再開記念東京ドームライブ。グループ名は「POLARIS」。すべての戦いを経て、タクトはついに異世界の問題を解決し、彼の仲間たちと共に新たな一歩を踏み出す。それは、ただの勝利ではなく、彼の人生の新しい章の始まりだった。
東京ドームの観客席は満席で、熱気が会場を包み込んでいる。メンバーたちは舞台裏で最後の確認をし、タクトもその中心に立っていた。彼の顔にはアイドルとしての自信が見て取れる。
「いよいよだな。」
タクトは仲間たちに向かって微笑んだ。
「うん、絶対に最高のライブにしよう!」
ミカエルが拳を握りしめる。
「スタートだ!」
リリスが力強く頷き、最後の準備を始める。
そして、ライブが始まる。その瞬間、会場の照明が一気に暗くなり、観客の期待が膨らむ。ステージに巨大なスクリーンが映し出され、そこには「POLARIS」のロゴが輝いている。
グループ名「POLARIS」は、タクトのリーダーシップの下、数々の試練を乗り越えた仲間たちが一丸となって作り上げたアイドルグループ。彼らのテーマは、希望と強さ、そして未来への信念だった。
『Shining Star』
【1番】
夜空に浮かぶ星たち
その輝きは僕たちの証
すべてを超えて見つけた
自分の場所 ここにいる
手を伸ばせば届きそうな
僕らは一つ 繋がる星
未来を信じて 進んでいこう
君と一緒に 歩んで行こう
どんな闇も 越えて行ける
今、心をひとつにして
POLARIS 輝き続ける
不安も恐れも抱えながら
でも恐れずに 踏み出すんだ
どんな時も 僕らの歌が
希望を照らし 道を作る
高く舞い上がる鳥のように
自由に羽ばたいて
もう迷わない どんな風でも
あの日の誓いを胸に抱いて
君と一緒に 歩んで行こう
どんな闇も 越えて行ける
今、心をひとつにして
POLARIS 輝き続ける
星のように いつまでも
光り輝け POLARIS
曲が終わると、会場は一瞬の静寂に包まれる。だが、それも束の間、観客からの歓声が巻き起こり、ドームが一体となる。タクトはリーダーとして、メンバーたちと共に手を高く掲げて、最後の一歩を踏み出した。
「これが、僕たちの新世界だ。」
タクトは静かに呟き、彼の目に映るのは、未来への希望に満ちた観客たちだった。
「ありがとう、みんな。」
その言葉とともに、タクトは深く一礼する。