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🐶しろあ🐶
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20X X年…
イビト山………
は消えた。
代わりに、そこにあった大穴だけが
残りました。
その穴に、1人のニンゲンが落ちました。
ドサッ、
ニンゲンが落ちた。…花に受け止められ、
無事だったようだ。
「∗………ここはどこだ?」
前には薄暗い道が続いている。
どこに続くかは分からない。
「∗…行ってみるか。」
「ハウディ!」
奇妙な花が話しかけてきた。…喋る花?
金色に近い花びら。数枚ひび割れたような 模様が入っている。中央にはちゃんと顔もある。
声などから、きっと男なのだろう。
「キミはここに落ちてきたばかりだね?」
「そっか、じゃあさぞかし
困っていることだろう…」
「安心して、ボクが手取り足取り
教えてあげるから!」
…親切な花のようだった。安心し、
任せることにした。
「じゃあいくよ!」
刹那、
ツタがニンゲンの目前に伸びてきた。
あと1ミリでも伸びれば当たって、ケガを
してしまうだろう。
「∗…?」
「∗ふら、…うぃ?」
名前を呼んだ。反応はない。
しばらくして。
「……はぁ。」
ため息。
「…馬鹿だね、キミ。」
「初対面のやつのことを容易く信用するなよ。」
「この世界のルールを教えてやるよ。」
「この世界は、殺すか、殺されるか。」
「殺すか、殺されるか」
「…死なれちゃ困るからさ、…生きててよ?」
迫ってきていたツタは消えた。
「…マズい、そろそろおばさんが来る!」
何かに焦って、花…フラウィは地面に
消えていった。
「∗………???」
ニンゲンは何も分からず、ただ呆然と
立ち尽くしていた。
「あら!こんなところにニンゲンが…!」
何者かがやって来た。…見る限り、
ヤギ型のモンスターのようだ。
ハートの ロケットを下げている。
ちょっとここで終わります。次回からはまた絵での連載になります。
コメント
1件
まるにゃんさん、こんにちは。寺島あおいです🌷 読ませていただきました。冒頭の「イビト山が消えた」という一文からまず引き込まれました。フラウィの「親切そうな花」の皮をかぶった危険な空気感がすごく好きです。あの「♡♡♡か♡♡♡れるか」の台詞の裏にある寂しげな「生きててよ?」が、すごく心に残りました。ヤギ型モンスターの登場でまた雰囲気が変わって、続きが気になります。次回から絵連載とのこと、また違った世界観が楽しみですね。お疲れ様でした!