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僕らはまだ死にたくない!!
第12話.薬.
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🧸*̩̩̥ 目線
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『ガチャン…』
夜。いや…深夜。扉の開く音がした。
🧸*̩̩̥ (…ん……?なんだろう……、。)
その時は眠くてあまり分からなかった。
少し開いた目から見えてきた景色は薄暗い部屋に“2人”が寝ている姿。
まだまだ眠っている脳で考えた。
🧸*̩̩̥ (…?足りない……。?)
🧸*̩̩̥「…っ!!たいてないじゃっ!!」
🧸*̩̩̥「っ〜…!!」
痛い。噛んだ。
でも、今はそんな事を言っている暇は無い。
🧸*̩̩̥「…何処?寿葉さん。?」
少しフラフラする。
🧸*̩̩̥ (…っ。薬飲みたい……。)
フラフラしている頭と足を何とか支えながら
歩き回る。
寿葉さんは初めて会った時も家具に隠れていた。
もしかしたら今回も___。
🧸*̩̩̥「…居ない……。」
家具の後ろも。布団の中も。
🧸*̩̩̥「…やばいな……。」
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🫖𓈒𓏸目線
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やっと一段落着いた。
寿葉は少し壊れかけている。
🫖𓈒𓏸(…そろそろ良いかな。)
また、明日にでも寿葉に相談しよう。
🫖𓈒𓏸「…早起きだなぁ。」
早起きって言うか…早起きすぎる気もするけど。
さっきから……
🫖𓈒𓏸(行動の仕方から玖音さんだと思うけど…。)
が、動き回っている。
寿葉が居ないことに気が付いたのだろうか。
🫖𓈒𓏸(扉閉めた時に起きたかな…?)
あの時は焦っていて急いだから静かに出来てなかった。
🫖𓈒𓏸「…次から気をつけなきゃな……。」
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🌙.*·̩͙目線
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ガサガサと音が鳴っている。
🌙.*·̩͙(もしかして…虫っ!?)
虫は勘弁して欲しい。
本当に無理なので。
🧸*̩̩̥「…っ〜!!どうしよぉ〜!!」
なんだ。玖音さんか。
虫じゃなくて一安心。
🌙.*·̩͙「…ん〜。どしたの……?」
🧸*̩̩̥「月海さんっ〜!!こっ!!寿葉さんがぁ!!」
🌙.*·̩͙「…居なくね……?」
🧸*̩̩̥「そ〜なんですよぉ!!さっき起きたら居なくて!!」
尋常ではない程に焦っている玖音さん。
さっきまで探し回っていたのだろう。
🌙.*·̩͙「…。西さん……。」
🧸*̩̩̥「…え?」
🌙.*·̩͙「…西さんなら何か知ってるかも……。」
西さんと話してる時って僕らの時より笑顔だったし……。
🍎 𓈒𓏸「んんぅ……。」
🧸*̩̩̥「…。とりあえず……明日に…します?」
🌙.*·̩͙「…そうしよっか……、。」
明日の朝。聞くしかないだろう。
そうして僕らはまた眠りに着いた。
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🎐🫧目線
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西くんに連れられやってきたのは
西くんの部屋。
西くんの匂いでいっぱいだ。
目が覚めた時。西くんがふにゃふにゃの笑顔で
🫖𓈒𓏸「おはよぉ〜…、。」
なんて言うもんだからタヒぬかと思った。
🎐🫧「…おはよぉ。珍しく寝たの?」
🫖𓈒𓏸「ん〜ぅ…。?」
どうやら私の予想は当たっているらしい。
西くんは沢山…というか、
充分の睡眠時間が取れるとふにゃふにゃする。
数時間このままで、戻った後恥ずかしそうに
布団で顔を隠すのでとても可愛い。
🫖𓈒𓏸「…。寿葉ぁ…。」
🎐🫧「…?何?西くん。」
🫖𓈒𓏸「…、?なにぃ?」
くっ!可愛い。
🎐🫧「西くんから聞いてきたんだよ〜?」
🫖𓈒𓏸「…ん〜……。」
あ。戻る。
🫖𓈒𓏸「……、。おはよ。寿葉…さ。」
🎐🫧「ん。おはよ〜笑」
やっぱりいつもの西くんに戻った。
🎐🫧「…昨日はごめんね。」
🫖𓈒𓏸「…いゃ。僕の管理不足だし…、。」
きっと西くんの事だから沢山溜め込んで居るのだろう。
🫖𓈒𓏸「あの…さ。そろそろ出来るけど…どぅしゅる?」
🎐🫧「…可愛いっ!!」(あ。噛んだ。)
🫖𓈒𓏸「…〜!!寿葉逆。」
🎐🫧「あれ?」
なんてこった。やってしまった。
🎐🫧「…そろそろかぁ〜……。」
🫖𓈒𓏸「…ん。やろうと思えばいつでも出来るよ。」
🎐🫧「…ん〜……。」
🫖𓈒𓏸「寿葉のやりたい時に言って。準備…するから。」
🎐🫧「…あいっ!!」
🫖𓈒𓏸「…様子見て来るね。出ないでよ?部屋。」
🎐🫧「お任せください!!」
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🌙.*·̩͙目線
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『ガチャ…』
西さんが入って来た。
🧸*̩̩̥「…〜。寿葉さんどこですかっ!?」
🫖𓈒𓏸「君達本当に早いね。本題に入るの。」
🧸*̩̩̥「…だって……。聞くことこれしかないですし…。」
🫖𓈒𓏸「まぁそれ言いに来たからいいけど。」
🧸*̩̩̥「…。」
え。急に○んだとか言わないよな?
🫖𓈒𓏸「寿葉さんは大丈夫なんだけど…。体調が悪いから今居ないだけ。風邪っぽいから数日もすれば帰って来るんじゃない?」
🧸*̩̩̥「寿葉さん…大丈夫ですか?」
🫖𓈒𓏸「うん。今部屋で飛び跳ねてるよ。」
🌙.*·̩͙「くっっっっそ元気じゃねぇか。」
🫖𓈒𓏸「だから言ったでしょ?大丈夫だって。」
まぁ元気なら良かった。うん。
○んでないなら。
そうしている時。
🧸*̩̩̥「っ〜……。は〜っは〜っ。」
玖音さんの息が上がっていた。
🫖𓈒𓏸「…。玖音さん…?大丈夫?」
🧸*̩̩̥「っ〜…。……ぁ。薬っ、。」
次の瞬間玖音さんが倒れた。