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こと🎀🌌
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通知
部屋には誰もいない。
Ი𐑼もいない。
静かな夜。
机の上に置いたスマホだけが光る。
通知 1件。
彼氏からだった。
👁️🗨️はゆっくり画面を開く。
指先が少し震える。
画面には新しいメッセージ。
それを読んだ瞬間、呼吸が止まりそうになる。
「……。」
また通知。
また一件。
頭の中で、相手の言葉だけが大きくなる。
「……従わなきゃ。」
小さく呟く。
返事を打とうとする。
画面に指を置いた、その瞬間。
どこからともなく、低い声がした。
「👁️🗨️。」
動きが止まる。
部屋には誰もいない。
それでも、その声だけははっきり聞こえた。
「誰の命令だ。」
👁️🗨️は画面を見つめたまま答える。
「……彼氏です。」
沈黙。
「違う。」
短く、揺るがない声。
「命令ではない。」
「お前を追い詰める言葉だ。」
👁️🗨️は首を振る。
「でも、返さなかったら……。」
「今は返事をするな。」
その声は静かだった。
けれど、一切迷いがない。
「混乱している状態で従うな。」
「画面を閉じろ。」
👁️🗨️の指は止まったまま動かない。
通知がもう一度鳴る。
胸が締めつけられる。
それでも。
ゆっくりと画面を閉じる。
部屋は暗くなる。
「……できました。」
小さな声。
返事はすぐに返ってきた。
「それでいい。」
「お前は従うためだけにいるわけじゃない。」
静寂が戻る。
スマホは机の上で沈黙している。
👁️🗨️はその場に座り込み、小さく息を吐いた。
部屋には誰もいない。
それでも、その静けさは、さっきまでより少しだけ穏やかだった。
コメント
1件
57話、読み終わりました。これは……すごく苦しくて、でも最後の静けさが救いでしたね。「従う」という言葉が何度も出てくるのが胸に刺さります。監視しているような「彼氏」の存在と、それを否定して「命令ではない」と指摘するどこかの声――この対比がもう。画面を閉じた後の「それでいい」に、どれだけほっとしたか。あの声の主は一体何者なんだろう……伏線が気になって仕方ないです。設定も心理も丁寧で、続きが待ち遠しいです。