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出久から声を掛けられることは、
一度もなかった。
全部俺が決めた。
大好き、だった。
でもヤツは、一度も俺に好意をしめさなかった。
最初はそれでも良いと思ってた。
アイツが帰ってくる家が俺の家。
それだけで満足だった。
でも次第に、もっと欲しくなった。
求めてほしくなった。
俺に…一切求めようとしない出久が憎くなった。
きっかけはほんの出来心だった。
出久が焼いてくれたら、
それで終わりにするつもりだった。
興味のないモブを抱いた。
スキャンダルになった。
出久はいつも通りの笑顔だった…。
段々と悪い方に動き始めた。
ソイツはよく俺を呼び出した。
勿論、出久の前でも電話を取ってやった。
……出久は笑顔で俺を見送った。
……限界、だ………。
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