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双子の王子様
らっだぁさん、ぺいんとさんがメインです。
他の人は出てきません。
ぺんさんが兄、らだが弟となっております。
自殺あり。いじめ…?もあり。
それでも良い方はお進みください…
それでは、楽しみくださいませ…
pn side
『髪の毛の色が違う。気持ち悪い』
とか
『出来損ない』
とか
『生まれてこなければ良かった』
とか、もう聞き飽きたんだよ…
pn「ね、らだ…」
rd「ぁ、母様!!」
また無視…なんで…?なんで僕を無視するの?なんで?なんでなんでなんで?
母「あら、らっだぁじゃない!…と、出来損ない」
pn「ッ…」
また出来損ない呼ばわり…
rd「母様?どうしたの?」
母「なんでもないわ…笑」
「さ、お菓子があるから行きましょう?」
rd「うん!」
クルッ
rd「…」
なに…その目。僕を憐れんでるの?
母「らっだぁ?早く来てちょうだい?」
rd「、はーい!」
どうせ僕は誰にも愛されない。双子の弟にも…
死のうかな
愛されないのなら生きてる意味なんて…
グシャッ…
「キャー!!!」
「ぺいんと様が落ちたわ!」
「あの出来損ないが?」
「はは、ザマァねぇな」
最後に聞こえるのも出来損ない。なんなんだろう…?死んでもなお愛されない……
来世では愛されると良いな…
ーーー
rd side
兄様が死んだ…?
rd「母様!」
母「なにかしら?」
rd「兄様は…死んだの…?」
母「……そうよ…アイツを心配してあげるなんて、本当に優しい子ね…」
アイツ…?兄様の事…?
rd「…ねぇ母様?」
母「どうしたの?」
rd「ずっと気になってたんだけど、なんで兄様と話しちゃダメだったの…?」
母「…貴方まで出来損ないになってしまうからよ。」
rd「出来損ない…?」
母「そう。アイツみたいな奴を出来損ないって言うの」
兄様は出来損ないなんかじゃ…
rd「出来損ないなんかじゃないッッ!!」
母「は…?」
rd「兄様はッ…兄様は…」
兄様は…?僕と兄様はなに?喋った事なんて数えれるぐらいしか無いのに…僕は兄様の何を知ってる…?
母「…」
rd「ぁ…ッ!」ダッ
母「ぁ、待ちなさいッッ!!」
rd「どこ…ッ?」
走り続ける。使用人に変な目で見られながら。でもそんなのは今関係ない。
rd「ねぇ…ッ兄様はどこ…?」
使用人の足の方の服を掴む
使用人「えっ…?」
rd「だからッ兄様はどこなのッッ…?泣」
使用人「えっ…あっ……黒い薔薇のある庭です…」
rd「ッ…!」
走り出す。見つけるために…
さらにスピードを上げる。兄様を見つけてもなにも無いのに。
rd「ッハァッハァッ…」
「兄様ッ…?」
青白くなり赤い血の上に寝ている兄様を使用人が取り囲んでいる。
rd「ッどいてッッ!!」
兄様の周りにいる使用人を押し除けていく。
使用人「らっだぁ様!?」
rd「ッ!」
「ぁッ…兄様ッ…」
兄様の周りには赤い血と、黒い薔薇が落ちている。
使用人「らっだぁ様此処は危険ですし汚いので離れてください。」
兄様を抱き寄せる
rd「うるさいッッ!!」
「……兄様と2人っきりにさせて…おねがい」
使用人「…はい」
「ほら、自分の担当場所に戻って」
『はい! 』
使用人が室内に入っていく
rd「兄様…」
今まで無視してごめんなさい…
ちゃんと話さなくてごめんなさい
母様のいいつけを守らなきゃ良かった
こんな事になるなら喋れば良かった…
僕ばっか愛されてごめんなさい
なにも考えずに生きてごめんなさい
そんな謝罪、後悔が次々と出てくる。
『大丈夫。らだのせいじゃないから…』
rd「ぇ…?」
兄様は死んだはず…僕の妄想…?兄様は生きてる?分からない…
rd「兄様…あそぼ?」
誰もいない空間に言う
『いいよ』
全部自分の妄想だって気づいてる。でも認めたくない……兄様は生きてる。きっと…いや絶対。
そこから僕は壊れた
兄様を持っていっしょに踊ったり、庭を駆け回ったり…
だれに何を言われても気にしなかった。だって兄様はいきてるんだもん。なのにみんなしてぺいんと様は死んでいらっしゃる、とかさ…生きてるのに。だってほら、兄様も笑ってるよ?
