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(ふぁあ…眠たいなぁ……)
気持ちがいいくらい朝日が差し込んでくる。
(もう朝か……)
「禰豆子…おはよう。」
俺は禰豆子にそう声を掛けいつも通りに箱を背負った。
カァアアアアカァアアアア!!!!!!!!
「司令ヲ与エル!竈門炭治郎!!!!!!!!竈門炭治郎!!!!!!!!帝都ニテ鬼ガ大暴レシテイル!直チニ迎ェ!」
(また鬼か…これで何件目だ…)
「行こう。禰豆子。」
「お前だな??最近帝都で大暴れしている鬼というのは!」
「ふっふっふっふ…鬼狩りか…久しいのぉ…若い剣士だ…」
(俺が若いからって見下してるな…)
「なぜ人を傷つける!!無意味に人を傷つけてお前らは何がしたい!!」
(強い…俺に倒せるのか…?!いや,やるんだ!ここで俺が挫けてどうする!この街の人たちを守るんだ!死に物狂いで!動け!敵よりも早く!!)
「終わりだ!」
(しまっ…!!!!!!!!油断した…!!!!!!!!)
「むー…むー!むー!!!」
「…んぅぁ……ねじゅこ…」
(?!?!?!何だこの姿は…!!!!!!!!なんで俺…こんなに隊服ブカブカなんだ…それにこの言葉遣いは…)
「むー…むっ…むー!むー……。」
「ねじゅこ…よちよーち…。」
「むぅぅぅ〜💦」
「おーい…炭治郎…来たぞ…」
「はぁ?!?!?!何だよ!権八郎!その格好は!!」
「いやぁあああああ…炭治郎が幼児化してるよぉぉ〜!!!!!!!!何コレぇぇぇ!」
(伊之助…善逸…心配してきてくれたんだな…)
「いのちゅけ…ぜんいちゅ…」
(ダメだ…血気術のせいで上手く喋れない…)
「……」
(あれ…なんで二人共黙って…)
ガバッ…
(?!??!?!)
「むーー?!?!」
「胡蝶さん!!!!!!!!」
「おい!紫アタマ!!」
「騒がしいですね…どうしたんですか…?あら…そちらの方は…」
(胡蝶さん…!助けて…!)
「胡蝶しゃん…。たちゅけてくだちゃい……。」
「…これは…。」
(可愛い…!!)
「成程…敵の血気術を受けて炭治郎さんが幼児化してしまった…と」
(やばい……可愛い……意識飛びそう……)
「胡蝶しゃん…どうちて,ねじゅこはしょのみゃみゃなんでちゅか?」
「…」
(また2人が黙った……)
(何コレ…可愛いんですけど…!)( 可愛すぎるぜ…)
「胡蝶…居るか…?また恋文のことで聞きたいことがあr…」
(伊黒さん!)
「伊黒しゃん…!!!!!!!!」
「…」
「…は…??」
「…成程…敵の血鬼術でこうなった…と」
(悔しいが…可愛いな…)
「それで…?これからどうするのだ…?」
「暫くは私のお屋敷で預かろうかと思っています。今現在この状態のまま外に出すのも危険でしょうし……」
(何より幼児化してる状態の炭治郎さんに何かあったら禰豆子さんに顔が上がらないですからね…)
「そうか…まぁ…それが良いだろうな…。」
「い、伊黒しゃん!」
(上手く話せない…けどきっと伊黒さん怒ってるだろうな…匂いでわかる…)
「どうしたのだ…?」
「ごめんにゃちゃい…おりぇ…きちゃつたいにゃのに…。」
(うぅ…上手く話せない…)
「……」
(怒ってる…どうしよう…)
(ヤバい…不覚にもキュンとしたぞ…これは毒だ…早くここから出ていこう…)
「だ,大丈夫だ…。胡蝶…また来るな…。」
(マジでやばいぞこの破壊力は…)
「ええ。また。」
(あの伊黒さんですら顔を赤くするんですね…それほどの破壊力…敵ながらあっぱれです…)
「炭治郎君〜!!」
(あ、甘露寺さんだ…)
「甘露寺しゃん…!いらっちゃいまちぇ!!」
(な、なにこれ…可愛いわ…!!)
