手くできたのかな…?って、それすらもどうでもいいか

…………それじゃあ、

もう永遠に孤独で、大丈夫なんだ

「……………………………ばいばい」

おくすり飲んで寝よう

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