rd「兄様!次はあっち行こ!」
腕を引っ張る。だが重みが無かった。
不思議に思い、見たら腕しか残っていなかった。
rd「ぇ…?兄様…?どこにいったの?」
なんでなんでなんでなんで
母「らっだぁ…アイツはもういないの。死んだの。」
rd「そんなわけないッッ!!だって今まで一緒に…!……あれ?」
記憶を遡っても笑って喋っている兄様はいない。
rd「ぺいんと…?兄様…?ゔぁッごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい無視してごめんなさいッ」
母「らっだぁッ!!」
らっだぁ肩に手を伸ばす
rd「触るなッッ!!パシッ」
手を振り払う。
rd「フゥーッフゥーッ…」
母「落ち着いて…」
らっだぁを抱きしめる
rd「ッ…」
母「ぺいんとにやった事は謝るわ…貴方には兄様がいるのよね…ごめんなさい…」
抱きしめながら謝る
rd「謝ってもッ…謝っても兄様は戻ってこないッ…泣」
母「っ…それでも…貴方が壊れるのは違う…貴方は生きなければ。ぺいんとの代わりにも。」
筋が通っているようで通っていない…
でも僕は兄様のためなら…なんて
rd「…生きるから……ちゃんと生きるから。離して?おねがい…」
母「…」
抱きしめている手を離す
rd「ありがと…ごめんなさい…」
母「いえ、私の方こそごめんなさい…」
rd「…部屋、行ってきますね」
母「行ってらっしゃい…落ち着いたら降りて来て。ご飯用意しておきますから」
rd「はい…」
pn?「ユルサナイ。」
pn?「コロシテヤル」
pn?「覚エテオケ」
rd?「俺はお前だ。」
rd「ッはっ!!」
夢?寝てたの…?……俺はお前だ。…どうゆう意味なの…?
rd「あ…ご飯…」
ベットで寝ていたらしい。そこから起き上がり、下へ行く。
rd?「アハハハッ!!あはっ!」
グサッグサッ
rd?「みぃ〜んな死んじゃえば良い。」
グシャッ
rd「ぇ…」
気づいたら周りが真っ赤に染まっている。
rd「何これ…」
ふと右を見る。
母「っ…」
震えている
rd「母様…?」
近寄る
母「近づかないでッ!」
なんで…?
…兄様もこんな気持ちだったのかな?
rd「……んふふ…兄様といっしょ♡」
さようなら。
母様を手に持っていたナイフで刺す。
母「…」
冷たくなっていく…
rd「んへへ…兄様と同じ気持ち…♡」
その言葉を最後に倒れる…
…さようなら。
ーーーーーーー
あとがき
こんばんわ〜
約2800文字お疲れ様でした…!
もう僕自身でも何を書いてるのか、どう終わりたいか、とかが分からなくなってたんですけど、無事書き終えました…
3日間ぐらいずっと考えてやった自身作ではあります!楽しんでいただけたでしょうか?
たまにおかしい所があるかもしれないですが、大目に見てください…
次回もお楽しみに〜!
コメント
45件
らっでぃがぁ...らっでぃがぁ...!!!(´•̥ω•̥`) やっぱ狂うやつとか好きよね、分かる。あと文才(?)すぎて羨ましすぎる。
ぺんちゃんが居なくなってらだが狂っちゃうの好き…
狂らだ最高〜ッ!!