「………ごめん、俺凸さんとは付き合えない。」
ああ…終わった…
目の前のニグさんは申し訳なさそうな顔をしてる。
俺の名前は凸森悠…皆から凸さんって呼ばれてる。
俺は入学してからずっとニグさんのことが好きで、今日やっと告白できた…わけなのだが
この通り、見事に振られてしまった。
「そっ…か…ごめんね急に」
俺はニグさんの今の顔を見ることができなくて、返事を聞かず走り去ってしまった。
……………はあ、どうすっかなあ…
俺は今、家に帰る気にならず、公園のベンチに座っていた。
いっそ自殺するか?でも振られて死ぬとか…情けねえ…
「………凸さん?」
懐かしい声がして顔を上げると、そこには俺の中学生の時の友達のさもさんがいた。
「久しぶり!…なんか元気ないけど、どうしたの?」
「………別に」
俺はまた下を向いた。
「…そっか」
………………………
沈黙が続いて、なんとなく気まずくなった俺はまた顔を上げる。
するとさもさんは俺のことを顔を赤くしながら見ていた。
「…あっ、ごめん…凸さんかっこいいなって…///」
「へ…?」
「〜〜〜〜〜!?///うう…ちゃんとしたときにしたかったのに…///」
え?なんのこと?
さもさんは決心したように俺を見る。
「と、凸さん…好きです。俺と…つ、つつ、付き合ってくらしゃい!///」
………………え噛んだ?今噛んだよね?
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!//////」
さもさんはますます顔を赤くした。
「なんでもぉ…///かっこわる…///」
……………は?可愛い
若干萌え袖状態で、ほっぺた手で押さえてるの可愛すぎる…ちょっと顔膨らませてるのも可愛い…え天使?天使ですよね?神様ー、こんな可愛い天使俺に会わせていいんですかー?
…振られたばっかで、すぐ乗り換えたのか!って怒られそうな感じだけど…
いやでもしょうがなくね?だってさもさん可愛すぎるんだもん
さもさん転校しちゃってから、疎遠気味になってたけど…こんな可愛いかったの?なんで俺もっと早く気付かなかったんだ。馬鹿かよ
「うぅ…///」
俺は顔から煙が出るぐらい真っ赤な顔をしているさもさんの肩を腕で抱き寄せ、口にキスした。
「ふぁぇ…?//////」
あ待って死にそう、さもさん可愛すぎて死にそう。マジで犯罪級の可愛さ過ぎる。さもさん俺のこと尊死させる気だな?逮捕するよ?
「……………いいよ」
「………え、それって…俺、凸さんと付き合えるってこと?」
「そう!」
「………………!そっかぁ…えへへ…///」
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はっ!?やべ、一瞬意識飛んでた…
さもさんの満面の笑みの破壊力エグすぎる…
こうして、可愛すぎる告白のされ方をしたので、今日からさもさんと付き合うことになりました。
コメント
4件
うちも記憶飛んだ……かんだのかわええ
これは凸さん尊死RTA始まったな。 初コメ失礼しました
うわぁぁぁぁぁ語彙力飛ぶってぇぇぇぇぇぇ