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「早苗さん?ちなみに、結晶玉はどんな形をしているんですか?」
探索するのなら、まずは特徴を知らないと…
(ていうか教えなさいよ!!!!)
そう思い、聞いてみた。
「えーっとですねぇ…確か丸…いや、四角?あれ?あれれれ? 」
あー、ダメだ、この人は頼りにならない。手当り次第に探していくしかない
「せめて色だけでも…」
「あー!色なら分かりますよぉ!確か…水色だったような…」
「水色…ですか…」
水色…私の髪の毛の色…
しばらく歩いていると、奥から物音がした。
「誰かいるんですか?」
早苗さんが聞く
「あ…み、見つかっちゃいました……?」
「あ、貴方は……!」
「ど、どうも〜、ナズーリンです💦」
ナズーリンだった。どうやら虎の宝塔を探していたらしい。同じようなものを探している私たちなら見つけられるかもと思い、観察していたらしい。
「なら、貴方も一緒に探します?」
私は一応提案してみた。(めんどいけども)
「え?!で、でもぉ……」
「いいんですよ!青娥さんもそう言ってますし!一緒に探した方が効率いいですしね!」
少し間が空いたあと、
「……ありがとう…////」
と言った。
「あや?青娥さんではないですか!いい情報は入りました?」
文屋だ。こいつしつこいな……などと思いつつ、スルーして結晶玉と宝塔を探す。
「え、なんか無視されて…ちょ!聞いてます?!」
「……はぁ、なんですか?今そのネタが見つかったんですが、無くなったので探し途中です」
「そうだったんですね!では、私もお手伝いさせていただきます!!!!」
「はぁ……」
人が増えれば探すのは捗るけれど、こいつは果たして本当に真面目に探すのだろうか、、、
(まあ、ネタだし、しっかり探してもらわないと……)
「あ!!青娥さん!見てください!!!!」と早苗。
「こ、これは……!!!!」と文。
「ま、眩しい……」とナズーリン。
「……!!!!」私は、ただ呆気にとられていた。
これが……結晶玉…………!!
次回:結晶玉と宝塔