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スペクターへ
ねえ、お願いだから怒らないで、この手紙を最後まで読んでほしい。
そして……お願いだから、僕を見て。
僕の言葉を聞いて。
僕はずっと考えていたんだ。
どうして僕には何ひとつフィットしないんだろうって。
この身体も、この顔も、ロブロクシアンたちの真似をして彼らの能力や振る舞いをいくら勉強しても、どうしても「しっくり」こないんだ。
どれだけ努力しても、僕の身体は僕に拒絶されているみたいで、ずっと痛くて、違和感ばかりなんだよ。
そして、君が作ったこの「FORSAKEN」の領域も同じなんだ。
君がみんなを苦しめたり、絶望を与えたりして注目を集めているこの場所は、僕には少し厳しすぎるし、やっぱりどこか「合わない」んだよ。
君のそばにいたいから、君に会いたくて頑張ってこの領域に留まっていたけれど……やっぱり、僕にはここがフィットしないみたいだよ。
…アクチュアリティのことを考えたんだ。
僕たちのきょうだいである彼女が治めている「SWAPSAKEN」なら……あっちの世界なら、もしかしたら僕にも「合う」んじゃないのかな?
アクチュアリティは、僕たちとは違ってみんなを楽しませようとしたり、持っていないものを与えてくれて、もっと友好的な世界を作ろうとしているよね。
あそこなら、あの世界なら、僕のこの歪んだ体や存在も、優しく受け入れてもらえるかもしれない。
僕にぴったり合う「居場所」が見つかるかもしれないんだ。
だから、お願い。
君の力で、SWAPSAKENへと続くあの扉(落とし戸)を開けてくれないかな?
……分かってる。
君が僕をここに閉じ込めていることも、僕が君以外のものに夢中になると怒ることも。
でも、僕は君を捨てたいわけじゃないんだよ。
ただ、僕自身が壊れてしまう前に、自分に合う場所を探したいだけなんだ。
ねえ、スペクター。
僕を見て。
僕を見捨てないで、僕の願いを聞いてほしいんだ。
どうか、あの扉を開けて。
大切な僕の弟へ。
—— Modelrig1212(rig)より