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ー守り方の違いー
放課後。
控室に入った瞬間、空気が重い。
美兎「……あの」
美兎「なんか、静かじゃない?」
大介「そ、そう!?」
大介「気のせいじゃない!?」
(全然気のせいじゃない)
照「……さっきの件」
美兎「え?」
照「囲まれてたやつ」
照「正直、許容範囲超えてる」
美兎「ええ!?」
辰哉「ひーくんは“制限派”なんだよね」
辰哉「姫を危険から遠ざけたいタイプ」
翔太「当たり前だろ」
翔太「放っといたら事故る」
美兎「事故……?」
⸻
亮平「でもさ」
亮平「完全に囲うのは違うと思う」
涼太「姫は人と関わるのが好きなんだから」
康二「でも…無防備すぎる」
涼太「俺たちがついていない場所で」
涼太「心を掴まれる可能性がある」
美兎「え、なにその言い方……」
⸻
康二「俺はな」
康二「姫が楽しそうなんは嬉しい」
康二「でも、誰かに勘違いされるのは嫌や」
大介「それな!!」
大介「“姫の優しさ=自分への特別”って思う人、絶対いる!」
美兎「……そんなつもりないのに」
(ぽつり)
蓮「……だから」
美兎「?」
蓮「だから、俺がそばにいる」
美兎「え?」
蓮「一番近くで」
蓮「全部、引き受ける」
(空気がピリッとする)
⸻
翔太「……それは違う」
蓮「なにが」
翔太「“一番近い”とか、勝手に決めんな」
辰哉「はいはい、ここで張り合うのやめよ?」
照「いや、これは決めとくべきだよ」
美兎「ちょ、ちょっと待って!?」
⸻
照「姫を守る方法は一つじゃない」
照「でも、無秩序は危険だ」
亮平「同意だけど、姫の意思を無視するのは違う」
涼太「意思が弱いからこそ、支える必要がある」
美兎「弱いって言われた!?」
美兎「ねえ……」
(全員、止まる)
美兎「私、みんなが考えてくれてるのは分かる」
美兎「でも……」
美兎「私のせいで、ケンカするのは嫌」
(言い切れず、視線を落とす)
美兎「……だから私が、もう少し気をつけるから」
(その瞬間)
蓮「それが一番ダメ」
美兎「え……?」
蓮「姫が我慢するの」
蓮「一番、嫌」
翔太「……同感」
辰哉「はぁ、全員、方向は同じなんだよね」
辰哉「“姫を傷つけたくない”」
亮平「だからさ、ルール決めようよ」
康二「ルール?」
亮平「姫が我慢しなくて済むための」
大介「いい!!平和的解決!!」
照「決まりだ」
照「姫は今まで通りでいい」
涼太「俺たちが一段階、前に出る」
美兎「……それ、どういう意味?」
辰哉「簡単に言うと」
辰哉「“独占はしないけど、放しもしない”」
美兎「重い!!」
康二「愛やな」
(少しだけ静かになって)
美兎「でも…みんながそんな真剣なの。」
美兎「ちょっと…嬉しい៸៸᳐>⩊<៸៸᳐」
(この一言で)
〜心の声〜 SnowMan全員
やばい、無理。めっちゃ無理。可愛すぎて死にそう。大好きすぎる
END
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