「あ、あにょ…甘露寺しゃん…?どうちまちたか…?」
「あ、嗚呼…な、なんでもないわ!少しぼーっとしてただけ💦」
(そっか…甘露寺さんだって任務明けで来てくれてるんだ…)
「甘露寺しゃん!いちゅも任務おちゅかれしゃまでちゅ!!」
(上手く話せないから恥ずかしい…!)
「…」
(あれ…なにか俺…可笑しなこと言ったかな…)
ぎゅぅぅぅぅ…!!
(?!?!?!?!?!?!)
「か、甘露寺しゃん…?!」
(ど、どうしていきなり抱きついて…)
(甘露寺…分かるぞ…気持ちは分かる…だが抑えてくれ…その…抱きつくなとは言わないが…俺にまで乳が見えているのだ…)
ズイ…
「…」
「伊黒さん…どうしたの?」
(ナイスです…伊黒さん…)
(嗚呼…竈門…こればかりは俺がお前を庇うぞ…)
「はっはっはっは!!ド派手に幼児化してるじゃねーかww」
「うぅ…笑わにゃいでくだちゃい!」
「しかし…これはまた,厄介な血気術だ…南無…。」
(竈門…以外に可愛いな…)
「…可愛いからなんだって言うんだ,任務に支障が出てるっつーんじゃあ意味ねーだろーが…。(やべぇ…可愛い…油断すると突っいてしまいそうだ…)」
(…炭治郎…幼児化しても可愛い…)
「…」
ムニムニムニムニムニムニ…。
「にゃ?!?!?!む,むいちりょうきゅん…?!?!?!む,むぎょんでほっぺちゃ,しゃわるにょは辞めてぇ〜!」
伊 実)「(尊い…)」
「ひゃ〜wはっはっはっはっはw腹痛てぇ…wwwwにゃ,にゃってお前…wド派手に幼児化したかと思えば今度は猫化か?w」
「うぅ〜…(泣」
「…(スイッチON)」
わしゃわしやわしゃわしゃわしやわしゃわしゃわしやわしゃ…。
「む,むいちりょうきゅん…く,くしゅぐったいよぉ…。」
「…尊き事かな…」
「可愛いわ…。」
(くっ…玄弥の幼少期と被る…ッ!)
(無性に…頭を撫でてやりたい…)
(金魚を見せてあげたいですね…)
(…シャケ大根…食べさせてやりたい…)
「む〜…むっ?むっ…む〜…。」
(禰豆子…心配してるよな…)
「ねじゅこ…だいろーぶりゃからな…。」
「…む……///」
(何でだろう…幼児化してるせいか…凄く…眠たい…)
「ねじゅこ…ねじゅこは…おりぇが…まみょる…から…にゃ…。」
テケテケテケテケ…
「む……///」
(お兄ちゃん…可愛い……///)
「竈門を幼児化させた鬼はお前だな?」
(独特な妖気を纏っているな…)
「ふっふっふっふ…流石鬼殺隊…さしずめ,柱。という所か…」
(…!!!!!!!!この鬼…俺が柱だってことに気がついて…)
「まぁ良い…今宵の戦いも楽しくなるだろう…」
「何をごちゃごちゃと…訳の分からぬことを言っておるのだ…お前は今日,俺がこの手で…切る。」
「ふっふっふっふ…出来るかな…?お前に私を切ることが…」
「この…私…が負ける…だと…」
(終わった…か)
「…竈門を元に戻してもらうぞ…」
「…その内…俺が掛けた…術が…解けるだろう…その時に元に…」
さぁあぁぁぁぁ…。
(終わった…な)
「……(竈門…終わったぞ…これで元に戻る筈だ…)」
「ん…ん〜…。」
(あれ…俺なんで寝てたんだ…?)
すやすや…
(禰豆子…。あ…そうか俺…幼児化して…)
(誰かが俺の代わりにあの鬼を打ってくれたんだな…ありがたい…)
「むー!!!!」
「ははっ,くすぐったいぞ…禰豆子…」
(あの鬼のせいで幼児化してしまってたけど…もうあんな思いは懲り懲りだな…)