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「mtk~。何回言ったらわかるかなあ」
「髪、染めてきて。黒に。 」
「…やだよ 今更。」
「あーーもう!ずっと言ってるよね。校則違反だから。
明日染めてこなかったら、本当にお仕置だから」
「へいへーい。」
注意してくるこいつは、wki hlt。
生徒会長で、クソ真面目。
これでも僕の恋人。
なんか…このあいだ流れで付き合ってしまった。 いわゆる問題児の僕とは真反対。
付き合う前からも髪の毛やピアスのことはよく言われていた 。 それも、僕だけに執着するような感じで。気のせいかもだけど。
彼は最初から僕のことが好きだったらしく、生徒会長になってからだる絡みするようになったそうだ。話しかける口実として最適だから、寧ろ不良でよかった、とのこと。
なんで僕に惹かれたかはさておき…まあこの学校生活も悪くないなと感じている。クラスは違うけど、髪型のことで毎日注意を受けるから話せるし、僕のことを大事にしてくれる、いい恋人だ。
そんな彼と何回か体を重ねた仲ではある僕。
彼の言う「お仕置」とは、多分、そういうことだ。
僕はなんだかんだ言ってお仕置されると興奮してしまうので、あえて明日も髪を黒に染めずに学校に行こうと思う。
そうすれば 最近できていなかった行為もできるし、なにより彼のお仕置が好きだ。
普通の行為より何倍も快感を得られる。
明日が楽しみだ。
wki side
明日髪を染めてなかったら、本当に許さない。
お仕置、という言葉に反応してにんまりとしたのを俺は見逃さなかった。
アイツは、俺によく変態だ変態だと言ってくるが、変態はどっちだか。
きっとお仕置を楽しみにしているのだろう…怒ったときは、激しくするから。
そんな生ぬるいことはもうしない。
彼は思ってもいないだろう。
俺が
「こんなもの」を買ってるなんて。
翌朝。服装チェック。
「へぇ……mtk
ご丁寧に髪の毛、別の色にしてきたんだ。 これまた派手な……」
「あっ…笑
はーいすいませーん」
明らかにニヤついている。
ちょっとだけ、イラッとくる。が…
激しく抱かれようと必死なのがまた可愛い。
そんなド変態の彼の耳元で囁く。
「…今日、放課後俺の家来いよ」
彼は顔を赤くした。
やっぱり、コイツに不良は似合わないよ…
今の俺は、ニヤッと 笑っていたと思う。
その日僕は、放課後のお仕置が楽しみで仕方なかった。
授業にも集中できない。いつもしてないけど。
どんなことをしてくれるだろうか。
そんな感じで、ずーっと上の空。
「mtk大丈夫?今日なんか浮ついてるけど…」
と、同じクラスの友達のryoちゃんに指摘されてしまった。
「ていうか、また髪染めたんだ。笑
wkiに怒られたんじゃない? 」
「んーまぁね。でもアイツの反応見るの楽しいし笑」
「悪ーい笑」
他愛のない会話。
身なりの異質さを除けば、僕は普通の高校生だから、それなりに友達もいる。
ryoちゃんなんか、もう出会って数日で親友になった。 ふわふわしていて優しくて好きだ。
反抗するのは彼、wkiにだけ。先生にも髪の毛については言われるけど…まぁ、一応謝ったりもするから、割と普通の態度をとっている。
そう、wkiにだけ。
放課後。
「mtk、俺にお仕置されたくて髪染めてきたの?」
「……うん 」
「ド変態さんだね笑
もう…風紀が乱れるんだけどなあ。」
「お前に言われたかねぇよ !?笑」
「はいはい。
てか…何されるかわかってる?」
「……言わせないで。」
「ん〜?いつもと違うけど大丈夫?笑」
「え? 激しく抱いてくれるんじゃないの」
「声でかいって。躊躇いないの?ここ道端だよ」
「いいよ別に。誰もいないし」
「そっか
まあ。教えたところで、嫌とも帰るとも言わせないんだけど」
「え?なにされるの ちょっと怖いんだけど」
wkiがにやけた。
え…普通に怖い。いや、まあもう引き返せないんだからどうせなら楽しんでしまおう。
言うてそこまで変わることはないだろうから。
そう、思っていた。
一旦切ります🎶
さあ、omtさんはwkiさんに何をされるんだろうか😁!?
コメント
4件
大森くんどんな事されるんだろう? 続きも楽しみに待ってます😊
うわぁ生徒会長と問題児パロめっちゃ好きなんですよぉ!次は何するんだろ…楽しみです!!