テラーノベル
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cisyp
軍パロ、バッドエンドです
ご本人様には一切関係ありません。
ワンクッション
赤いフェンスと君
訓練場の端、夕日が基地のフェンスを赤く染めていた。
模擬戦が終わり夕日を眺めている君を見つけた。
ciはsypを呼び止めた。制服の襟が少し乱れていて指先が震えていた。sypが振り返る。ヘルメットを外した髪が風に揺れている。
syp「どしたん?ci」
ci「sypのことが好き」
ci「恋愛的に」
一瞬の静寂。
syp「……え」
sypは少し目を見開いて固まる
それからゆっくりと微笑む。1歩近づいて、ciの胸にそっと額を押し付けた。服越しに伝わる体温が熱い。
syp「おれも、」
あの日から4ヶ月近く経った。
ci「おはよ、syp」
syp「おはようci」
ci「sypご飯それしか食べないのー?」
syp「うん」
ci「もっと食えよー」
ciが椅子の下でsypに手を被せる。
kn「おはよー大先生!sypくんにciも」
sypは慌てて手を引いた。
syp「先輩、朝からうるさいっすよ」
kn「朝つってももう訓練始まるぞ?」
ut「え!?」
syp「ほんまや!?」
ci「大先生もsypも気づいてなかったん」
そう言って少し笑う。
sypも大先生も珈琲を一気に飲み干した。
後ろで見ていたrbが口を挟む。
rb「もうすぐA国と戦争だろー?気ぃ引き締めろや!」
ut「ごめんて」
深夜、今日の見回りの当番はsypとciの2人だった。
二人きりになった瞬間、ciがsypの頰に軽くキスをした。
ci「これで明日も頑張れる」
sypは頬を赤らめる
syp「大好きだよ、ci」
ci「明後日やなー、A国が攻めてくるの」
syp「あの弱さでW国に勝てるの思ってんのかな?あほやなー」
ci「ほんまに」
ci「終わったらどっかいこうよ」
syp「ええなそれ」
syp「おれ海行きたい」
ci「海かー!いこいこ」
syp「うん、たのしみ」
星の下で、二人は少しの間、言葉を交わさずに寄り添った。
来たる戦争の日。
前衛のsyp、zm、shoが戦場を荒らし回る。
開戦早々、A国の戦況は絶望的だった。爆音と煙が辺りを覆い、W国の優勢は誰の目にも明らかだった。
sho「相手のセキュリティの解析終わったって!俺とzmで突っ込む」
あと一歩、という所。もう終わったも同然の戦争。
A国の優秀な幹部のひとりが前衛の間を切り抜けてciを狙い一直線に走り抜けていく。
救護班兼戦闘員だった彼は目立つ服を着ていたからかりやすかったのだろう。
mb「お前だけでも死ね!!」
首を目掛けて投げられたナイフ。
ci「あッ……」
syp「ci!!!!」
避けられない____________
思わず目をつむるがなかなか痛みを感じない。
え、おれ、もう死んだ……
目を開けたら地獄が有るのか、恐怖混じりに目を開ける。
そこには
頭にナイフを突き刺し髪を真っ赤に染めたsypが居た
ci「syp!syp!!嫌だ死なないで!」
syp「ci……無事?」
syp「はやく、相手に、とどめを、」
ハッとして急いでsypが切りつけた相手にとどめを刺す。
救護班だったciは、すぐにsypの傷口に手を当てる。血が止まらない。
頭部の損傷は深刻だ。
ci「だれか!!だれかemさん呼んできて!」
ci「君sypの部下だよね!?運ぶの手伝って!!」
悲鳴に近い声でciが叫ぶ。
syp「ciが、生きててよかった……」
ci「寝ないで!syp!寝たら死んじゃう!!」
ci「syp!!!!! 」
絶叫を横に、彼は静かに目を閉じた。
tn「出来ることはemさんがやった、けど多分」
ci「嫌や!sypが助かる方法もあるんやろ!?」
kn「薬がないんやろ?」
tn「そうや、敵のナイフに塗られていた毒は特殊なもので専用の解毒剤が必要で」
ci「ならおれがそれを買ってくる!」
分かっている
それがすぐ手に入るものならとっくにsypは助かっている。
em「それが今は国外でも出回ってないんです」
苦い顔をしてtnが言う
tn「多分、sypはもう、」
ciは医務室のドアを蹴り開けて駆け出す。
これ以上聞きたくなかった。
嫌だ
sypが死ぬ? そんなの考えられない
