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テオside
起きればカラスバの腕の中で……。
何で?どうして?
逃げる様に俺はカラスバから逃れ部屋を後にした。
分からない。俺が好きなのがカラスバにとってカタチとしての好意なのか?
分からない。
生身なままの俺はポケモンなんて居ない。
知ってる。
隠されてたから……。裸足のまま逃げて来て……。
逃げた……違うな。アイツは反社だ。やる事が多い。
なのに、俺が……、俺自身が勝手に期待して、喜んでくれると勝手に思い込んでいたんだ。
カラスバは何も悪くない。
悪いのは思い込んだ俺なんだ。
でも、逃げて来た癖に戻れる訳ない。
気付けばホテルZまで来ていたらしく
キョウヤ「ちょっ!テオさんッ!?どうしたんですかッ!!?」
ホテルに帰って来たキョウヤに見付かり
テオ『あ、イヤ……別に……。』
キョウヤ「……取り敢えず上がってください。足も傷たらけじゃないですか。」
グンッと視界が変わると
テオ『…ッ!ちょ!歩けるからッ!』
キョウヤにお姫様抱っこされ……。
キョウヤ「ダメです、これ以上貴方に傷付いて欲しくない。」
間近でそんな事言われたら…何も言えない…。
着いた先はキョウヤの部屋。
ベッドにゆっくり降ろされ
キョウヤ「足綺麗にしますね、お湯持ってくるんで待ってて下さい。」
そこまでしなくていいのに……。
やること無くて足をプラプラさせてると
キョウヤ「もう、安静にしててください!」
キョウヤは怒りながらも俺の足をゆっくりお湯に漬けて傷を手当していく。
テオ『……聞かないのか?』
キョウヤ「テオさんが言いたいなら言えばいいです。言いたくないならそれで良いです。」
気付かない間に大人になってんだなぁ。
キョウヤ「……カラスバさんと付き合って……苦しくなった事とか、あるんですか?」
テオ『……分からない。俺とカラスバは生きてる場所が違うから。すれ違いも沢山ある。』
キョウヤside
テオさんの横顔を見ると悲しそうで辛そうで……。
俺ならそんな顔させないのにッ!!
キョウヤ「テオさん、今でも遅くないです。俺と共に生きませんか?」
俺の言葉にテオさんは驚いた様で…。
テオ『……俺と…、キョウヤが?』
キョウヤ「そうです!俺はテオさんに悲しい思いも辛い思いもさせませんッ!だから俺と生きましょうッ!」
テオ『…ありがとう。俺の為に言ってくれたんだよな……。でも、もうパートナーは作りたくない。もう、嫌な思いしたくない…。』
キョウヤ「だから俺がッ!」
バァン!!
扉が派手に開いたと思えば
カラスバ「おうおう、俺の嫁はんに何誑かしてんの?」
そこには苛立ち交じりのカラスバが立っていた。