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コメント
2件
久々の短編だぁぁぁ!めちゃくちゃ嬉しいです!そのまま2人で…みたいなのもいいですね
ああ、このお話……胸がぎゅっとなりました。雨のノイズと頭の中のノイズが重なる冒頭から、もう息が詰まるようでした。特に、「優しさがどんどん私をしんどくさせる」という一文、すごく刺さりました。愛されるほどに自分を許せなくなる感覚って、言葉にしづらいのに、本当にその通りだなって。さもくんが「子供でもなんでもいい」って言いながら離さないところ、あの強さに泣きそうになりました。続き、気になります……お互いがお互いをどう救っていくのか、読みたいです。
ジメッとした嫌な空気で目を覚ます。無情にも扇風機では事足りず、エアコンをつけるには暑くもない逃げ場のない暑さが嫌という程まとわりつく。
時計はずっとカチカチと唯一この部屋で音を立てて止まることのない時を刻んでいる。
時刻は午前三時半を示していた。
横で私のことを抱きしめながら寝ているさもくんを起こさないように起き上がる。
立ち上がった瞬間すぐにわかった。
足下がフラついている。
私にとっては眠いとか以前の問題だった。
ダメだやつだなって。
何ヶ月に1回か。
こういう日がある。
なるたけ頭の中から思考という思考を切り捨てて少し空いているカーテンの隙間からそっと窓を覗いた。
ザーッと音をたてながら雨が降っている。
まるで頭の中のノイズと一緒みたいに。
今日こそは、、、、
さもくんに気づかれないように音をたてないでベランダまでてる。
暗くどんよりと空を覆っている雲は晴れるところ知らずだった。
きっと私の心だって同じだ。
最近はずっとさもくんにもメンバーにも迷惑をかけっぱなしだった。
前にせっかく改善したのに全ては白紙。
結果として何も残らない。
きっと私は迷惑だ。
存在しちゃいけない。
だから。
今日こそは。
今日こそはここを飛び降りる。
私だってしんどいんだ。
この生殺しの世界が。
別にさもくんが、おどみんメンバーが悪かったんじゃない。
どうすることもできないわたしが悪い。
けどみんなはそれをわかってるから特段変なふうに怒ったりとかはしない。
優しいのだ。
でもその優しさがどんどん私をしんどくさせる。
その度に死にたくなる。
おどみんメンバーと出会って、さもくんと付き合って。
私は変れたと思った。
けど違う。
逆に失うのが怖くなった。
失うのが嫌だから自分から消えようとしてるのだ。
、、
今日は雨で濡れてるから滑って落ちれるかもな。
そのまま手をかけた時だった
ぎゅっと腰に腕を回される。
わかってる。
そんなことしてくれるのは1人しかいないって。
「さもくん、、、離して、、、」
「やだ、、、離したらべるいっちゃうもん、、、」
「子供じゃないんだから、、、」
「これでべるいなくならないなら子供でもなんでもいい」
そう言い切る彼の力は強かった
「ごめん。最近しんどくさせてた?気づかなくてごめん、、でも、、、でも、、、わがままなことなのはわかってるけど、、、行かないで、、、俺べるいないと、、、」
ぎゅっと抱きしめ返す。
ほんとに迷惑なのはわかってる。
わかってるけどこの時間が確実に私だけを見てくれてるのが分かって好きだった。
愛されてるって。
止めようとしてくれるほど大切な存在にされてて。
わたしがいてもいいって言ってくれて自分を認めることができるから。
しばらく沈黙のまま動けなくて二人で雨に濡れていた。
でも嬉しかった。
このまま二人で、、、
なんてね。