私の名前は優。今日から新しい家で新しい家族と暮らす。お父さんもいるし安心。そう思ってたのは私だけみたいだった。最悪な日々が続くのを知らずに…
「ここが?」
私はお父さんから貰ったメモで家を確認した
コンコン
ノックをしたが誰も出てこない
キィ
「開いてる?」
中はとても広く豪邸かのようだった
「ごめんください。誰かいらっしゃいますか?」
誰もいないと思いお父さんに電話をかけようとした時
「誰だ?」
そこには赤色の髪に背の高い男の子がいた。
「あの!!お父さんの紹介できました。坂井 優です。」
私は勢いでその場にいた男の子に自己紹介した。
「坂井?」
その男の子は、キョトンとした感じだった
「瑠梨に聞いてみるか?おい。着いて来い」
私は瑠梨っていう子が誰か聞いて見ようと思ったが聞く前に行ってしまったので走って着いて行った。
バンッ
と男の子がドアを開ける。
「おい。瑠梨」
その部屋には黒い髪に先っぽが赤色の髪の毛で目がぱっちりしていて唇は口紅をつけているかのように赤色だった。スタイルもよく、肩出しの服下は短パンに裸足の綺麗な女の子がいた
「ノックぐらい出来ないの?」
少し低い声が私の心臓に響き渡る
少し怖かった
「誰?その女」
私のことを睨みながら言う
「坂井って言うやつ。なんかしらね?」
瑠梨さんはなにかを思い出したかのように笑顔で言った
「利潤から聞いてる。坂井の娘が来るから丁寧に扱うように。」
利潤?誰だろう。それに私のお父さんを知っているかのような感じ
「あいつら帰ってる?」
あいつら?まだいるの!?
「今、トランプやってるわ」
ト、トランプ!?
ガチャ
「皆ー。新しくここに住むことになった………誰だっけ?」
えーと、これは自己紹介しないといけない系?
「坂井 優です。その、よろしくお願いします。」
そこには5人の男の子がいた。
可愛い系
オオカミ系
わんこ系
双子系
しかも、全員男子!?
「1人ずつ紹介するね。」
「あの
人形持ってる子が奏樹
目付き悪いのが琉貴、私のお兄ちゃん
あの目がキラキラしてて可愛いのが紺
あの双子の右の方が琳望、左が琳乃
まぁちょっとずつ覚えていって」
ガチャ
「お、おかえり。利潤。」
利潤っていう男の子は頭の良さそうな格好うに眼鏡をかけている背の高い人だった
「貴方が坂井 優ですね。」
どうして私の名前知ってるんだろう?
「で、どうだったの?やっぱり優は餌としてここに来たの?」
え、餌?
な、何言って…
「あの、餌ってなんのことですか?私は人間ですよ。」
クスススス
誰かの笑い声が聞こえる
「あはははははは。何言ってんの?私たちを何かわかってないでしょ。」
あなた達は、人間でしょ何言ってんの?
「俺らはヴァンパイアだぜ?人間の血を吸うに決まってんだろ」
よく見たら、牙が見えた。
そ、そんなことないって自分の心に言い聞かせた。
「さぁて、優、地獄の日々を、過ごす心の準備できた?」
何もかもがわからなくなった
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