⚠️とぷふぉ二次創作⚠️
⚠️びーえる要素あり⚠️
⚠️🐈⬛×🐮⚠️
⚠️苦手な方、地雷さんはUターン⚠️
「」…うっしー
[]…メッセージ内のうっしー
〚〛…メッセージ内のとぷふぉメンバー
レト〚皆で水族館いこうよ!〛
そうメッセージが来たのは2週間ほど前。
キヨ〚別にいいけど、なんで急に?w〛
レト〚行きたくなったから!〛
ガチ〚俺はいいよーいつ行く?〛
[俺も大丈夫だよ]
“皆で遊びにいくなんて久々だし、楽しみだなぁ。”
なーんて、そのときの俺は馬鹿な考えを抱いていた。
「…はぁ、」
誰にも聞こえないような小さな声でため息をつく。
俺は今、TOP4の皆で水族館に来ている。
正確には、水族館を一通り周ったあと、お昼を食べにファミレスに来ている。
キヨ『で!その後の展開がさ〜!』
レト『そうそう!!ブワァって鳥肌立ったよね!』
キヨ『それな!?』
キヨとレトルトで俺の知らないゲームの話をしている。
ガチ『盛り上がってるねぇ…』
「そうだね、」
ガチ『2人とも〜そろそろ食べるもの決めろ〜』
キヨ『ごめん!今決めるわ!』
キヨ『!』
キヨ『俺ここ来たら絶対これ食べるんよね〜!』
…!
キヨがメニューのとある料理を指差しながら話した。
俺と同じだ!
「俺もそれs」
レト『あ~!俺もそれめっちゃ好き!』
キヨ『だよね!?』
「………はぁ」
わざとじゃない。キヨはわざとやった訳じゃない。
ガチ『〜〜?』
そうだよ。あの優しいキヨの事だから。
ガチ『〜?』
俺の声が小さくて聞こえなかっただけ。
ガチ『うっしー?』
「ぁ…え、」
「ごめん…」
ガチ『いや、俺は全然大丈夫なんだけど、』
ガチ『食べるもの決めた?』
「えっと…」
何も食べる気が起きない。
「…これ、…でいいかな」
ガチ『それだけでいいの?デザートに甘いものもあるよ?』
「ううん、今日は…いいや。」
「お腹空いてないから」
ガチ『そっか。』
ガチ『2人は決まったー?』
ガッチさんには気を遣わせちゃって申し訳無いなぁ…
お昼を食べ終わったあとも、キヨとレトルトに対する気持ちは変わらなかった。
キヨ『俺このキャラ好きだわ〜』
レト『俺も!』
キヨ『まじ!?やっぱレトさんとはめっちゃ気が合うわ〜w』
キヨ『うっしーは?』
「…ッえ?」
レト『この中でどのキャラが好きかって話してたんだけど〜』
「俺は…これかな」
そう言って、キヨとレトルトが好きなキャラを指差す。
キヨ『だよな!?』
俺には、気が合うとか言ってくれないんだ、
「……はぁ…」
本日何回目かのため息。
今日はもう疲れたなぁ…
「はぁっ…」
家に入った途端、玄関の床にドカッと座り込む。
なんだか、心が折れたっていうか、
「あぁ、そうなんだな」っていう絶望っていうか、
そんな風に無気力になった感じがする。
俺は正直、キヨとはめっちゃ仲が良いと思っていた。
でも、前から薄々気付いていたけれど、やっぱり違った。
キヨは、レトルトの方が好きなんだ。
いや、レトルトが好きなんだ。
そう、ぐるぐると考えている内に鼻の奥がツンとしてきた。
上を向いてぐっと涙を堪える。
……ッ
…気分転換に編集でもしよう
そう思ってパソコンの方に目を向けると、
海をそのまま詰め込んだような、淡いブルーの箱が目に入った。
キヨの為に買ったネックレス。
「もう、こんなの……いらないッッ!!」
ベッドに投げた青い箱は、思いっきり力を入れたにも関わらず
ぼすっ
と小さな音をたてて布団に沈んだ。
それを見つめてる内に、ぼたぼたと涙が溢れてきた。
「ッ…うぅ…ヒグッう…ぅ…ッッ」
わかってる。わかってるんだ。
キヨとレトルトがきっと両思いで、きっとお互いを愛しあっているということも。
俺の恋なんか叶わないことも。
この思いは捨てて、恋愛なんかやめた方が楽だってことも。
でも、
でも
キヨが何か言う度に
表情を変える度に
俺の目にキヨの姿が入る度に
捨てたはずの感情が蘇ってきて、
愛おしく感じて。
だから、
ねぇ、
キヨ。
貴方のことを好きでいていいですか?
コメント
8件
何故かくろわっ🥐様の ここのシリーズ?の 途中から途中まで見てなかった…(?) なんでやねん。゚(゚´Д`゚)゚。 全部いい話でした(*´∀`*)
え、待って待って!この話今の自分なんだけど!これ偶然?すご、なんか今までの中で一番わかる気がする
今のうちじゃねぇかぁぁ。、あ、すみません.ᐟ.ᐟ 神作品ありがとうございます.ᐟ.ᐟ涙流しました……