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注、「」セリフ
『』配信中のセリフ
【】コメント
俺はのんびりと携帯を見ていると突然通知がなった
「今日、しう様の配信じゃん!」
水曜日の夜の明日も明後日も学校があるというどんよりとした気持ちから一気に気分があがる
俺は大慌てでゲーミングチェアに座る
しう様の今日の配信動画をクリックする
モニターには準備中という文字と背景には可愛い鳥や猫たちが行進したり踊ったりしている
しう様が1から始めて編集した動画らしい
まだ、始まってないのにも関わらず画面の右端のコメント欄はものすごい速度で動いている
『あーあー、皆聞こえてる?』
モニターからしう様の声が届き、画面には黒髪の柔らかく笑うVが現れた
コメント欄は【 聞こえてるよ〜】や【新規です!】や【相変わらずイケボゃぁ】などなどたくさんのコメントで溢れた
『お、新規さんいるじゃん、よろしくね~』
『いやいや、イケボなんて大げさなぁ』
【謙遜すんなしw】
【しう様、自分の声イケメンだって認識してなかったんすか?w】
など、しう様がなにか、発言するたびコメント欄が動く
『謙遜じゃないってw、今日も新規さん多そうかな?』
【話そらされた!】
【新規でーす!】
【見始めてから3年たった新規でーす】
【こちとら、3年と一ヶ月の新規や、舐めんな】
『俺、まだ、3年も活動してないんだけどw、あと、3年は新規じゃありません』
しう様はすかさずツッコむ
『で、新規さんは多いのか!って聞いてんだよ!w』
【新規です】
【新規だ〜】
【新規っすね】
【新規少なくてもいいから自己紹介して】
『自己紹介地味にだるいんよ、まぁ、するけど』
【うぇーい】
【そろそろ年齢言えよー】
【どこすみー?】
【イケボ自己紹介よろ】
『年齢も住んでる所もいいません!あと、無茶振りすんなしw』
【素がイケボだからいけるいける 】
【なんども聞いてごめん、この人イケボの自覚ないの?】
【あまりの驚きでしう様がこの人になってるw】
『えーと、自己紹介か…、どうも、しうでーす、えと、なんだ、趣味は配信と歌?、えーと、好きな動物は犬と猫と鳥でーす、主に配信、他にゲーム実況、歌ってみたなど幅広く活動してるよ、みんな、俺に沼れよな』
【好きな動物多すぎだろ】
【趣味配信て仕事厨?】
【最後イケボすぎ】
【沼れよなで惚れた私は雑魚すぎるのか? 】
【即沼りました】
【どうだ!これが、しう様の破壊力だ!】
【しう様じゃねぇやつがなにどやってんねんw】
『コメント速すぎて読めんわw』
『自己紹介終わったし、今日は何しよ』
【新規さん、多いっぽいしー、イケボでしうリスのこと褒めてくれても…】
【しうリスの疲れた心を癒してくれても…】
『だから、イケボじゃないって!、やるけれどもw』
そのセリフに思わず俺は机を叩き、叫ぶ
「よっしゃ!!」
【うぇーい! 】
【やったー!!】
【総員、しう様のイケボで死なないように覚悟しろ!】
【イエッサー!】
『リクエストよろー』
俺は、超高速でコメントを打ち込む
【いつも頑張ってて偉いよ、お願いします、もちろんイケボで】
『コメントはやっw、えーとスピーさんのリクエスト、いつも頑張ってえらいよね、了解!』
『すぴー、いつも頑張ってて偉いよ、人生嫌になったら、俺に抱きついてきな』
( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
リクエストしたセリフにおまけもついてきた
破壊力やばすぎる…
「あー、好きだ」
俺は虚空に声を発したのだった