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紫side
ある日の任務帰り、怒鳴り声のようなものを聞き慌てて聞こえたほうに走り出した。こんな夜遅くなのに言い争っている声はおかしいからだ。
そこには警察官らしき人と若い青年がいた。
紫「っあの!俺の弟に何か用ですかっ…!」
俺は思わず声をかけてしまった。
警察官とその若い青年はバッとこちらを振り向いた。警察官は俺に
警「お兄さん…でしたっけ、」
紫「はい。すみません、こんな所に置き去りにしてしまって…コンビニへ行こうとしていたのですが、いつの間にか弟がいなくなっていることに気付いて探してたんです。」
警「そうでしたか。夜の道は本当に危ないのでお気を付けください。」
紫「はい。ありがとうございます。」
警察官が去っていったのを確認し、俺はその子に声をかけた。
紫「ごめんね…大丈夫?」
赤「…なんで俺を助けたの、」
紫「…感、かな?」
「ねぇ、俺たちの所に来ない?」
赤「…分かった。」
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紫「ただいま〜」
桃「お帰り〜って誰?」
紫「あ、そういえば名前聞いてなかった。」
桃「も〜何してんだよ、笑」
紫「君、名前は?」
赤「赤、」
紫「赤くんってよんでもいいかな?」
赤「うん。」
桃「俺は赤って呼ぶわ」
紫「この子も今日から “家族”、ね、?」
桃「あいよ〜。6人かぁ。いいな笑」
紫「だよね~。」
赤「6人?」
紫「うん、全員でね。だからあと3人いるよ。」
青「お帰り〜!」
「あれ、?その子は?」
お風呂上がりで体がポカポカしてそうな青ちゃんが来た。
紫「ここじゃあ湯冷めしちゃうだろうし、中に入ろうか、」
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in リビング
黄「お帰りなさ〜い!」
橙「お帰り〜。ここまで来るのに時間かかっとたと思うねんけどどしたん?」
紫「ふっ、ふっ、ふっ、それはね…」
俺らは一番後ろにいた赤くんを前に出した。
紫「じゃん!今日から家族になる子です!」
橙「おお〜!!6人かぁ、ええやん!」
紫「橙くん、桃くんと同じ反応なんだけどww」
青「考えてること似てるんだよなぁ、ww」
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数日後…赤くんは黄くんと同じように選択を与えられた。
マフィアをせず、生活するか。マフィアをしながら生活するか。赤くんは即決でマフィアをすることにしたそうだ。
それに続き、黄くんもマフィアに入ることを選択したのだった。赤くんを弟のように思っているらしい。守るものができた瞬間だった。
赤くんも黄くんをお兄ちゃんのように慕っている。もちろん、他の4人もだ。
ーこれは、守るべきものができた者達の物語。
1章fin