テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「キャー! とっっってもお似合いです!博士!!!
この服はきっと博士に着られるために生まれたのですね!」
「ああ…うん…………….」
訳が分からないこの状況をどう説明しようか
ー少し前ー
「ここじゃ何ですし、私達のラボに戻りましょうか」
「ラボ………」
「ご存知ない?ラボというのはですね…」
「あーそれは知ってるから大丈夫だ!」
「そうですか?じゃあ行きましょうか
ご安心ください!すぐ傍にラボはありますので!」
「なら初めからラボに行きゃ良かったんじゃないか?」
「あ、慌ててたので思いつかなかったです…お恥ずかしい」
「ラボには、他のロボットも居るのか?」
「その話も含めてラボでしましょう!」
正直ちょっと怖いんだよなぁ…
SFとかである緑の液体に漬けられそう…..
「…どうかしました?ほら、行きましょう?」
「あ、ああ…」
「ッ…」
立ちくらんで上手く立てない…
「あららららら…大丈夫ですか?」
「ちょっと無理そうだ…」
「では、少し失礼しますね…」
「っしょ…」
…は??????
お姫様抱っこされたんだが
「ちょい…なんでよりによってお姫様抱っこ…??」
「夢だったのでつい…」
「もういいだろ…下ろしてくれ…」
「歩けるようになりました?」
「ああ」
確証は無いが
「…」
「このままラボへGO!!! 」
「おいいいいい!!!!!!!」
「前々から思ってたのですが…博士、服が汚れておりますよ?」
「洗濯などはしないのですか??」
「あー…面倒くさくって……..」
「..博士は几帳面でしたのに…」
「だから俺は博士じゃねぇんだよ… 」
「あ!いいこと思いつきました!ここには服が沢山あるので
ご試着頂いて、気に入ったものを 着てもらう
というのはどうでしょう!?」
「気に入ったのがあればな。」
「はいはい!それではお持ちして参りまーす!」
ととととと…
「お待たせしましたー!こちらがお洋服です!」
「あのさ…なんで女物が大半なんだ…..?」
「ああ、それはですね…」
「男性用の服はほとんど無かったのです…
でもでも!一着だけあったのでご安心を!」
「ささ、まずは手始めに…これなんかどうでしょう!」
じゃんっと言われ目の前に出てきたのはジャージメイドだった
「着ねぇよ?」
「着てください」
「いやだよ」
「着てください!」
「ちょ…おい!やめろ!!!無理矢理着せるな…」
「キャー! とっっってもお似合いです!博士!!!
この服はきっと博士に着られるために生まれたのですね!」
「ああ…うん…………….なんでもいいから脱いでいい…?」
「ちょ、ちょっとお待ちください!メモリに保存するので…」
「やめろやめろやめろやめろやめろ!?!!?」
…数分ほどコイツのお着替えごっこに付き合わされた挙句、
男物の服はサイズが合わなかったので
仕方なく女物を着ることになった
「こんな屈辱…人生で初めてだ…ッ!」
「えへへ、申し訳ございません〜」
「思ってないだろお前!!!!」
「お洋服はまたいつか買いに行きましょう?ね?」
「明日にでも行くぞ…」
「その格好で出られるのですね…」
「〜〜〜!もういい!お前に任せた!!!」
「あらら、怒らないでくださいよ〜」
「それに…私に選ばせたら何が出てくるか…」
それは確かに…着いていかないと今度は
水着とか出しかねないぞコイツ
「でも…こんな格好で外に出るなんて……..」
「なら私にいい案がございます!」
「どんな案だよ…」
「それはですね〜…」