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「も、申し訳ございませんっ!!」
「……」
小さく丸まって地に伏せる貴族の男性と、その姿を無表情で見下ろしているユージーン王。
ユージーン王の近くには、巻き込まれたことを迷惑がるような顔をしたスクライン公爵もいる。
そして、その様子を囲むようにして見ているその他大勢の貴族たち。
「まあ……いったいどうしたのかしら」
「わからない……」
けど、いいことが起きたわけじゃないのはこの空気でわかる。
不安げなリタと状況を窺っていると、再び謝罪の声が聞こえてくる。
「ほ、ほ、本当に、大変申し訳ございませんでした……!!どうか、どうかお許しを……!」
「……謝罪はもういい。顔を上げろ」
「ひっ……お許しください、国王陛下……っ」
(許してって……あの人が何かしたってこと……?)
何もわからず眉根を寄せた私の耳に、数人の夫人の話し声が聞こえてくる。
「あの方……ヤレット男爵、****************************
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