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#すちみこ
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七星そら
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コメント
5件

おばあさまッ思い出したんですかッッ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ 涙でボロボロです😭
うわぁ……第7話、読んだよ…… ばあちゃんがいるまのこと忘れてて、でも最後に「あんた…いるまじゃないかい」って気づいた瞬間、もう涙止まらなかった😢 「どんぐりもお金もいらん」って言うばあちゃんの優しさが、逆に切なすぎる…… みんなでいるまを支えてる感じもじんわり来た。優希がボロボロ泣いてるの、ちょっと意外だったけど、それだけ大事なんだね。 続きがすごく気になる……!
注意⚠️
nmmn
年齢操作・暴力表現
BL表現
茈家
___翠視点
プルルプルルル__
翠 「見つかった?」
黈 『確証は無いんですけど、まぁ雰囲気が似てる人見つけて…』
瑞 『名前がわかんないんだって〜!』
いるまちゃんが疲れて眠ってから1時間が経った頃、探偵ごっこをさせにいった後輩から電話が来た。
通話の後ろからは賑やかなうるさい声が聞こえて、多分街中なんだろうと予測が着いた。
翠 「今から俺らも全員行くから、なんか目印になるものある?あと、その人逃しちゃダメだからね?」
黈 『目印は…えーっと…』
瑞 『隣町の〇〇公園ってところ、今はこさめたち3人しかいないから来るなら早くね。』
翠 「意外と雨乃も使えるもんなんだね、生意気なやつだと思ってた。」
瑞 『はぁぁぁ?!』
怒って早口になる雨乃がうるさかったので、途中で通話は切った。
暇には今晩のいるまちゃん用の食材を買いに行かせていたので、目的地だけ連絡して放っておく。
たぶん来てくれるだろう。
翠 「あ、でもおれが二人連れて行くのは無理だし…やっぱ暇ここに置いておけばよかった…」
薬の影響で思いどうりに体を動かせないらんらんと、足にもリスカの跡があったいるまちゃんを走らせるのは酷だ。
かといって、おれが2人同時に背負える訳でもない。
翠 「俺だってか弱い男なのに…」
タクシーの中
____茈視点
茈 「…っん、すち…?」
翠 「起きた?」
桃 「ねぇすちー、水ちょうだい〜 」
翠 「はいはい、飲みかけでいいね。」
波に揺れるような感覚を体全体で感じる。
俺の部屋よりも狭くて、すちにらんもいるこの真っ黒い部屋はなんだ?そう考えてる間にすちが頭をペチンと叩く。
茈 「…なに?」
翠 「なに?じゃないよ、足にもリスカの跡あるの見たからね?なんで言ってくれないのさぁ」
茈 「見せるようなもんじゃねぇし、…オカンみたいなお前がだるいから。」
翠 「はいはい、それはすいませんでしたねぇ」
ムッとしたような顔ですちは俺にも水を差し出してくる。
「あんがと」と適当に感謝を伝えてから、ペットポトルを受け取って一口だけ飲む。
茈 「…で、このタクシー今どこ行ってんの?」
桃 「隣町の〇〇公園だよ、いるまが寝てる間にこさめとみことから連絡が来たんだ。」
ぎゅっと心臓が掴まれたような感覚になる。
雨乃と優希からの連絡ということは、きっとばあちゃんは見つかったんだ。
翠 「…嬉しくないの?」
茈 「……わかんない、嬉しいのに嬉しくないんだよ…」
ばあちゃんが見つかったという安心感と、昨日のような追い詰められた日がまだ続くと思ったら体が動かなくなる。
桃 「…頑張りすぎなんだよ、お前にはまだ未来があるのに…」
茈 「いいんだよ、お前が死ぬ頃には俺だって生きてたいなんて思ってないだろうし。」
翠 「みんなしてそんな事言わないでよ〜!俺は生きていたいのにぃ…」
車が止まってらんがお金を払う。その時俺らは運転手さんに「早まらないでくださいね?」と言われた。
桃 「あはは、すいません。変なことばっかり話してしまって…」
翠 「いるまちゃん、あそこ」
茈 「…!」
タクシーがこの場から去った後、すちは公園のベンチにいる3人の人影を指さした。
ふたりは若くて背中の伸びた青年。
ひとりは背中の曲がった、所々白髪の生えたばあちゃんだ。
黈 「あ、紫暮さん!ここです!」
茈 「…優希、雨乃ありがとう。」
俺は2人に感謝を告げて、ベンチに座り込んでいるばあちゃんと顔を合わせる。
茈 「なぁ、帰ろう?ばあちゃん。」
「…優しいお顔だねぇ〜、けどわたしには孫がおって、その子を待ってるんだよぉ〜 笑」
顔のシワがばあちゃんの優しさを表す。
俺のばあちゃんは、小さな頃の俺を未だに待ち続けている。見えづらくなった目は使い目ものならなくて、だけど小さい頃の俺の高い声と明るい陽気な雰囲気を感じ取ろうとする。
茈 「…その子は、いつ帰ってくるの?」
少し意地悪な質問をする。
ばあちゃんは驚くように少し固まってから、俺の手をぎゅっと握って話をする。
「あの子が、大きくなるまでわたしは待っていたいんだよ。けど、こんな老いぼれにはあの子が大人になるまで生きていられない…」
