テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ここまで読んでくださってありがとうございます
では
一方その頃 ― 情報部隊・第3端末室。
「……っ……やっぱり、何かおかしい……」
ショッピは端末を叩きながら、歯を食いしばった。
記録データ、監視映像、通信ログ。
鬱先生の動きに“黒”の要素があるかを調べるように命じられていた――けれど。
(これ……どう見ても、何か削られてる)
監視記録の一部が“上書き”されていた。
不自然な空白、処理ミスでは説明できない痕跡。
そして何より、それを“できる”人間は限られていた。
「……これ、ガチで内部にスパイおるやろ……」
ショッピは震える指で、もう一度確認する。
ある名前――ログに微かに残っていた、操作履歴。
鬱先生ではない、もう一人の兵士。
名も無き一般兵として登録された“そいつ”だけが、鍵を握っていた。
ありがとうございます
ショッピくんが有能ですね、
お次話を楽しみに。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!