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輝瀬黒(ペア画中
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「お前このままじゃ高校行けねぇぞ」
「だからもっと分かりやすく教えてってば!」
「奏舞?教えてくれる人にその言い方はどうなのかな?」
「お願いだからもっと静かに勉強しようよ…」
「ねぇ愛楽、この数式って合ってる?」
なんか…デジャヴだ。
ー数時間前ー
「えー、期末テストの3週間前に入ったからそろそろ勉強を始めてる頃だと思うが…高校入試も考えて、真面目にやれよー」
「愛楽、一緒に勉強しようよ」
「いいよ。いつやる?」
「あ、待って。光平も誘うから」
「わかった」
ティナが光平を誘って、そしたら光平が双子を誘った結果5人で勉強することになった。そしてあの時と同じように私の家で。
「いらっしゃーい!私たちは買い物行ってくるからリビングで勉強していいよー」
「愛楽、ジュースとかお茶とか好きに出していいからな」
「うん。ありがとう」
お母さんとお父さんは買い物に行く。買い物と言っても、主にKEELで新人を鍛えてそのついでに買い物をして帰ってくるのだけど。
「あれ、海斗くんは?」
「遊びに行った」
「今3年生かぁ」
「最近よく友達と遊びに行くんだよね」
「僕らもよく遊んだよね。あの時は3人だった」
「4年生で光平とティナが転校してきたんだっけ」
「そう!私今でも覚えてる!」
このままだとおしゃべりして時間が過ぎそうなので、私はお茶を出して勉強するように促した。
でも、案の定数十分で奏舞が音を上げた。
「お前このままじゃ高校行けねぇぞ」
「だからもっと分かりやすく教えてってば!」
「奏舞?教えてくれる人にその言い方はどうなのかな?」
「お願いだからもっと静かに勉強しようよ…」
「ねぇ愛楽、この数式って合ってる?」
この感じ、4年生の頃に漢字テストの勉強会をしたのと似ている。あの時は海斗がいてみんな海斗に夢中になってたんだっけ。
「愛楽?」
「ん、あぁ合ってるよ。解き方は大丈夫?」
「うん」
「お前ってさー、ホント頭良いよな」
「光平だって悪くないでしょ」
「いや、比べんなよ。高校どこ考えてんの?」
「たしかに。愛楽の志望校聞いたことないかも」
「そりゃ教えてないからね。んー…みんなは?」
「俺成城高校からスポーツ推薦来た」
「えっ、奏舞受けるの?」
「受けるよ。じゃないと高校行けないし」
「だからってテストはサボんなよ…」
「サボってないじゃん!」
光平と奏舞が言い争う。
奏舞は昔から運動が得意だったからその道で行くとは思っていた。けど推薦が来るほどとは思わなかった。
「空舞は?」
「僕は南高かな」
「うっわ…偏差値めっちゃ高いとこじゃん」
「すげぇな」
「がんば」
「っていうか、愛楽はどこ受けるの?はぐらかしたよね」
「んー…もうちょっと悩もうかなって」
「お前はどうせ近場選ぶんだろ」
「それはそう」
「愛楽…」
「ティナ、言わないで」
ティナにだけ、高校に行かないと話した。けど、それはまだバレて欲しくない。きっと理由を聞かれてしまうから。
「えっ、何?」
「なんでもないよ。っていうか、早くワーク進めないと提出すら間に合わないんじゃない?」
「そうだった…光平早く教えて!」
「まず考えろ!」
コメント
1件
おお、なんかめっちゃ懐かしい感じの勉強会だね…!4年生の頃の記憶が蘇るって感じ、すごくわかるよ。今のメンバーで集まってるのに、あの時の空気がデジャヴのように流れてて、なんだか切ないけど温かい気持ちになった。 それにしても、愛楽が高校行かないって決めてるの、めっちゃ気になる…ティナだけが知ってて、他のみんなには隠してるんだ。その秘密がどんな形で出てくるのか、ドキドキするよ。 でも、みんなでワイワイ勉強する姿、本当にいいな。奏舞と光平の言い合いとか、超リアルで笑っちゃった。