sypの目が開かない世界はなんの色もなかった。
あれから2日が経った
ciの部屋をノックするだれかが居た
ut「ci、入るで」
ut「ここ2日何も食べとらんやろ」
ut「ちょっとでいいから飯食えや」
ci「……sypは」
ut「まだ生きてる」
まだ。
ci「sypだって、食べてない」
ut「お前が元気に過ごすこと、誰よりも望んでるはずや!!」
ut「sypのことを考えるならどれだけ辛くても耐えろ」
ut「飯、行くぞ」
半ば引きずられながら二人で食堂に行く。
途中、knの部下たちとすれ違った。
「sypさんの様態悪化してるって」
「俺あの時sypさんに助けてもらったのに……」
歯を食いしばる。
sypは死んでない、まだ死んでない
「持って今日の夕方までだろうって。」
いやだ、また前みたいに笑ってよ、海行くって約束したじゃん
utがciに心配の目を向ける
ci「大丈夫です、飯食ったら俺は戻るんで……」
ut「そっか」
ut「ci」
ut「変な事考えるなよ」
ci「ぁッ……」
もう誰も失いたくない…掠れた声でそう続ける。
大先生は、俺の考えていたことに気づいて_______
部屋に戻ってもよからぬ事ばかり想像してしまう
あの出血量、毒の塗られたナイフ。
彼が目を覚ますのを祈るのが普通なんだろうけど、sypも人だ。しかもあんなに細い
どうしてもあれで目を覚ますイメージが湧かなかった。
ci「もっと飯食っとけよ…」
丸2日寝れていないからか、判断力が鈍っているのは明らかだ。
ねえ、今死ねばsypと同じところに行ける?
sypも、地獄にいくんでしょ
戦闘用の銃を手に訓練所に向かう。
愚かなことだと、分かっている。
sypが自分の命と引き換えに守ってくれた命を自分の手で捨てるんだ
あまりにも愚かな自分が許せない。でもどうしてもsypと同じ場所に居たかった。
“依存”
ごめんねsyp。ごめんなさい大先生、みんな
本当に愚かで
最低。
パン!!
発砲音が鳴り響く。
syp「はッ……」
大きな音がしたような
kn「syp!!!!!!!!」
syp「knさ、ゴホッ」
em「目が、覚めた、生きてる……」
そうか、俺……
syp「ciは、ciは無事!?」
kn「無事だったよ」
kn「お前はまず自分の心配しろや」
em「そうですよ、というか国内はおろか、国外でも手に入らない解毒剤をknさんが手に入れてくれたんです」
em「まずはknさんにお礼を言ってください」
syp「先輩……どうやって」
kn「大変だったんだぞ?お陰でおれの貯金は空や」
kn「sypくんが、生きててくれてよかった……」
目元を隠して、震えた声でそう言われた。
syp「ありがとう、ございます、本当に…」
syp「お金は必ず返します、本当にありがとうございます、部長」
kn「金はいい、というかお前には無理や」
途端にsypの顔が青くなる。
syp「でっ、でも、とにかくいつか必ず返します」
kn「ええんや、大事な後輩が無事でよかった」
kn「ciが魂が抜けたようにもう何も出来なくってさ、早く働くように言ってきてくんねぇか」
syp「歩いて大丈夫なんですか?」
em「幸い損傷は頭部だけみたいです。knさんが持ってきてくれた薬がよく効いているので歩くくらいなら大丈夫だと思いますよ」
syp「……!じゃあ、お言葉に甘えて行ってきます」
syp「すぐ戻ってきますね!」
em「じゃあ私達は幹部の皆さんを呼んできますね」
kn「俺はrbに伝えに行く」
syp「はい!よろしくお願いします!」
ciの部屋に行く。
ガチャ、扉を開けるも部屋は暗くciは居ない
他に心当たりがある場所と言ったら……
syp「訓練場か、海?」
早足で訓練場に向かう
syp「ci寝てる?」
逆光でよく見えないが横たわった彼らしい人物の方に向かう。
syp「ci…?」
訓練場の端、君の血が基地のフェンスを赤く染めていた。
end
こんばんは、れのです
前回の作品から1ヶ月弱かな?今回は早めに投稿できました!
作品どうでしたか?アドバイス、コメント等頂けたら励みになります!♡めちゃうれしいです
NEXT▶500♡
行かなくてもいつか書くと思います
コメント
2件
初コメ失礼しますぅ… 更新来た!と思ったらci…え、ものすんごく最高でものすんごく辛いんすけど、助けて下さい