「あの子の両親は、本当の子供をゴミのように感じてる…いつも言っていたわ、『あんな子望んでない』ってね…」
茈 「…ッ、そう、知ってたよ。」
よく家に父さんも母さんもいないのは、ばあちゃんが嫌いだからじゃない。
俺が嫌いだからだ。父さんも母さんも、俺を産んでしまった責任から逃げるために仕事を頑張るフリをする。
俺の両親は授業参観に来たことなんて1度もない、いい成績を取ったって言葉ひとつかけて貰えない。
「私は、あの子の親の代わりになってあげたかった…けど、生きてる時代が違いすぎたんだろうねぇ…」
茈 「そんなこと…ッ」
「あの子は私と違って根から優しいからねぇ〜、わたしより何十倍も傷つきやすくて一人で抱え込む…」
「ねぇ、あなた達はわたしの孫を…見つけだして幸せにしてくれるかい?わたしはそれだけが心残りで地獄にも行けないよ 笑」
優しく、口元を上げてばあちゃんはにっこり笑う。
雨乃と優希は俺よりも涙でボロボロになってて、らんとすちは俺とばあちゃんを囲むように隣に座って背中をさすってくる。
「あなた、よくみるとわたしの孫に似てるねぇ〜けど、あんたの方が何十倍もかっこいいなぁ 笑」
桃 「だってさ、よかったじゃん。いるま」
茈 「うるせ…ッぇ…ポロポロ」
嫌になるくらい涙が溢れてき止まらない。
俺を覚えてないなんていつものことなのに、こんなにも俺はばあちゃんに愛されてたんだ。
もしも、ばあちゃん無しであの家で生きていたなら小学生のうちに絶対に自殺をしているだろう。
「…あれ、あんた…いるまじゃないかい…?」
茈 「…っえ?」
「そうだわ、その可愛い目は世界でいるまだけのものだものね、あぁここにいたのね…っ!」
動揺で固まる俺を前に、ばあちゃんは俺を優しく抱きしめた。何回も名前を呼んでくれて、その度に俺は嬉しさでボロボロに壊れかける。
「いつもありがとうねぇ〜、あんたが頑張ってくれてること知ってるのに、あたしは迷惑をかけてばっかで…」
これがたった一瞬思い出しただけの記憶でもいい、優しい孫を見る顔を俺に向けてくれたことが心底嬉しかった。
「周りの子はお友達かい…?みんな、かわいくて、ええ子達みたいやねぇ〜 笑」
茈 「…っあぁ友達だよ、ずっと友達ができなかった俺の…初めての友達だよ 笑」
「そうかい、ばあちゃんにこにこしちゃうねぇ〜…あんたが幸せなら、わたしはもう大丈夫やからね。」
「どんぐりも、お金もなにもいらんからなぁ〜 ニコニコ笑」
小さい頃の俺のばあちゃんへの恩返しは、どんぐりをあげることだった。
自分の手で届くものの中には、愛も勇気も無くて、木の下で転がっているどんぐりを拾い集めるのですら苦しかった。
茈 「…ばあちゃん、帰ろう?」
「あぁ、帰ろうねぇ。ここは〇〇公園だからおうちまで遠いけど、歩けるかい…?」
茈 「うん、歩けるよ。ばあちゃんは?」
「わたしは…」
ばあちゃんは顔を苦しそうに笑いながら、重たそうな腰を椅子からあげる。
こんな遠くまで一人で歩いてきて、身体も相当負担がかかってしまったんだろう。
黈 「あの…俺ん家、すぐ近くなんで泊まりますか…?普段使わないんでベットとクローゼットぐらいしか置いてないんですけど…」
優希がボロボロの顔をしながら喋る。
そういえば、こいつは元はこっちの街の出身だったな、なんて生徒会の情報を思いだしながら後輩の気遣いに甘える。
茈 「1日借りていいか?明日には家に帰れるように体調を整えてぇんだ…」
黈 「全然いいですよ、俺、あそこの家には帰らないんで 笑」
桃 「なら、みんなでそこに泊まらせてもらおっか。もう夜遅すぎるからね。」
公園の時計は既に12時を回っていて、スマホを確認すれば不在着信が母さんから何件か来ていた。
どうせ、飯はまだか?なんてくだらないことだろう。
黈 「俺、色んなもの買ってきますね。翠川さんに家の住所を送っておくんで、みんなでそこにいてください。」
翠 「うん、ありがとうね。」
瑞 「こさめも買いもん、行こか?」
黈 「いやええよ、もう眠たいやろ?先に寝ててもええから」
爽やかな顔で優希…いや、みことは俺たちをみことの家に泊めてくれた。
その家は本当に使われていないのか、ベットにクローゼット、机や時計ぐらいしか無い。
茈 「ばあちゃん、お腹すいてる?なんか食べる?」
「…いらんよ、ばあちゃんお腹すいとらんからねぇ〜…友達とこれ、食べな?」
ばあちゃんのポケットから出てきたのは個包装された飴玉だった。いちごミルク味の薄ピンク色の昔ながらの飴玉。
桃 「それ、貰ってもいい?」
茈 「いいけど… 」
らんは俺の手のひらに置かれた飴玉の中からひとつつまんで、個包装を取ってから口に運んだ。
桃 「うーん、やっぱ美味しいね」
茈 「おまえ、そんな飴好きだったん?」
桃 「別にそういうことじゃないけど、お前の手のひらに余ってる飴が可哀想だったからさ」
指をさしながら呑気に笑うらんを見て、隣にいるばあちゃんも笑う。
「飴が可哀想なのかい、おもしろい子だねぇ〜」
桃 「あはは、そうかもしれませんね 笑」
敬語を使うようならんを久しぶりに見てこちらも面白おかしく感じる。
確かにらんは変なやつだ。
けどばあちゃんもなんか変わってるからいい仲間なのかもしれない。