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「ど、どどど、どうして萌がここにいるんだよ!」
俺は家庭科室に踏みこむと、ふらふらとした足取りで萌の方へと向かう。
そうとう焦っていたし、なにがなんだか即座に状況を把握できなかったので、俺は多分この時、若干のパニック状態にあったのだろう。部活の見学とか何人かの女子部員、先輩の方とかの存在を一切忘れて、憚ることなく大きな声をあげてしまう。
「だってだって、すごくいい匂いがしたから! お姉ちゃんたちからクレープもらったよ! ほら!」
萌が普段俺の前では決して見せないような満面の笑みで、いちごクレープを差し出してくる。
思わず叩き落としたい衝動にかられるが、すんでのところでこらえて、再び聞く。
「そういう意味じゃねえっ! どうして萌が俺の高校にいるんだって聞いてるんだ! お前は小学生だろ! 学校はどうした!?」
「うん! だからねー」
萌は制服のスカートを指先でつまみ軽く持ちあげ******************
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